「サーブが入らない時って、どうしたらいいの?」
「どんな打ち方をしたらいい?打つ時に気をつけることは?」
なんて思うことがあると思います。
この記事を書いている私も、実は身長が155cmと男性にしては結構低いので、サーブの習得には手こずることがありました。
しかし、試行錯誤の結果、サーブの確立は上がり、小柄ながらスピードのあるサーブを打つこともできます。
なので、今回はサーブをテーマに打ち方やポイントなどを紹介していきたいと思います。
初心者でも身長が低くても、また身長が高くても、基本的なやり方は変わらないので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
サーブの打ち方
まずはサーブの打ち方をおさらいしときましょう。
サーブで重要なのは次の4ステップです。
- トスアップ
- ひざを曲げる
- 地面を蹴る
- スイングする
この4つをリズムよく一連の動作にしていけば、サーブの形としてはまあまあ上出来です。
サーブは苦手意識を持つ人が多いんですけど、このようにやることをピックアップしてみれば、意外とシンプルですよね。
あとはこの動作を自分なりの打ち方で、オリジナルのサーブにしていくだけです。
自分なりのサーブができあがったら、必要に応じて改良していきましょう。
サーブを打つ時のコツ
続いては、シンプルなサーブを安定させるために、ちょっとしたスパイスとしてコツを紹介します。
サーブのコツというか気を付けるべき点は、全部で5つあります。
- トスは肩~目の高さで上げる
- 相手に背中が見えるくらい体をひねる
- ひざを曲げて溜めを作る
- ジャンプしてスイングを始める
- ボールの真後ろより少し下を打つ
では、コツについて1つずつ説明していきます。
1.トスは肩~目の高さで上げる
1つ目は、トスは肩~目の高さで上げるです。
サーブが安定しない人の多くはトスが不安定で、毎回違うところにあげているからフォームもバラバラになります。
肩~目の高さでトスアップできれば、だいたい同じくらいのところにあげられるし、球種による打点の違いにも対応することができます。
あとはボールを離すタイミングの微調整をして、打ちやすい高さにトスを上げられるようにしましょう。
トスについてはこちらの記事を参考にしてください↓
[keni-linkcard url=”https://tennis-bob.com/tennis-serve-9/”]2.相手に背中が見えるくらい体をひねる
2つ目は、相手に見えるくらい体をひねるです。
トロフィーポジションのことで、サーブのテイクバックみたいなものです。
ここで体をひねることで、大きなエネルギーを生み出すことができます。
さらに相手からしたらサーブのコースを読みにくいというメリットもあるので、無理のない程度にひねりを入れていきましょう。
3.ひざを曲げて溜めを作る
3つ目は、ひざを曲げて溜めを作るです。
下半身のパワーを使うには、ひざの曲げ伸ばしが必要不可欠です。
垂直飛びをするとわかりやすいと思いますが、ひざを深く曲げればそれだけ高くジャンプすることできる=エネルギーがあるということです。
曲げすぎるとジャンプ力が低くなってしまうことがありますので、ひざの曲げる深さは人それぞれ。自分に合ったところを見つけてください。
4.ジャンプしてスイングを始める
4つ目は、ジャンプしてスイングを始めるです。
ジャンプは先ほどのひざの曲げ伸ばしの説明とかぶりますが、ジャンプするにはそれなりエネルギーが必要です。
高くジャンプできる人ってのは、地面からのエネルギーをうまく伝えられている証拠で、逆にジャンプしない人は地面のエネルギーを伝えることができていません。
そして、そのエネルギーを受けてスイングを始めるだけです。これが運動連鎖ですね。
5.ボールの真後ろより少し下を打つ
5つ目は、ボールの真後ろより少し下を打つです。
サーブってたたきつけてる人が多いのですが、それだと安定感が出ません。
そこで、ある程度は回転をかけるためにボールの下を打つことによって、少しだけスピンのかかったサーブを打つことができます。
その結果、多少ボールは落ちてくれるため、身長に関係なく安定感のあるサービスになるというわけです。
身長が低い人は、少しでいいので回転をかけることを意識するとサーブが入りやすくなります。
サーブを強化する方法
さらにサーブを強くしたいと思う方は、以下の3つの方法を試してみてください。
- プロネーションを使う
- 体のひねりを強くする
- 肩の可動域をアップさせる
プロネーションを使う
1つ目は、プロネーションを使うです。
プロネーションを使うことで、腕をムチのようにしならせることができ、スイングスピードが上昇しやすくなります。
また、スピード、回転が両立したサーブを打つことができるといったメリットがあり、これもスイングスピードが速くなるからできることですね。
プロネーション自体は難しくないですが、インパクトのタイミングが合わない人が多いので、そこは練習するしかなさそうです。
プロネーションについてはこちらの記事を参考にしてください↓
[keni-linkcard url=”https://tennis-bob.com/tennis-serve-23/”]体のひねりを強くする
2つ目は、体のひねりを強くするです。
サーブのコツでも体のひねりについては紹介してきましたが、今度はその改良版とでも言っておきましょう。
相手に背中が見えるほどのひねりを実現できれば、強い回転運動のエネルギーをボールにぶつけることができます。
しかし、多くの場合には体のひねりを強くするほど、体幹がブレたり、運動連鎖がかみ合わないといったことになります。
体のひねりを強くしてもブレない体幹と、運動連鎖を重視したサーブ練習が必要になるでしょう。
肩の可動域をアップさせる
3つ目は、肩の可動域をアップさせるです。
肩の可動域がアップすると、同じ動きでもスイングが大きくなるので、より強いエネルギーをボールに伝えることができます。
さらに、スイングにしなやかさが出てくるので、自然と脱力スイングにもつながるし、ケガのリスクも軽減できるといったメリットがあります。
プロネーションもやりやすくなるといった効果もあります。
柔軟性ということで、すぐに効果の出るトレーニングはありませんが、コツコツとストレッチをしていくと徐々に柔らかくなってくるでしょう。
こちらの動画で可動域を広げるストレッチを紹介しています↓
まとめ
サーブにコツについて話してきました。
コツはとにかくトスの安定と、スイングとボールのタイミングを合わせる技術が必要なので、地道に練習して自分だけのサーブを身につけていきましょう。
サーブを強化するときには、いかに強いエネルギーを伝えられるかなので、ぜひ上記で説明した3つを試してみてください。
【Q&A】サーブに関するよくある質問
Q:スピンサーブではグリップは薄くした方がいいですか?
スピンサーブは薄いグリップじゃなくても打つことができるので、まずは今のグリップで打つ練習をしていきましょう。
どうしてもスピンをかけることが難しいという場合には、少しだけ薄くして見るのが良いと思います。
Q:1stサーブが入りません。
少し回転をかけるようにして打ってみましょう。
プロでも1stサービスでは少し回転をかけています。
まずは威力と確率の両立として、スライスサーブを覚えてみてはいかがでしょうか?
Q:スピン回転がかかりません。
前に振る意識ではなく、上に振る意識を持つとスピン回転がかかりやすくなります。
インパクトでは体は打球方向に対して横を向く必要があるので、そのへんも意識してみてください。
Q:プロネーションのコツはありますか?
プロネーションのコツは、うちわを仰ぐときの動きで、すごく簡単に習得することができます。
Q:スピードを上げるにはどうしたらいいですか?
基本的にはスイングスピードを上げるのが1番手っ取り早いです。
あとは体重移動をしっかり使うとか、そのへんの意識だけでもだいぶスピードは速くなると思います。
Q:トスが安定しません。
トスは何回も練習するしかありません。
練習の際にはトスアップだけを練習するんじゃなくて、ラケットも一緒に動かしたりして、なるべくサーブを打つ時と同じようにするといいです。
Q:キックサーブを教えてください。
キックサーブはスピンサーブよりも少しだけ回転の向きが横になります。
スライスサーブを打つみたいにスピンサーブを打つと、キックしやすくなると思います。
Q:サーブの時に緊張してしまいます。
サーブを打つ時には、いつも同じように打てるようにルーティーンを作るといいです。
あとは試合経験を積んで、慣れていきましょう。
Q:ダブルフォルトがなかなか減りません。
ダブルフォルトが増えてしまう原因は2ndサーブです。
回転をかけて確率を上げていく必要があります。
▼プロの試合を毎日チェック!
テニス LIVE 速報
▼ラケットに迷ったら参考にしてみて!
・男性におすすめのテニスラケットをレベル別に紹介!
・女性におすすめのテニスラケットをレベル別に紹介!
▼YouTubeをチャンネル登録で応援してね!
🎾ぼぶのテニスTV
今はこの動画がおすすめ!
打点が前にならない人は、この方法で確実に直せるからチェックしてみてね!
コメント