【ボールが潰れる】フォアハンドでの肩の入れ方について解説

こんにちは、ぼぶです。

今回は、フォアハンドでの肩の入れ方について解説していきます。

よく「肩を入れて打て」とか言われると思うんですけど、

「肩を入れるって実際どんな感じ?」

「どうやったら肩が入ってる状態なの?」

と疑問に思う人も多いと思います。

ぼく自身もよく言われていましたが、肩を入れてるつもりでも、「もっと肩を入れろ」って言われるしで、ずっと悩んでいたことがありました。

しかし、ある時から肩を入れることがわかるようになり、それからは体全体を使って打つことに繋がり、フォアハンドのボールの質という部分でも大きくパワーアップさせることができました。

この肩を入れるという動作は、テイクバック(いわゆる準備の段階)のテクニックの一つになるので、ここができていないとボールを打つ準備ができていないということ同じなので、良いボールを打つことができるわけないんですよね。

肩がしっかり入ってくれば、いつもと同じスイングでも全然違ったボールを打つことができるので、ストローク戦でもいつもより嬉しい結果が待っていると思います。

このページでは、

  • 肩を入れることで何が変わるのか
  • 肩が入った状態とは
  • 肩を入れるためのテクニック

について解説していくので、ぜひ最後まで読んでいただいて、実践していただければと思います。

目次

フォアハンドの肩の入れ方の動画

フォアハンドで肩を入れると何が変わる?

フォアハンドで肩が入るようになるとどんなことが変わるかというと、ざっくり以下のことがあると思っています。

  • 懐が深くなる
  • コントロールがしやすくなる
  • 打ち負けにくくなる
  • インパクトの感覚が鮮明になる

懐が深くなる

一つ目は、「懐が深くなる」です。

懐というのは、横から見て打点がより体に近いところで打つことができるという意味です。

肩が入っていないと、ボールを呼び込めないので、体が開きやすくお尻が出たような状態(腰が引けているような状態)で打つことになるので、スイングのパワーが伝わらないんですよね。

それに対して、肩が入ると懐が深くなるので、軸がブレない腰の入ったスイングをすることができます。

また、ボールをギリギリまで待って打つことができることで、相手から打つコースを読みにくくなるといったメリットもあります。

コントロールしやすくなる

二つ目は、「コントロールがしやすくなる」です。

先ほども説明したように軸がブレないので、スイングが安定し狙ったところにコントロールしやすくなるってことです。

ボールをギリギリまで呼び込めると、厚い当たりのインパクトになりやすくなるため、ボールとの接触時間も長くなるので、コントロールアップにつながります。

打ち負けにくくなる

三つ目は、「打ち負けにくくなる」です。

ボールをギリギリまで呼び込めて、厚い当たりでインパクトできるのもそうですが、肩が入ると体がしっかり捻られた状態になるので、捻り戻しが大きくなってスイングに鋭さが出てきます。

それにより、相手がパワーぼーるを打ってきたとしても、ラケットは弾かれにくくなり、いつも通りのスイングで打つことができます。

インパクトの感覚が鮮明になる

四つ目は、「インパクトの感覚がより鮮明になる」です。

これは懐が深くなったことで、ボールを厚く捉えることができて、しっかりインパクトできることで衝撃が手のひらに伝わり、ボールから情報を得やすくなります。

ボールから情報を得ることができると、相手のボールのパワーだったり、自分のショットがどうなるか、どこにボールを落とすことができるのかが、インパクトした瞬間にわかるようになります。

もちろん最初はわからないですが、繰り返していくうちに身についていきます。

フォアハンドで肩を入った状態の正解

フォアハンドで肩の入った状態がいまいちわからないという方も多いと思います。

肩が入った状態を簡単に言えば、相手から見て背中が見える状態のことを言います。

ジョコビッチのフォアハンドを見てみましょう。

引用:テニス動画

相手コートからの視点じゃないので、わかりにくかった申し訳ないですが、たぶん背中が見えるくらい体が捻られていますよね。

それに左肩を見ると、しっかり入っていますよね。

これが肩が入っている状態になります。

もし自分では肩を入れてると思っていても、まだアドバイスされてしまうなら、肩の入りが甘いってことですね。

やっぱり理想は、相手コートから見て、背中が見えていることなので、これくらいしっかり肩を入れて準備することが大切です。

もちろん背中が全体がしっかり見ているわけではありませんが、相手に見えるくらい捻ると良いよってことです。

フォアハンドで肩を入れるためのテクニック

「肩を入れる意味はわかったし、入った状態もわかった、でも実際にやってみるとなかなか難しくて思ったようにいかない・・・」

こんな風に思う人も多いかと思います。

新たに挑戦することは、最初からうまくいくなんてことはないですが、もちろん肩を入れるためのテクニックなんてものもあるので、ここで紹介しておきますね。

  • 左手でラケットをギリギリまで支えてテイクバックする
  • ラケットを離した後は、左腕を捻る
  • 左膝を横に向けてセットする

※右利きの場合です。左利きの人は反対に考えてください。

左手でラケットをギリギリまで支えてテイクバックする

一つ目は、左手でラケットをギリギリまで支えてテイクバックする」です。

左手でラケットを支えてテイクバックすれば、体って自然と回転しますよね。

とくにコツとかはなく、ただラケットを引くときに、左手もセットしてあげることで、体が捻られて肩が入りやすくなるので、もし左が遊んでいるような試してみてほしいです。

ラケットを離した後は、左腕を捻る

二つ目は、「ラケットを離した後は、左腕を捻る」です。

これは、テイクバックまではしっかり肩が入るようにはなっているけど、スイングが始まる前に肩の入りが甘くなっちゃう人向けです。

ラケットを離した後に、腕を捻ることで肩の入りをキープすることができます。

先ほどのジョコビッチのフォアハンドを見てみましょう。

引用:テニス動画

手のひらはラケットの方向を向いています。

ティームのフォアハンドを見てみましょう。

手のひらが相手の方向を向いていますよね。

こうすることで、肩の入りをキープしやすくなるので、スイングが始まるまで肩を入れることができます。

左膝を横に向けてセットする

三つ目は、「左膝を横に向けてセットする」です。

左膝を横に向けようとすると、右股関節が入りやすくなるので、体はしっかり捻られますよね。

ジョコビッチのフォアハンドを見てみましょう。

引用:テニス動画

左膝は横を向いて準備されています。

こうすることで、嫌でも体は捻られるので、相手コートから見ると背中が見える状態を作ることができます。

まとめ

今回は、フォアハンドでの肩の入れ方について解説してきました。

肩が入っている状態とは、相手コートから見て背中が見える状態のことを言います。

この形ができてフォアハンドを打つ準備ができます。

肩を入れるのが難しい方は、3つのテクニックである

  • 左手でラケットをギリギリまで支えてテイクバックする
  • ラケットを離した後は、左腕を捻る
  • 左膝を横に向けてセットする

※右利きの場合です。左利きの人は反対に考えてください。

を試してみてください。

肩が入ればその瞬間から打つボールの質が高くなってくるので、ぜひ次の練習からチャレンジしていきましょう。

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ぼぶ
ブロガー
こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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