【テニス】フォアハンドストロークは体が開いていいの?について解説

フォアハンドを打つ時に体って開いていいの?
結構開いて打っている人多いよね?

このように思っている人は意外に多いです。

ただ、フォアハンドの練習をしている時に、「体が開きすぎ」というようなアドバイスをもらった経験はありませんか?

そのような経験から、思っていることと言われていることが違くて、頭の中がごちゃごちゃになっている人もいます。

ここでは、体の開きについて解説しているので、ぜひ悩みを解消していただけたらと思います。

目次

フォアハンドで体は開くの?開かないの?

フォアハンドの体の開きに対する結論は、開いてはいけません。

体を開いてはいけない理由

体が開いてしまうと思ったように打てなくなることが出てきます。

理由は2つです。

  • インパクトで力が入らなくなる
  • スイングが左に逃げる

インパクトで力が入らないのは、なんとなくわかりますか?

壁を押すのをイメージしてください。開いた状態とまっすぐの状態どちらが力が入りますか?

力いっぱい押すなら体はまっすぐになっていなければいけませんよね。

次に、スイングが左に逃げるについて。

体が開いてしまうとすぐにラケットが返ってしまう感じになります。

本当だったら、インパクトの後少しは前にラケットを振りたいところですが、前にスイングができなくなります。

ということでボールは弱々しくなったり、コントロールできないといった問題が発生してしまうわけです。

フォアハンドで体が開いてるとは?

フォアハンドで体が開いているとは、いったいどんなことなのかを詳しく説明していきます。

フォアハンドで体が開いているとは、頭の向きとおへその向きが関係していて、この2つが回り過ぎてしまうと体が開いているということになります。

ジョコビッチのフォアハンドを見てみましょう。

引用:テニスコーチ平野のBLOG

肩のラインだけを見てみると体が開いているように見えますが、頭の向きとおへその向きを見てみると、相手の方向に向いていて回り過ぎているわけじゃありませんよね。

そもそも体は捻ることによって閉じた状態ができ、そこから元の状態に戻るようにして捻り戻していく感じになるので、開いていくように打つことになります。

そこで、インパクトで開き過ぎてないかという部分が重要になってくるわけですね。

プロはフォアハンドで体を開いてる?

プロは体を開いて打っていますよね?という疑問もあります。

ジョコビッチを例にしてみましょう。


引用:テニス動画.jp

インパクト直前ですが、体は開いていません。

続いてはナダル。

引用:NO パパス NO ライフ

ナダルも頭の向きがしっかり残っているし、見づらいですがおへその向きも相手方向を向いています。

続いてはシナー。

引用:時事通信ニュース

頭の向きもおへその向きも相手方向を向いています。

中には体を開いてるようなケースものもあります。

しかし、それはボールに対する調整で、イレギュラーバウンドや想定外軌道で飛んできたとき、100%同じフォームで打つことは不可能ですよね。

このような時には、体を開くことでボールとの距離を合わせたり、微調整してるんだと思っていいです。

フォアハンドで体が開くように見えるのはオープンスタンスが主流も理由の1つ

プロは体を開いて打っているように見える背景には、オープンスタンスが主流になったこともあります。

オープンスタンスで打つ際には体を回転させて打つため、少し開いた状態でインパクトを迎えるときも増えてくるでしょう。

でも実際には体が開ききっているわけではありません。


引用:テニスマガジン

ナダルもジョコビッチもインパクト後になりますが、完全に体が開いてないですよね。

頭はしっかりと残っているし、おへそも回りきっていません。

テクニックで言うと、ナダルは右手、ジョコビッチは左手で体の開きをブロックしてるのがわかります。

オープンスタンスで打つ時にも、このように非利き手側を使ってあげることで、体の開きはブロックすることができ、インパクトで力が入るようになります。

フォアハンドで体の開きを抑える方法

体の開きを抑える方法は3つあります。

  • 顔を打点に残す
  • 左手を使って体の回りすぎをブロック
  • 左足を上げて股関節でブロック

顔を打点に残す

頭の向きが大事と言ってきましたが、テクニックとしては顔を打点に残すことです。

顔を残すコツは、打点を見るようにスイングすることで、顔の向きが打点の方向を抜くので、それ以上は体が回らないようになります。

もし、おへそが回り過ぎてしまっても、顔が打点に残っていることで、インパクトで力が入りやすくなるため、しっかりパワーを伝えることができます。

左手を使って体の回りすぎをブロック

左手を使うことで左手が邪魔になり、体がそれ以上回らなくなります。

左手を使うコツは、まずは左手でラケットをキャッチできるように準備しときましょう。

そうすることで、左の位置が残るようになるので体の回転をブロックすることができます。

左足を上げて股関節でブロック

左足を高く上げることでも体の回転をブロックすることができます。

もも上げみたいな感じで、股関節が締まるように足を上げると、おへその向きも回転し過ぎないので、インパクトで力が入るようになります。

さらに左足を上げるとスイングのバランスが良くなるので、鋭いスイングにもつながります。

まとめ|フォアハンドで体は開いていけない

フォアハンドを打つ時には体が開かないようにしましょう。

もし開きすぎてしまう場合には、

  • 顔を打点に残す
  • 左手を使って体の回りすぎをブロック
  • 左足を上げて股関節でブロック

インパクトで力が入るようになれば、ショットの再現性は高くなり、ボールにも勢いが出てくるはずです。

安定したフォアハンドにするためには、体が開きすぎるのは良くないので、ぜひ一つずつ習得して体が回り過ぎないようにしていきましょう。

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ぼぶ
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こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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