「フォアハンドを強くしたい」と考えるときに、テイクバックを大きくすればいいと思ってませんか?
それでも大きなパワーを出すことができますが、パワーロスも大きいです。
しかも常に走らされることを考えると、大きく構えるのは難しいですよね。
実はテイクバックはコンパクトでも十分にパワーは出るし、なにかと効率がいいことばかり。
そんなわけで、フォアハンドのテイクバックをコンパクトにするメリットから、コツ、失敗例について解説していきます。
フォアハンドのテイクバックをコンパクトにするメリット
テイクバックをコンパクトにするメリットは結構あるんですけど、とくに重要であるメリットを3つ紹介します。
- 振り遅れを防げる
- パワーロスがなくなる
- 下半身のパワーを使えるきっかけになる
この3つは誰にでも共通するメリットで、とくに力に自信がないという方にこそ試してほしいです。
それでは1つずつ説明していきます。
振り遅れを防げる
振り遅れ防止と言ったら、テイクバックをコンパクトにする。イコールみたいな関係ですよね。
ちょっと考えれば誰でもわかりそうなメリットだと思います。
でも実際にボールを打つとなると、なかなかコンパクトにできなくて振り遅れてるケースは多くあります。
振り遅れを防げれば、ダブルスでのストロークがいきてくるはず。
反応とかいろんな要素が関わってくきますが、振り遅れるならコンパクトにすれば解決するので、このメリットは大きいですよね。
パワーロスがなくなる
意外かもしれませんが、コンパクトにしたからと言ってパワーが弱くなるということもありません。
むしろコンパクトにして、無駄がそぎ落とされた分、強くなることだってあります。
パワーロスは力が無駄になるだけならいいですが、大きく振り回すことになるため、体力も消耗しやくなります。
スイングでエネルギー消耗が少なくなるのは、体力面で後半戦でのレベルダウンの恐れも少なくなるって考えるといいですよね。
パワーロスをなくすためにコンパクトにするって考え方もアリだと思います。
下半身のパワーを使えるきっかけになる
下半身のパワーはすごく強いんですけど、使えてない人って結構多いです。
そんな人にコンパクトなスイングにしてもらうと、ボールが全然飛ばなくなっちゃうんですよね。
それは下半身が使えていない証拠で、コンパクトなテイクバックで飛ばすためには下半身をうまく使うしかありません。
ということで、下半身を使えるようにするためのきっかけになります。
このメリットも大きいですよね。運動連鎖がうまくなります。
フォアハンドのテイクバックをコンパクトにするコツ
フォアハンドは自由にカスタマイズできるショットだからこそ、テイクバックも人それぞれに違いができやすいです。
ただ、カスタマイズしやすいからこそ、意識しだいではコンパクトにもしやすいってことです。
フォアハンドのテイクバックをコンパクトにするコツは3つ。
- 左手でラケットを引く
- 体の回転だけで打つ練習をする
- スタンスを広くする
この3つのコツは体幹で打つポイントと似ています。
最終形態は結局同じところに行きつくんですよね。
では、テイクバックをコンパクトにするコツについて説明していきます。
左手でラケットを引く
左手でラケットを引くというのは、ラケットのシャフト部分を支えるってことです。
テイクバックをコンパクトにする一番の方法じゃないかと思います。
「左手が届く範囲までしか引かない」ってのがポイントですね。
左手が離れた時点でテイクバックを終えることができれば、ちゃんとコンパクトになっているはずです。
体の回転だけで打つ練習をする
体の回転を使って打てるようになると、ボールがよく飛んでくれるしスピンもかかるようになります。
それがわかるようになると、テイクバックをコンパクトにしても大丈夫と自信がついてくるので、取り組みやすくなります。
コンパクトにするコツというよりは、コンパクトにしても平気という安心感を得るためにすることですね。
体の回転でボールを飛ばすことができるようになれば、飛ばない不安とかテイクバックの改善といった迷いが少なくすることができます。
[keni-linkcard url=”https://tennis-bob.com/tennis-stroke-up/”]スタンスを広くする
スタンスを広くすることもコンパクトにするための1つの方法です。
スタンスを広くすることで、股関節が入るようになって、体をひねりやすくなります。
結果、テイクバックをコンパクトにしても、ボールをしっかり飛ばせるよってことですね。
これもコンパクトにするコツというよりは、コンパクトにした時にボールが飛ばない悩みを改善するための方法です。
体がうまく回らない=テイクバックをコンパクトにできない
これはイコールの関係にあると思っていてください。
テイクバックをコンパクトにした時におこる失敗例
「コンパクトにしようとしているにうまくいかない!」って方が中にはいます。
そんな人は、以下のミスを犯してる可能性があります。
- 肘が体に近すぎる
- 二度引きしない
- 力が足りない分を腕の力に頼る
どうですか?
「あ、これやってるわ~」ってのありました?
なんでこれがミスなのか説明します。
肘が体に近すぎる
コンパクトにすると言っても、ひじが体に近すぎるとボールは飛びません。
単純に遠心力が弱くなりますよね。ひじは体から離れていた方がスイングは大きくなります。
コンパクトにしてボールが飛ばないのに、さらにボールが飛ばないことをしていたら、他の部分ではカバーできません。
ジョコビッチを見てみましょう。
引用:テニス映像館
ひじが体から離れていますよね。
こんな感じでひじを離すだけでパワー不足を解消できるんで、ぜひやっていきましょう。
[keni-linkcard url=”https://tennis-bob.com/tennis-forehand-6/”]二度引きしない
二度引きもよくある失敗例です。
体をひねってテイクバック完了。でいいものを、さらに腕でもう一回引いてしまう。
コンパクトにはなっているかもしれませんが、二回引くことによって振り遅れの原因にもなります。
体だけで引くテイクバックだと振りにくいと思う方もいるので、少しくらい腕を引くくらいならOK です。
問題なのは二回引いてしまうことなので、そこは注意して観察してみましょう。
力が足りない分を腕の力に頼る
コンパクトなテイクバックで飛ばないことが多くて、腕の力に頼って凌いでると、いつの間にか手打ちになっていたりすることがあります。
あくまで飛ばすのに必要な力は足や体幹で、腕は常にリラックスした状態を保ってください。
振り回されたり、足の力が使えない状態の時以外は、なるべく腕の力は抜くのが鉄則です。
コンパクトなテイクバックでもパワーが出るのは脱力ができているからです。
[keni-linkcard url=”https://tennis-bob.com/forehand-daturyoku-kotu/”]まとめ
フォアハンドのテイクバックはコンパクトでOK!ということで説明しました。
慣れるまではパワー不足に悩むと思いますが、練習すればどんどんパワーのある重いボールになっていくので、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
コンパクトなテイクバックから得られるメリットは以下の3つ。
- 振り遅れを防げる
- パワーロスがなくなる
- 下半身のパワーを使えるきっかけになる
すごく重要なメリットばかりなので、頑張って練習していきましょう。
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