WILSON ウルトラツアー95CVのレビュー・感想【評価★★★★☆】

とうとう発売したウルトラツアー95CV。

さっそく購入したのでレビューしたいと思います!

まだまだ買おうか迷っている方も多いと思いますので、ぜひ購入の参考にしてください。

目次

ウルトラツアー95CVの概要

フェイス面積:95平方インチ
レングス:27.25インチ
重さ:平均309g
バランス:平均32.5cm
フレーム厚:22.0-22.0-22.0
ストリング・パターン:16×20
適正テンション:50-60p
素材:ハイパフォーマンスカーボンファイバー、BLX
グリップ:SUBLIME

今回はストリングスを錦織仕様にしました!

縦 Wilson Natural × 横 Luxiron element

完全に錦織スペックでのレビューにチャレンジ。

テンションは大会ごとに違うので、私がいつも張っている40ポンドです。

使用感

手に取った感じではバーン95CVと何も変わりませんでした。

ただ使った感じではめちゃくちゃ柔らかかったので、タッチを要求されるショット(ショートやボレー)などは最初から絶好調でしたね。

普通ラケットやガットを変更した直後ってのは、なかなか難しい部分があるじゃないですか?

それがまったくなくて、使い始めて数ヶ月経ってるんじゃないかと思うくらい感覚がいいものでした。

しかしロングでのストロークは別で、アウトインに関係なく感覚は良かったものの安定感はまったく。。

まあラケットやガットを変更した場合には普通のことなので、どっちも替えたらそりゃあ狂いますわ!

個人的な評価ですが、5段階評価で言うなら★5つです。

しかし、これはあくまでも柔らかい打球感が好きという方にとっての話でして、固い打感が好きな方にとっては合わないと思います。

私は柔らかい打感が好きなので★5つの評価でしたが、全体的に考えたら★4つといったところでしょう。

WILSONナチュラルを使ったのが初めてで、4Gを柔らかいと感じてた自分をなかったことにしたいくらい柔らかいです。

ボールが飛びすぎてしまうのが少し気になるところでしたが、まあそれも慣れでしょう。

というより柔らかい打感が好きなのに飛びすぎてしまうのだから、固い打感が好きな人が使ったらたぶん最悪な結末になるんじゃないかと思います。

錦織選手がマイルドな感覚が好きと言っていたので、それも考慮しての柔らかさなんだと思いました。

クラッシュゾーンがついただけでここまで柔らかくなるとは考えずらいので、多少は柔らかさをさらに追及したラケットになっているんじゃないかな?

フェイス面積の増大によるボールの伸びについて

バーンにウルトラのクラッシュゾーンをつけてフェイス面積が95⇒98インチになり、バウンド後の飛びを出せるとラケットの説明にありました。

打ってみた感覚ですと、ボールの初速は早い感じがしました。

バウンド後もボールが伸びているんだろうな~と相手の対応を見ていればなんとかなくはわかります。

しかし、あくまでもボールの伸びがすごいとまではいきません。

たしかにバーンと比べれば、少しボール伸びというものを打つ側として体感することはできました。

でもあくまで95インチのラケットなんですよ。

もしバウンド後のボールの伸びに強くこだわりを持つなら、フェイス面積100インチを使ったほうがボールは生きてきます。

いくらボールの伸びをプラスしたところで、100インチのパワーには勝てません。

ボールの伸びについて迷っているなら、100インチのラケットを選んだ方が無難でしょう。

どうしてもウルトラツアーが使いたい!相手に打ち勝てる伸びのあるボールが打ちたい!と思うなら、ウルトラツアーの100インチにした方が強いボールが打てます。

バーン95CVと比べて?

バーンとウルトラツアーを比べてみて思ったことは、腕へのダメージでした。

ウルトラツアーを使った後にバーンを使うと、すごく固く感じるので腕や関節が痛くなります。

それだけ柔らかいってことですね。

バーンには4Gを張っていますが、40ポンドなので打感は柔らかいです。

知り合いに使ってもらうと、9割がたアウトしてしまうセッティングになっているのですが、それよりもはるかに飛ぶので強打がしづらい感じでした。

強打をしなくてもある程度の球威を出せるというところは、ヨネックスのラケットに似ている部分があります。

フェイス面積のわりにスイートスポットが大きく作られているのが理由でしょう。

ただ、これにはデメリットがあって、ニュートラルなボールと決め球に違いを出しにくいので、決め玉がいまいちと言う感じでした。

決め球はオープンコートに「バシッ!」と決めるよりも逆をついてコントロールしてポイントを取るスタイルのがこのラケットは向いていると思います。

そのへんはバーンの方が打ちやすかったな~と。

結局柔らかすぎてボールが潰れにくいんですよね。

あとはスライスが打ちやすいと言われていましたが、バーンの方がスピードのあるスライスが打ちやすいです。

たぶんこれも同じ理由で、ボールをホールドしすぎてしまっていることで、反発力が欠けてしまっていると予想しています。

まだ打ち始めなので、細かい部分まで比べることはできませんが、ナチュラルが切れるまでは情報収集になるでしょう。

バーン95CVについては⇒ウィルソン BURN 95 CVを使った感想・レビュー

ウルトラツアー95CVのレビュー動画はこちら↓

スピン性能が下がった

ストローカーにとってスピンは結構重要なポイントだと思いますが、私自身の感想としてはスピン性能がバーンに比べて悪くなったかな?という印象です。

まだまだ使ってみないことにはわからない部分が多いのですが、コントロールがよくなってスピンが犠牲になった感じ。。

具体的に言うと、軌道が高くて速いストロークが打てなくなりました。

バーンの時は、軌道の高いストロークでもスピンをかけることができたので、グリグリのスピンでもウィナーを狙いに行けましたが、ウルトラツアーは高い軌道だとアウトしてしまいます。

錦織選手の試合を見ていると、スピンがめちゃくちゃかかっているのでスピン性能がいいように感じたのにおかしいですね。

ちょっと練習してみてわかったことは、スイングスピードの問題が大きいこと。

錦織選手はスイングスピードがめちゃくちゃ速いから、スピンがかけられるのであって、一般のプレイヤーには難しそうです。

普通の縦回転のスピンくらいなら問題なく打つことができますが、エッグボールに近いようなスピンを目指すのはレベルが高いです。

私は4Gを使っていますが、ガットとテンションを見直す必要があるかもしれません。

>>エッグボールの打ち方など詳しい説明

柔らかい打感が好きな人はウルトラツアー95CVにチャレンジ

バーンになってから、打感が好みではなくなってしまったという方は少なくありません。

打感がマイルドすぎて狙ったところに飛んでくれないんですよね。

そのため、「今回こそは使いこなしてやる」と意気込んでいても、柔らかい打感が好きな人でないと合わない確率が高いでしょう。

とにかく柔らかい打感を追及している人は、ぜひウルトラツアー95CVをおすすめします!

ウルトラツアー95CV V4.0のレビューもしているので、参考にしてみてください。

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ぼぶ
ブロガー
こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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