あなたはストローク戦で主導権を握ることができていますか?
今回は主導権を奪っていくためのコントロールを紹介します。
理想は常に主導権を握ること
テニスでは主導権を奪っていくほうが有利に試合を進めていくことができます。
プロの試合を見るとわかるように、サービスゲームでは主導権を渡さないように展開していますよね。
自分から攻めている時は、自ら動いているので疲れもそれほどないですが、相手に動かされている時は、体力とメンタルのどちらも消耗が激しくなります。
また、できる限り主導権をにぎっていけるとさらに試合が楽しくなります。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]主導権の取り方
主導権を奪う方法は2つあります。
- コントロールで少しずつ奪っていく。
- 攻撃力で相手が対応できないようにする。
攻撃力にもいろいろあって、速いショットで打ち負かしたり、スピンでバランスを崩したり、速いテンポで相手に時間を与えないなどがあります。
どれがいいとかはなく、人それぞれで得意なものが違うので、自分に合った武器を見つけるといいでしょう。
どれもできたら、タイミングを見て攻め方を変えたり、相手によって、苦手そうなものを選ぶことができます。
毎回違うことをするのは相手からしたら、やりづらくて自分のテニスをすることもできなくなるでしょう。
その中でも今回は、コントロールを駆使して主導権を奪っていくことに集中して説明します。
コントロールが難しい原因
同じ方向でラリーしていると、コースを変えるのは一苦労でしょう。
テニスをしていて1番楽なのは、きた方向にそのまま返すことです。角度を変えることなくできるので、何も考えることなくできると思います。
しかし、同じショットをコースを変えて打つと、急にミスをするようになります。
これは、ボールへの入り方と、くる方向に対して構えるのではないため、タイミングが難しくなるからなんですね。
例えば、クロスから来たボールをストレートに展開しようとすると、ボールはサイドラインよりそれてしまうか、コート中央に付近にとんでしまうことはよくあると思います。
あなたは簡単にコントロールしていくことができますか?
私がよくあるミスは、体が流れてしまってのサイドアウトか、打点を前で取りすぎて、コート中央の浅いところに入るかです。
クロスラリーをしていると、コートの外にボールが逃げていくので、追いかけていくと、力の方向が横に向かっているのはわかりますよね?
その状態でまっすぐ打っても力は横に働いているので、狙った方向より少し横にとんでいくことがわかると思います。
じゃあ、少し中央に向かって打ったら、ちょうどストレートにいくのではないでしょうか。
できると思いますが、ボールのパワーや、角度、自分のスイングスピードによって、方向が変わるので、感覚しだいということになってしまいます。
テニスは感覚が大事なことは言うまでもないですが、結構練習しているのに、なかなかコントロールがうまくいかないなんてこともあると思います。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]それぞれのストロークのコントロール術
フォアハンドでコントロール
フォアハンドではチャンスがあれば、一瞬でにぎることができるので、逃したくないですね。
ダウン・ザ・ライン
ボールの少し内側をインパクトしてみよう。
それによって、中央に集まっていたボールが、少しサイドスピンがかかってコートから逃げるようにバウンドしていきます。
これも内側を打ちすぎると、サイドアウトになりますが、思い切りのよさがいいショットになるコツですね。
いつもと同じ打ち方のまま内側を打っていきます。
どれくらいサイド方向にとんでいくかは練習していくとわかってくるかと思います。
クロス
ストレートを狙うときに中央に入りやすいと言いましたが、クロスを狙ったときでもコートの中央にとんでしまいます。
これは、体が流れている方向と真逆の方向に力を出さなきゃならないからです。
いかに体の流れを止められるかでコントロールの精度を上げる秘訣。
クロスに打ちたかったら、それだけしっかり止まって、早く準備することが必要です。
さらに、いつもの打点のまま体を少し早く回してとらえることも必要になります。
打点だけを前にしようとしても、力が抜けたところでヒットとなり、ボールに力が伝わりません。
腕力がある人は、それでもいいショットが打てると思いますが、体を回したほうが、さらにいいショットになります。
早く打点に入って、体を早く回すのがコツです。
アングルショット
コントロールで勝負していくにはできる限り角度をつけることが大切です。相手を走らせて、より厳しいところに打てれば、かなり楽に展開できます。
アングルショットを使っている人は結構少なく、できるようになれば強い武器になりますね。
ポイントは打点を前にして、しっかりスピンをかけること。
打点を前に取ることで、浅いところにコントロールでき、スピンをかけると、さらに浅い角度に打つことができます。
コントロールで展開していくには必須のショットです。
バックハンドでコントロール
バックハンドは苦手な人も多く、狙われやすいショットだけに、打てると自分のペースに持ち込みやすくなります。
両手バックハンド
両手でラケットを持っているので、スイングの安定感は抜群です。
左手の平を打ちたい方向にまっすぐ出していくと、コントロールできます。
高い打点も力が入りやすいので、コントロールしていくことで、相手の守る範囲が増えて展開の幅が広がります。
クロス
体の近くで前でとらえるようにすると、クロスにコントロールしやすくなります。
あまくなってしまうと、回り込まれてしまいますので、コートから追い出すように打っていきましょう。
ダウン・ザ・ライン
バックハンドでストレートに打てると、試合を有利に展開することができます。
フォアハンドで回り込んで攻めていくのもありですが、オープンコートになるリスクがあるので、バックハンドで打つことも必要でしょう。
片手バックハンド
左手を後ろに引いて、体が流れるのも止めます。そうすると、体幹が安定してしっかりスイングしていけます。
体も横向きをキープできるので、力が伝わりやすいです。
クロス
こちらでも前でとらえるようにしましょう。前で取ると角度がつきやすく、スピンをかけられるので、追い出すことができます。
体が開いてしまうことだけは注意しましょう。
肩を支点にして打つので、ぶれてしまうと力が入りづらくなって、差し込まれることがあります。
バックハンドでラリーになれば相手もネットが低いクロスを選択してくると思います。
それが甘くなれば、回り込んでフォアハンドでもいいですし、ストレートにくれば、そのままアングルショットで追い出していきましょう。
ダウン・ザ・ライン
基本的に片手バックハンドはどのコースに打つにも、同じように打つことができます。
しいて言うなら、少し外側に向かってスイングすると、精度の高いストレートになるでしょう。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]私の体験談
私がテニスを始めたときは、片手バックハンドでした。普通に打ててはいたのですが、高い打点が打てなくて、両手バックハンドに切り替えました。
恥ずかしながら身長160cmもないんです、、、
両手にしてからは、バックの高いところを狙われても、左手で抑えることができて、苦しいことには苦しいですが、ウィークポイントにまではならなくて済んでいます。
ボールが甘ければ、強打だって打てるようになりました。
バックハンドが苦手という人は多いので、コントロールがうまくできると、バックハンドを狙っていく展開もしていくことができます。
まとめ
主導権を握ることはとても大切。
ストローク戦で押されている相手は、必ず無理して打ってきます。
コントロールすることで、ボディブローのようにジワジワ攻めていけます。
コントロールが苦手な人は速いショットじゃなくていいからスピンをかけて練習しましょう。
コントロールが得意な人はそれを活かしてコートを広く使えると、有利な展開になって試合も勝てるはずです。
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