勝たなくちゃいけない試合と技術的に上達させる試合は違う【目的意識はしっかり持とう】

上達するためには、ただ試合で勝てればいいってわけじゃないんですよ。

まあ全部勝てるほど強くなっちゃったら負ける必要がないかもしれませんが、100%勝てる人なんていないですからね。

いけるところまで強くなりたいという方は、このままお付き合いください。

目次

勝つことにこだわると技術力は成長しない

試合に勝つことは良いことだし、すごく大切なことだから悪いことではありません。

でも技術力を求めるなら、それが裏目になってしまうこともあります。

勝つことにこだわる時ってどんな行動をしますか?

人によってさまざまだし、パッと出てこない人もいると思います。

まず大事な場面って緊張しますよね。大雑把にわけると2つになります。

  • 緊張して固くなるから、とにかくミスしないようにつなぐ
  • 緊張する場面だからこそ、自分のテニスを貫く

あなたはどっち寄りになりましたか?

8割の方は前者じゃないかと思います。

正直言うと後者は1割もいません。残りの1割強は自分のテニスを貫くというよりは目標なくやりたいように打っているだけ。

でも、緊張感ある場面で打ち続けられるという意味では後者になりますよね。

とにかくミスしないテニスは技術力向上は止まる

とにかくミスしないテニスって細かく言うとどのような状態だと思いますか?

ミスしないテニスを一言で言うとレベルによって答えは全く違くなるのですが、上級者抜きにして考えてください。

  • コースを狙わないで拾い続ける
  • スイングが中途半端で当てるだけ

ほとんどはこんな感じですよね。

この状態はあまりよくありません。初級者レベルだったら↑の2つができることは素晴らしいことですが、強くなろうと思うならやってはいけないんです。

今この試合に勝たなくちゃいけないという場合には消去法として使っても悪くはありません。

ただ、どの考えも技術面から見たら消極的ですよね?

消極的なままのプレーを続けていると相手にとっては何のプレッシャーにもならないため、試合で勝てる確率はどんどん下がっていきます。

相手がうまければうまいほど消極的なプレーは無意味ですからね。相手のレベルがそこまで高くなくても冷静に考えられたら試合後半では致命的になります。

戦術から『積極性』という言葉1つがなくなるだけ、思ったよりも相手からしたらやりやすくなってしまうんですよ。

相手が強いストロークを打ってこないとわかったらどうしますか?

ポジションを上げる、ボールが弱いから強く打てる、アプローチショットもない、ことは容易にわかりますよね。

つまり自分がやることは相手によってやらされることになり、後手後手の展開になってしまうということです。

少し戦術面の話も入りましたが、『積極性』がなくなるだけでポイントを取りに行ける技術と、常に主導権を握れる戦術の2つを捨てることになっているんです。

これで上達しているか?と聞かれたら、ビビって逃げてポイントを取っただけとしか言えないでしょう。

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自分のテニスは試合の中でしか育たない

さて、勝つことにだけ集中すると自分のテニスが成長しないことがわかりました。

強くなっていくうえで重要なのは自分のプレースタイルを見つけること。メインとなる戦術を強化していくことは他の戦術を使うために役に立ちます。

オールラウンドプレーヤーというのは全部できるという意味ですが、それは自分の武器をうまく使っているプレーにすぎません。

そして自分のプレースタイルを磨くには試合で試していくしかない方法がないのです。

練習試合と試合では全くの別物で、公式戦で試すしかないんですよね。

相手の戦術は対戦相手によって変わるため、自分がやりたいプレーは簡単にさせてもらえません。

だからと言って相手に合わせたその場限りのプレーをしていてもだめですよね。応用力は育ちますが。

自分のテニスができない中で、如何にして自分のプレーを工夫させてポイントを取るかというのがカギになります。

まとめてしまうと、『自分のプレースタイルの経験値を上げろ』ということです。

これのレベルが上がってくれば、プレースタイル外のプレーも自然とレベルアップしてくるため、かなり強い武器に変わってくるでしょう。

そのため技術力の向上は、公式戦でしか不可能というところなんですね。

自分のプレーを明確にして貫いた場合の負けは全然OKで、試合に対する反省点とする必要がなく、むしろ緊張する中で頑張れたことを褒めてあげるべきです。

トッププロの選手でも、何か変化させようとしている時には、自分のものにするために負け試合が続くこともあります。

それを続けたときには自分の大きな武器になっているでしょう。

ここ最近だとナダルが1度低迷しましたが、ストロークをスピンだけじゃなくて威力も追加して戻ってきました。

一流の選手ですら自分のものにするために試合を犠牲にするため、勝ち負けだけじゃなくて内容を見ることがとても重要なんです。

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勝つための戦術とメンタルは試合に勝つことが必要

ここからは試合で勝つことの重要性について説明していきます。

勝つことは嬉しいことなので、テニスのモチベーション作りにも必要なことです。

戦術でポイントを取れることを知っていく

自分のプレーに集中しすぎると相手のことが見えなくなって、

  • なんで今のプレーでポイントが取られたのか?
  • どうしてポイントがうまく取れないのか?

という2つのことが起こります。多くの方が経験済みですが、そこまで考えが回ってないことが現実です。

これも強くなるためには必須なんですよね。

強いショットがなくても相手のポジションを見てコースを決めたり、逆を突くプレー、相手のクセを見抜くなどをすればポイントは簡単にとることができます。

こんなことしなくても自分のテニスの経験値が高まれば、展開に関係なくポイントは取れます。

ただ、自分と同じかそれより強い相手と対戦するときは、戦術を使わなくてはポイントできない場面がたくさんあります。

その時に備えて、「どうしたらポイントできるのか」というのを考えて試合をするのも戦術を磨くうえで必要なんですよね。

そして何より重要なことは、試合全体を客観的に見れるようになることで、試合の流れとかを冷静に見抜くことができます。

これは『試合勝つ=ポイントを取る方法を積み重ねていく』しか方法はないため、試合で勝つことはとても重要なことです。

強いメンタルにするには勝ちを積み重ねるしかない

強いメンタルは誰もが目指してる場所というか欲しいものですよね。

メンタルを強化するには公式戦での経験を積み重ねて、いろんな状況を味わうことが何よりも近道です。

自分の予想外のことをされると後手に回るため、気持ちよく試合を進めていけません。それに焦ってしまうことも多いでしょう。

対戦相手は自分を強くしてくれるもので、メンタルを強く持つためには後手に回った時でも冷静でいることが大切です。

いろんな相手と戦うことは強いメンタルにしていく過程で必要なことです。

そして、試合で勝つことは何より自信になりますよね。勝ち=実力の証明ですから。

公式戦にでればいろんな相手と試合ができ、どんな相手だとしても勝ちきれる能力というのは簡単に身につくものじゃありません。

だからこそ苦しい試合でもしっかりと勝つことができるテニスをして、自信をつけていくことが強いメンタルを作る上では最重要だと覚えておいてください。

勝ちにいく試合と挑戦しに行く試合を作ることが重要

  • 勝つことで得られること
  • 負けてもいいから経験値を優先すること

試合ではたくさんのことが得られます。

しかし、目的によっては試合で得られるものが違います。

目的をしっかりと明確することは、それを得るために試合に挑むことが重要になるため、負ける試合があっていいんですよ。

まあこのバランスは人によって成長度が違うから、どちらに比重をおくかは自分しかわかりません。

成長するために挑戦して勝てれば一石二鳥なのですが、なかなかそうはいかないものなので、この2つの目的意識をしっかり持って試合に挑んでみてください。

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ぼぶ
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こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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