試合の展開を制覇するフォアハンドですが、バックハンドでも同じように展開することができたらいいですよね?
片手バックハンドなら、両手に比べて攻撃的に打つことができます。
今回は、片手バックハンドでも展開できるトップスピンの打ち方を紹介したいと思います。
バックハンドだからこそ攻める
バックハンドはつなげるだけの意識になっていませんか?
たしかにフォアハンドで決めることを考えれば、威力の出しづらいバックハンドでは無理に攻めず、チャンスがくるまで待つというのもありです。
そのため、バックハンドではミスしないように、つなぐだけになっているパターンを多く目にします。
しかし、これは相手にとってなんのプレッシャーも与えることができないことを覚えておいてください。
つないでくるとわかっていれば、相手はバックハンドにしか打ってこないし、リスクの低いストロークを打ってくるので、ミスに期待はできません。
どうせミスしないようにつなぐなら、トップスピンで攻めるのはどうですか?
スピンがかかっていればアウトは少なくなるし、高く弾むのでチャンスがくる確率が高くなります。
片手バックハンドなら、鋭くスイングできるので、回転をかけやすくトップスピンを打ちやすいです。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]テイクバック
高い位置にラケットをセット
テイクバックでは高い位置にラケットをセットしましょう。
片手バックハンドではスイング軌道が長くなるため、高い位置にセットすることでインパクトまでに1度下に下りまた上に上がってくる動きが大きくなり落差の反動を使えます。
低くセットしてもスピンをかけることはできますが、反動を使えないので強いトップスピンにはなりません。
筋肉に自信があるのなら話は別ですが、トッププロでも反動を使って打っているので、真似してください。
相手に背中を見せるようにひねる
片手バックハンドは、スイング距離を長く取れる分ラケットを大きくひいてしまい手打ちになりやすいのも特徴です。
そのため引すぎを防止するために、体をしっかりひねりましょう。
理想としては相手に背中が見えるくらいがちょうどいいですね。
わかりづらい人は右肩の上にあごが乗っているような形になれば、十分にひねることができています。
スイング
ひざを伸ばしながらスイング
トップスピンは強烈に縦回転をかけなければなりません。
そのため、下から上に鋭くスイングしていく必要がありますが、振り上げてボールを飛ばすには大きなエネルギーを使います。
その大きなエネルギーは下半身を使って作ること。
インパクトに向けてひざを伸ばすことで、地面からのパワーをぶつけることができます。
ボールのバウンドに対してもタイミングを合わせることができるので、正確にインパクトするためにも大切です。
打点は右足よりも前
片手バックハンドはフォアハンドや両手バックハンドに比べて前肩を支点にして打ちます。
そのため、他のショットに比べると打点は前でとることが必須。
理想としては、踏み込んだ足よりも前で打つイメージです。
少しでも打点が遅れるとまったく力が入らないことを覚えておいてください。
親指を立ててインパクト
トップスピンを打つには、インパクトの後ラケットヘッドを立てていくことで回転をかけやすくします。
ポイントは親指を立てるようにしてスイングすること。
親指が立つとスピネーションを使えるので、少しの動きでもボールに回転をかけられます。
※スピネーションとは、プロネーションの反対の動きで、前腕を外側に向かって回転させる動き。
サーブではプロネーションが絶対に必要な動作。
それと同じで、スピネーションはトップスピンを打つ時には欠かせない動作なので、インパクト付近でしっかり立てていこう。
ひじを支点にスイングする
片手バックハンドでは、肩を支点にして打つと思ってないですか?
基本的には、振り出しが肩支点でインパクトに向けてひざ支点に変わっていきます。
ひじを支点にすることで前腕がよく回り、スイング軌道を長くとれます。
打点がズレてしまった時にも、ひじを柔らかく使うことで微調整できるので、しっかり打つことができます。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]フォロースルー
左手を引いて体の開きを防ぐ
体が開いた状態でフォロースルーしていませんか?
筋力や体幹があるならそれでも打つことができますが、エネルギーをしっかり伝えなければ打てないトップスピンでは、力負けは許されません。
体が開いてしまうと、押しが弱くなるので、パワー負けしてスピンをかけることができません。
ここで、ポイントとなるのが左手の引き。
インパクトに向けて左手を引いていくと、体の開きをブロックできます。
ほとんどのプロも左手を引いて打っています。
プロの中でも片手バックハンドが強力なバブリンカは、体を開いて打っていますね。
これは体幹の筋肉が強靭である証拠。
体を開いた方が回転運動も使えるのでより強く打つことができるのでしょう。
まとめ
片手バックハンドではトップスピンが打ちやすい。
バックハンドでトップスピンが使えると、攻撃だけでなく守備にも幅広く使えます。
展開の基本はスピンが使うことが多いので、バックハンドから展開できることは武器になりますね。
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