こんにちは、ぼぶです。
今回は、フォアハンドを強くしたければ肘は伸ばすべき理由について解説していきます。
あなたはフォアハンドを打つときに肘を曲げて打っていますか?伸ばして打っていますか?
もしフォアハンドを強く打ちたいというのであれば、肘を伸ばして打ったほうがいいです。
もちろん肘を曲げているから強く打てないというわけではなく、打ちやすい打ち方でいいのですが、どっちがスイングのパワーが強くなるのかと言われると肘を伸ばした方がいいということで提案します。
肘を伸ばして打つと力が入らないイメージってありますよね。
確かに腕に力を入れるとなると、腕力という意味では肘を曲げた方が力が入りますが、フォアハンドは脱力して打つことが自然になるので、腕力は必要ないんですよね。
それにフォアハンドはどの力が必要かというと、回転によるパワーになるので、遠心力が必要になってきます。
しかも、腕力よりも遠心力の方が強いので、この点から考えても遠心力を使うべきなんです。
今回は、フォアハンドを強くしたければ肘は伸ばすべき理由ということで、肘を伸ばした方が遠心力が強くなる理由に加えて、肘を伸ばしても打てる方法を説明していきます。
この動画を見て実践するだけで、肘を伸ばして打ちたくなるし、打ち方のコツというのがわかるので、今よりも力強いフォアハンドになるはずです。
肘を完全に伸ばさなくても、今より伸ばせるだけパワーが上がるので、ぜひ最後まで見てください。
肘を伸ばすメリットはスイングのパワーを最大限にできる
まずはじめに言っておきたいのは、肘を伸ばすことで遠心力が大きくなり、スイングのパワーを最大限にできるということです。
フォアハンドは回転運動になるので、回転・遠心力が重要なポイントになります。
そんなときにこのような疑問が出てきます。
「回転に関してなんですけど、スイングの孤のの大きさは小さい方が回転スピードが速くなるので、スイングスピードが速くなり、パワーが出しやすいような気がする」
実は回転スピードを早くするより、距離が遠くなる方がパワーが出ます。
少し物理の話になりますが、力ってF=maで表せるんですけど、Fが力で、mが質量、aは加速度なんですが、円運動になるので加速度a=rω2になり、遠心力F=mrω2という式になります。ωは角度になります。
この式ですね。
中心からの距離はrで示せるので、中心から遠いい肘を伸ばした方が、rが大きくなるので、肘を伸ばした方が遠心力Fは大きくなるってことです。
すでにご存知の通り、腕の力を使うよりも脱力している方が、腕、ラケットのしなりが使えてスイングスピードが速くなることはわかっています。
つまり、脱力して肘を伸ばして打つことで、スイングのパワーを最大限にすることができるってわけなんですね。
スイングのパワーがあれば、ボールのスピード、スピン量、相手のボールに負けない強さ、ボールを潰せるので安定感など、いいことばかりです。
もちろん誤解してほしくないのは、肘はできるだけ伸ばして打った方がいいってことなので、完全に伸ばしきらなくてOKです。
ぼくも前は肘を90度くらいに曲げて打っていましたが、今は伸ばし気味で遠心力が全然違うことを体感しています。
自分のできそうな範囲で、できるだけ伸ばし気味にしてあげることで、遠心力が大きくなりボールをしばくことができます。
肘を伸ばしたスイングを習得する方法
肘をできる限り伸ばした方がいいことがわかったところで、次はどうしたら肘を伸ばして打つことができるのかについて説明していきます。
肘を曲げて打っていた人がいきなり肘を伸ばして打つのって違和感があるし、ボールとの距離感も変わるし、難しいんですよね。
ボールとの距離感は反復練習で覚えてもらうとして、ここではどうしたら違和感なくスイングできるのかを説明していきます。
今回は、肘を伸ばして打つためにはどうしたらいいのかということで、腕の部分にフォーカスして説明していくので、あえて体の使い方については省きます。
肘を曲げても伸ばしても、結局体の使い方は同じなので、そこはしっかりやるという前提で、今から説明していくことを取り入れてもらえたらと思います。
今回意識するポイントは2つあります。
- 肩を支点にスイングする
- リストを前に使う
肩を支点にスイングする
一つ目は、肩を支点にスイングするです。
肘を伸ばし気味にするということで、肩の意識が強くなります。
肘を曲げて打つ人の多くは、肘を支点にスイングしたり、ラケットを返したりしますが、肘を伸ばせば伸ばすほど、肩が支点になっていきます。
一番重要なのがプロネーションですね。
肩が支点になると、いまいちスイングスピードが速くならないような気がしますが、プロネーションがうまく使えるようになると、ラケットヘッドが走るのでスイングが速くなります。
プロネーションは前腕の回内動作になりますが、肩の動きからプロネーションが起こるようにやるとスイングがうまくいきやすいです。
リストを前に使う
二つ目は、リストを前に使うです。
もちろん自分の力で手首を操作するのではなく、ラケットヘッドが走る勢いで手首が前に動くというのが正解です。
手首って固定して打つイメージがありますよね。
手首を使うとしても、スピンをかけるためにラケットを上に振り抜いていくような感じに使う場合が多いです。
手首の使い方として、ラケットをボールの上に抜いていくのは正解ですが、これにプラスして前方向の動きをミックスさせていきます。
「手首を前に使っていいの?」と疑問に思うかもしれませんが、手首を使うんじゃなくて、脱力していた結果前に動いたというのが正解なので、この場合に限り前に動いても大丈夫です。
この使い方は、たぶん初めての人が多いのでイメージが難しいと思いますが、前に使ってもスピンがしっかりかかるっていう感覚だけでもわかると一気に理解度が上がるので試してみてください。
肘を伸ばすデメリット
肘を伸ばすことでフォアハンドのパワーが一気に上がるというのがわかったと思いますが、実は肘を伸ばすことのデメリットというものもあるので、一応説明しておきます。
打点が遠くなるからボールとの距離感が難しくなる
一つ目は、打点が遠くなるからボールとの距離感が難しくなるです。
これは肘を曲げていた人が伸ばすようにして打つ過程で、打点が変わってしまうということも含めての話なのですが、単純に遠いいと正確な打点で打つことが難しくなります。
ただ、正確な打点で打つことが難しいのは最初だけで、慣れてくれば毎回同じ場所で打てるようにするしかないので、練習あるのみって感じですかね。
あとは左手をうまく使ってボールとの距離感を調整することもできるので、やればなんとかなると思います。
腕の力を使いづらい
二つ目は、腕の力を使いづらいです。
基本的には脱力して打つことが重要なので腕の力を使う必要はないですが、ぎりぎり届いたボールを打つときに腕の力に頼る場面もあると思います。
そのときには、腕の力を使えた方が一発逆転とかの選択肢も出てくるので、相手にも「届いたボールは全部打つよ」ってメッセージにもなるのでありかなとも思います。
ただ、ぎりぎり届いたボールに対しても脱力しながら打つ方法っていうのもあるので、その方法が使えれば腕の力に頼る必要もないのかなとは思います。
ぎりぎり届いたボールの打ち方についても、後で動画をアップしようと思っているので、そのときにぜひみてください。
まとめ
今回は、フォアハンドを強くしたければ肘は伸ばすべき理由について解説してきました。
肘を伸ばした方が遠心力が大きくなるので、スイングのパワーが生まれて強いボールを打つことができます。
素振りをしてみると最初は違和感しかないと思いますが、慣れてくると肘を曲げてスイングすると遠心力が全然ないことがわかります。
肘を伸ばして打つコツは、肩を支点にプロネーションさせるイメージとリストを前に使う技術です。
デメリットに関しては、慣れてくればたいしたことではないので、練習あるのみって感じですね。
完全に伸ばすのではなく、今より少しだけ伸ばしてみるだけで遠心力はだいぶ違うので、ぜひチャレンジしてみてください。
動画はこちら
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