「切れにくいガットがほしい」
「お金がなくて張り替えられない」
そこまで耐久性にこだわる必要性があるのか?
どこの部活、クラブにいっても結構聞くワードですよね。
もしかしてこれを読んでるあなたも使っていますか?
私の勝手な意見ですが、「2週間〜1ヶ月もつガットに耐久性はいらない!」ってみんなに言いたい。
耐久性を求めすぎると犠牲もでてくる
テニスを始めたばかりと違って、技術は当然スイングスピードなども上達し、ガットが切れるのも早くなっていると思います。
いつしか1ヶ月以内に切れてしまうと、「周りと比べて切れるの早いな」ってことで、耐久性を求めてガット探しをするでしょう。
そこで問いたいのですが、耐久性ってそんなに大事ですか?
上達してくればガットが切れるのも当たり前だし、そもそもガットは使い捨てのようなもの。
あまり耐久性にばかり気をとられていると、他の要素を失ってしまいます。
ガットには、いくつか性能があります。
反発性能・スピン性能・ホールド感・柔らかさ・耐久性
これらの能力にステ振りをしていくわけなんですが、それぞれMAXが10だとして、30振ることができたら、平均は6です。
これで耐久性に10振り分けてしまったら、他は5ということになりますよね?
他の能力を犠牲にしているわけです。
もちろんガットの価格によって平均8になったりしますが、このことを考えると耐久性っていりますか?
スピンなどが犠牲になるのも実際いいことではありません。
もしお金の心配があるなら、安く張ってくれるところを探してください。必ずありますから。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]あまりに長持ちするガットでは技術が伸びない
張ってから時間が経っているガットは、すでにガット自体が伸びてしまっていて、本来の機能を発揮できない状態になっています。
先ほどのステータスのすべての機能が低下しているので、いつもとズレが生じているはずなんです。
これで大会前に新しいガットに張り替えでもしたら、間違いなく同じ感覚で打つことはできません。
大会前に張り替えることは素晴らしいことですが、日頃から同じ感覚で打てていないと狂ってしまうのが現実・・・
テニスは同じ感覚で打ててこそ上達するスポーツなので、負のループにはまってしまうのです。
耐久性が良すぎるのも考えものですね。
耐久性捨てるならナイロンが最強!?
耐久性という面を考えないでガットに優劣をつけたとすると、ポリよりもナイロンの方が圧倒的に性能は高いです。
みんなポリにしか目がいかないのは、プロが使っている、経済面の考慮などの理由があります。
それも考えないものとすれば、やはりナイロンの方がいいですね。
ナイロンの良いところは、
- 反発力が強い
- ボールとの接触時間が長くとれる
- タッチの感覚が良い
この辺はポリよりも大きく優れています。
ナイロンだとガットのズレ戻りで摩擦力が強くなるため、スピンがかかり辛くなることもあります。
ただ、必要以上のスピン量は必要ないため、そこまで重要なポイントとして考えなくていいですね。
まとめ
これでも耐久性がほしいと思いますか?
もちろんある程度は切れないでほしいとは思いますが、他の能力を犠牲にしてまではいかがなものかと思います。
ガットは定期的に張り替えて、いつでも同じ感覚で打てる工夫をしていきましょう。
ナイロンだけだと感覚が合わないという方はハイブリットもおすすめです。
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