あえて勝ちにいかないことも必要というのは少しおかしいですが、上達するためには負ける試合になってしまうこともあります。
できるなら試合には負けずに上達を目指したいところですよね。
「なぜ負けが必要なのか?」
「勝ちにいってはいけないのか?」
そんなところを『上達するために』という視点から説明していきたいと思います。
この説明に納得いかない方もいるかもしれませんが、私はこの方法で上達スピードを加速させることができたので参考までにどうぞ。
あえて試合に勝ちにいかない方法は戦術としてある
「試合に勝ちにいかないとはどういうことか?」
普通に負ける試合もありますが、どう考えたって勝てる試合もありますよね。勝てる試合にも関わらず勝てる選択肢を戦術としてとらないことを意味しています。
これだけじゃまだわからない人も多いでしょう。
ある程度のレベル(常にベスト8以上)になると、試合の流れとか勝ち方がわかってくるため、勝つための戦術をしようと思ったり自然とそのような展開に持ち込みます。
それは相手に対しての対応であって、決して自分がやりたいと思っているテニスはないですよね?
もちろん試合で勝つためには相手のしてくることに対して柔軟に対応したほうがいい結果になりやすいため、勝ちが欲しい人の普通の行動になります。
しかし、相手のレベルが高すぎたら、柔軟も何も対応はできなくなるでしょう。
このような時に、自分のテニスというのを確立させておく必要があります。
自分より少しでも強い相手と戦うときはなかなかうまくいかないもので、自分のテニスをしてもうまく対応するにしても勝てる確率は低いと言えるでしょう。
だからこそ自分と同じかそれよりも少しレベルが低い相手と戦うときには、勝ち負けに関わらず自分のテニスを作ることに徹する戦術を取ることが必要になります。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]武器は試合中にしか習得できない
自分にはどんな戦術ができて、何が得意か、それは試合中にしか知ることができません。
なんでかというと、練習でできても試合でできるとは限らないからです。
それに自分と相手にレベルの差があると、できて当然なんですよね。なんのプレッシャーも感じずにできるから練習みたいにうまくいくんですよ。
自分のテニスを見つけるためには、相手が同じくらいのレベルじゃないと難しいとはこういうことです。
余裕がない状況でいかに冷静に自分のやりたいテニスができるかというのが重要ポイントです。
メンタルも重要なポイント
自分よりも格下と試合をする場合、緊張感が足りないですよね。あってもいい意味じゃないことがほとんど。
相手がレベルが高ければ高いほど緊張度合いも上がってくると思います。
試合の時に自分のテニスを見つけるためには、この緊張感も必要なんですよね。ズバリ『メンタル』です。
内容のレベルが上がってくるとプレーだけじゃなくて、メンタルにも余裕がなくなってきます。
テニスはメンタルのスポーツと言われることがありますが、ほんとにメンタルに余裕がないと技術力も低下するんですよ。
だからこそ同じレベルの選手と対戦するときには、メンタルを保ちながら自分のテニスをして積み重ねていくというのが大切になってきます。
勝てる試合で負けて自信喪失は大丈夫?
これ1番心配ですよね~。同じようなレベルでも今まで負けたことがない相手だったり、普通にやれば勝てそうな相手に負けるのってつらいと思います。
でもね、何も心配することはないんですよ。試合の勝ち負けは絶対ではないため、もし勝てると思いこんでいるなら自信過剰なだけです(笑)
それに自分のテニスを身につけるという目的があるわけですから、負けなんて覚悟しているわけですよ。
どっちも手に入れようなんて欲張りですね~(笑)
自分のテニスをしたとしても運がよければ勝てるし、勝てたら勝てたでやり方が合ってただけなので、次はそれを磨くだけです。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]理想のテニスをすることでメンタル強化になる
「自分のやりたいテニスは試合中にできていますか?」
これがすごく難しいことで、勇気を振り絞ってチャレンジした人はわかると思いますが、結構びびっちゃうんですよね(笑)
びびると言えば、ストロークが安定してない時に試合中に振り切るのが難しいみたいなものです。
試合中はただでさえ緊張するから、なかなか勇気が出ないと思います。さらに緊張しちゃって負の連鎖になるんですよね。。
1回やってみるとわかりますが、自分のテニスをやるのが怖いし試合に負けるのも嫌だ、という2つの矛盾にメンタルが攻撃されるんですよ。
そこで自分のテニスができるとメンタルが強化されていくってわけです。
強いメンタル欲しいですよね?この方法だと試合中にメンタルが鍛えられるため、トレーニング方法としてはかなり効率的です。
負けると加速的に強くなる
勝ち負けに関係なく自分のテニスをするというのが目的なんですけど、勝つよりも負ける方が圧倒的に得られるものがあります。
「試合で勝った時に真剣に振り返りますか?」
ほとんどの方が勝った試合には何の疑問も持たないと思うんですよ。
勝者はそれなりのことができた証拠なので、疑問を持つ必要なんてないんですけど。
でも負けた時って、何が悪かったかとかめちゃくちゃ反省しますよね?
これが重要で、良いところは振り返らなくてもいんですよ。現状ではできてるから。それ以上にしたいなら別です。
負けた方が次の課題が明確になりやすいのも事実なんですよね。まぐれでもうまくいっちゃうとそれはそれで厄介。。
ダメなところがわかれば修正しようと思うので、弱点を重点的にトレーニングできるわけです。
自分のテニスに足りないものって客観的に見ないとなかなかわからないもので、自分を客観的に見ることができないと難しいんですよね。
客観的に見るのが苦手という方も、負けた時ばかりは印象に残っているため、復習しやすいというメリットがあります。
負けるのは嬉しいことではありませんが、負けたときほど得られるものはないため、ポジティブに考えると成長曲線は右肩上がりになります。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]自分のやりたいテニスを見つけると上達スピードが上がりやすい
自分の体の能力とやりたいプレースタイルが合っているとは限りませんが、やりたいプレースタイルを続けていくと上達スピードが圧倒的に速いです。
どういうことかというと、自分のやりたいテニスなら楽しいしポジティブな思考になれるからです。
「試合に勝つためのテニスをして楽しいですか?」
勝ちは嬉しいですけど、それって目の前の勝利だけなんですよね。
勝利を積み重ねることは重要なことではありますが、長くテニスを続けていくとここの壁にぶつかる時が来ます。
テニスのモチベーションってずっと高いわけではなくて、誰にでも波があると思うんですよ。
その中でも長くモチベーションを維持するには、やりたいことやるしかないんです。それにモチベーションが復活しやすい傾向にあります。
上達という点から見ると、これ以上に気持ちから入れる練習ってないですよね。上達に感情はすごく大切です。
どのくらい負け続ければ強くなれる?
これは人それぞれとしか言えません。
たしかに自分のテニスにならずに負けるの続けて数年たってしまうという人もいるでしょうが、負けたときにしっかりと復習して練習すれば、わりと短期的に自分のものになるはずです。
どのくらいで強くなるかと言われたら、大会のレベルによりますが勝てたときが強くなった証拠だっと思ってください。
永遠に負けるなんてまずないし、1回勝てれば自分のテニスに自信が持てるため、2回目の勝利は早くなります。
まあ負けた回数が多いってことは、経験した回数が多いということなので、記憶力や経験をばねにする力があるなら+になるでしょう。
自分のテニスで上達を加速させましょう
わざと試合で負けることはないと思いますが、自分のやりたいテニスを見つけるのってそれなりの覚悟が必要ということです。
試合に負けたところで何のデメリットもないですよね。
自分のやりたいテニスをやることで、いろんな視点から見て上達を加速できる要素があるため、たくさんエントリーしてたくさん負けて強くなりましょう。
似たような記事ですが、違ったメリットもあるので『勝たなくちゃいけない試合と技術的に上達させる試合は違う【目的意識はしっかり持とう】』も読んでおくとより深まります。
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