テニスをやっている方でも、こんな悩みを持った方が多いです。
- 背中が痛くて動かすのがつらい、、
- ひどい時には呼吸すらできないこともある、、、
呼吸ができないは言いすぎだろ~って思う方もいると思いますが、こんな症状がでているケースはすくなくありません。
私自身も経験者であり、油断しているといつでも起こります。かれこれ10年です。
体が動かせない、呼吸が苦しい、といった症状は「ぎっくり背中」の可能性が高いです。
ぎっくり背中はまだまだ認知度が低いですが、原因、治療法、予防を説明するので、いつでも対処できるようになってほしいと思います。
ぎっくり背中とテニス
ぎっくり背中とは
まずは始めに、ぎっくり背中について簡単に説明します。
ぎっくり背中とは、イメージ通りぎっくり腰の背中バージョンだと思っておきましょう。
なんの前触れもなくって言ったらおかしいですが、少し負担がかかっただけで背中が「グキッ」となってしまいます。
まさにぎっくり腰と同じような感覚ですよね。
さらに1回なってしまうと慢性化するので、常に油断ができない状態になります。
これがテニスに多くて、高齢者はもちろん若年層でも、この症状に悩まされている状況です。
ぎっくり背中について簡単に説明したところで、なぜテニスと関係が深いのか。
ぎっくり背中とテニスの深い関係
ぎっくり背中はテニス関係が深いながらも、知らないという方は多くいます。
- そもそも世間的に認知度が低い
- ぎっくり背中だと思っていない
- ぎっくり背中を知らない
- ただのケガで済ませている
こういった理由でぎっくり背中がスルーされています。
なぜぎっくり背中と関係が深いのかというと、テニスの動作そのものが背中に大きな負担をかけるからです。
サーブにストローク、ボレー、リターン、どれをとっても瞬発的に体を回転させる動作が含まれるため、背中にとっては常にダメージを受けている状態。
ストレスをかけ続けられている背中にとっては、いつ「グキッ」となってもおかしくありません。
さらに日常生活でデスクワークなどの、体を動かさないことが続いていると、筋肉が凝り固まっているため、テニスした瞬間に激痛が走るというケースになるわけです。
年齢が高くなると筋力と柔軟性が低下して発症率が高く、若いと動きがダイナミックな分負担が大きくなって発症する。
そのため、年齢に関係なくぎっくり背中になる可能性は十分にあるということなんですよね。
ぎっくり背中の原因と治療法
ぎっくり背中とテニスの関係がわかったところで、続いては原因と治療法の説明をしていきます。
ぎっくり背中の原因は背中に大きな負担がかかることなのですが、実は痛みの根本は患部にあるとは限りません。
その理由としては、患部以外の筋肉を緩めることによって、ぎっくり背中が改善するからです。
ぎっくり背中は呼吸すら難しくなるほどの激痛で、痛みが出ている部分へのアプローチはほぼできません。
しかし、患部以外の筋肉へのアプローチをすることによって、ぎっくり背中の痛みは軽減されます。
まさかと思いますけど、実際に筋肉は筋膜という全身タイツみたいなものでつながっているため、他の凝った部分を緩めると少しずつ解消していきます。
いわゆる筋膜リリースというやつですね。最近では知名度も急上昇してきました。
痛めてしまった場合の治療法は、患部をじわじわと緩める筋膜リリース。と患部とつながっている部分の筋肉を緩める。この2つしかできません。
グリグリとほぐすと逆に悪化することもあるので、優しく表面を温めるくらいな気持ちで自然な強さでほぐしていきましょう。
ぎっくり背中を予防するためにできる3つのこと
実際に痛めてしまった場合に治すことは容易ではありません。
ぎっくり腰も慢性化すると常に痛い状態が続いたり、ちょっと負荷をかけただけで激痛が走るため、かばって生活するしかないんですよね。
ぎっくり背中も同じ。荷物を運ぶ、サーブやストロークでひねるだけで激痛になります。素振りだとしても。
こうした状況になるのは最悪なので、日頃からケアすることが重要になってきます。
ケアするためにできることは3つあります。
- 筋トレ
- ストレッチ
- マッサージ
トレーニング内容も、この3つをメインに考えると、ケガのリスクが少なくなります。
ぎっくり背中のかたはもちろん、そうじゃない方も急性で起こりうることなので、日頃からケアするつもりで取り組むことをおすすめします。
1.筋トレ
まずは筋肉を強くする必要があるため、筋トレを重点的にやりましょう。
「ボディバランスがいい」、「体幹が強い」という表現はフィジカルを鍛えることで実現できます。
ぎっくり背中の幹部は背中なので、背筋がメインになります。
それと、体幹トレーニング。常に負荷をかけて、ジワジワと刺激を与えていくことで耐久性アップにつながります。
最後に応用として、ひねる動作を含まれた体幹トレーニングができるとベスト。
2.ストレッチ
運動する前と後。必ずストレッチをする習慣をつけてください。
ストレッチは筋肉の疲労を回復させることができるため、筋肉のオーバーワークを防ぐことができます。
加えて関節にもアプローチをかけることで、背筋だけが無理して使われる状況を大幅に減らすことができます。
テニスをする場合、トレーニングをする場合、は必ずストレッチをすること。
運動前は動的ストレッチ、運動後は静的ストレッチを行うことで筋肉の緊張状態を改善していきましょう。
3.マッサージ
マッサージをやってる方はなかなか少ないと思いますが、筋肉のケアとして1番重要なポイントとなります。
マッサージは筋肉自体を柔らかい状態に保ってくれる効果に期待できます。
ただ、自分で背中をマッサージするのは難しいです。強くもみほぐす必要はないので届く範囲でOK。
筋膜リリースも同じで「マッサージができる環境にない方は、フォームローラーを使って筋膜をリリースさせましょう」ということですよね。
ほんとはプロのマッサージ師、整体師に筋肉をチェックしながら、ほぐしてもらうのがいいですが、週1ですら病院代はばかになりません。
そんな方はフォームローラーを使って筋膜リリースをしてください。
もう知らないって人の方が少なくなっていますよね。
そんなに大きくなくて持ち運びも簡単なので1つ持っていると、トレーニング直後にけあすることができていいですね。
なんだかんだトリガーポイントのフォームローラーがおすすめです。
公式ページも用意しているし、使い方も部位別にわかりやすく解説してあるのが魅力的です。
「体のケアに妥協したくない」、「しっかり筋肉を緩めたい」という方はマッサージガンがおすすめ。
これはBODYPIXELさんのマッサージガンで、テレビでも紹介されたものです。
マッサージ器具なので値段はそこそこしますが、マッサージチェアなどに比べれば全然です。
ガッツリ筋肉を緩めたい方は、マッサージガンを利用してケアする方がいいでしょう。
ぎっくり背中の対処法まとめ
ぎっくり背中になってしまうと、現状できることはほぼありません。治療法も筋肉をほぐすのみ。
個人差はありますが3日~1週間くらいはなにもできないので完全なロスタイムです。
ぎっくり背中になってしまったら、患部とか左右の筋肉を触ってみて硬くなってる部分を探してマッサージしましょう。
まずはぎっくり背中にならないために予防は3つ。
- 筋肉を縮めて刺激を与える筋トレ
- 筋肉を伸ばして刺激を与えるストレッチ
- ストレスがかかって緊張し固まった筋肉をほぐすマッサージ
この3つは日ごろから確実にやっていきましょうね。
筋肉のセルフケアとして筋膜リリースは意識してみてください。
マッサージ編で登場した2つの道具も利用してみてはいかがでしょうか。
- トリガーポイントのフォームローラー
- BODYPIXELのマッサージガン
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