【草トーで優勝できる】テニスのフォアハンドが上達するコツを解説

こんにちは、ぼぶです。

今回は、フォアハンドを上達させるためのコツについて解説していきます。

  • フォアハンドってどうしたら上手くなるの?
  • もっとフォアハンドを使って有利に展開していきたい!
  • フォアハンドは何を改善したらいいの?

▼読者の悩み

強い人はみんなフォアハンドが強いし、ミスが少ないし、いつもフォアハンドから展開しているように見えます。スピンとスピード、コントロールが全て揃っているフォアハンドの打ち方ってどうやるの?どんなところを改善したらいいのか教えてほしい!

こんな悩みを解決していきます。

当サイトの管理人であるぼぶは、フォアハンドが弱かったわけではありませんが、もっと強くできればと試行錯誤を繰り返した結果、フォアハンドで打てた時のポイント獲得率は80%ほどになりました。

今まではラリーして甘くなるのを待っていることが多かったけど、フォアハンドを強くしてからは、そのまま決まるかチャンスボールになる展開が多くなったよ!

目次

フォアハンドが重要な理由

フォアハンドとバックハンドの違い

フォアハンドは利き手側で打つショットのことで、右利きだったら体の右側で打ちます。

バックハンドは非利き手側で打つショットのことで、右利きだったら体の左側で打ちます。

「当たり前だろ」と言われてしまいそうですが、これをしっかり理解できてないとフォアハンドが重要だと気づくことができません。

「フォアハンドとバックハンドでは、どっちの方が得意ですか?」

と聞くと、たまにはバックハンドと答える人もいますが、ほとんどの人がフォアハンドと答えます。

では質問をかえて、「フォアハンドとバックハンドでは、どっちの方が強く打つことができますか?」

と聞くと、さらに多い確率でフォアハンドと答えます。

それが利き手側であるフォアハンドの優位性なのです。

バックハンドの方が安定感があって得意だけど、攻撃しやすいとなるとやっぱりフォアハンドになるかな〜

フォアハンドだと器用に打ち分けることができる

さっきも利き手側であるフォアハンドの方がいいという結論が出ましたが、ここでも結論はフォアハンドです。

強く打つ、チャンスボールを決める、スピンをかける、ディフェンスで拾う、など、ほとんどショットでフォアハンドの方がやりやすいですよね。

フォアハンドは強く打つだけでなく、スピンをかけてパワフルなショットを打つこともできます。

また、球種だけでなく、コースの打ち分けもフォアハンドの方がやりやすいこともあるので、やはり利き手側であるフォアハンドの方が優位性が高いことがわかります。

フォアハンドの方がスイングスピードが速くできるからね、緩急を使いやすいのもあるよ!

フォアハンドの基本の打ち方

まずは基本の打ち方から。

  • ユニットターンをする(テイクバック)
  • 右足の蹴り→腰の回転→体幹の回転の順に回す(スイング)
  • スイングを前にしていく(フォロースルー)

では、詳しく説明していきます。

ユニットターンをする(テイクバック)

スイングをするための準備として、基本となってくるのがテイクバックです。

テイクバックでは、ユニットターンをしていきましょう。

ユニットターンとは、上半身が一体化して相手コートに対して、横を向けることです。要するに、腕だけを引くんじゃなくて上半身(体幹全体)を回すってことです。

そんなユニットターンを素早くスムーズに行うために重要となってくるのが、股関節と肩甲骨の動きです。

ユニットターンのメリットは、以下の通りです。

  • 腕だけで引くことを防げる
  • 体幹を回すから時短になる
  • 体幹の捻り戻しが使いやすくなる

メリットしかないので、ユニットターンは基本の動作として使っていきましょう。

テイクバックはラケットだけを見がちだけど、他の部分の準備も大切だからしっかりね!

フォアハンドのテイクバックを早くする方法を徹底解説!ラケットは引くな!

右足の蹴り→腰の回転→体幹の回転の順に回す(スイング)

テイクバックが完了したら、スイングに移行していきます。

ここではテイクバックとスイングを別々に考えていきますが、実際はテイクバックからスイングまでは流れていくので動きが止まることはありませんので、それぞれができるようになったら組み合わせてください。

スイングというのは、ラケットでボールを打つところになるわけですが、これも単純なようで力強く打つためにはコツが必要です。

スタンスは、オープンでもスクエアでもどちらでも共通していることなので大丈夫です。

結論から言うと、腕とラケットは最後に出ていくのがポイント。

右足の蹴り→腰の回転→体幹の回転、と言うように、体の下から順にエネルギーが腕に近づいてくる感覚が正しいです。

常に強いフォアハンドを打ち続ける人は、必ず右足の蹴りのパワーを使って打っています。

パワーが出ない人に多いのが、腕と体が同時に回ってしまい、運動連鎖が起きてないことなので、しっかりと運動連鎖を起こすために腕は最後の最後まで出さないようにしましょうね。

オープンスタンスで打つと、この運動連鎖ができないとボールが飛ばないから、オープンスタンスで練習した方ができてるか確認するのはいいかも!

【テニス】フォアハンドストロークは体が開いていいの?について解説

スイングを前にしていく(フォロースルー)

最後にインパクトの後(フォロースルー)をどのようにしていくかなんですけど、フォロースルーは気持ち前に押し出すようにスイングしていきましょう。

フォロースルーを見てると思うのは、インパクトの後にすぐにラケットを返す、前にスイングしないように壁があるかのようにスイングしている人がいますが、場合によってはOKだけど基本は前にスイングしてからにしてください。

まずスイングで回転運動になるわけなので、極端な話腕をぶらんぶらんさせて体を回転させると、回転させる瞬間よりも回転している最中の方が腕が大きく広がっていますよね。

スイングでも同じことが言えて、脱力がしっかりできていれば、スイングというのは大きくなっていくんですよ。

大きくなるってことは、少し外に向かってスイングしているということなので、フォロースルーでは体に巻きつける前に少しだけ前にスイングができるとスムーズになります。

また、肩甲骨の動きもフォロースルーにかけては外側に離れていくため、スイングはちょっと楕円形になる方が窮屈なスイングになりにくくなります。

説明じゃ難しいですが、体を回転させれば腕は勝手についてきて体に巻き付くので、前へのスイングをしっかりやっていきましょうってことです。

前にスイングするメリットは、以下の通りです。

  • スイングの窮屈感がなくなる
  • パワーを前に伝えていける
  • ヒットポイントが長くなってミスヒットが少なくなる

考えると難しいですが、やってみるとボールの質が全然違うので、フォロースルーは前への意識でやっていきましょう。

やってみるとわかるけど最初は結構難しかった!
だけどそのスイングに慣れていくうちに、コントロールとミスヒットが少なくなったよ!

【ストローク】「押す」は感覚的表現。物理的表現はスイング軌道がストレート。

フォアハンドを強くするコツ

フォアハンドの基本ができたら、次は強くするコツを説明してきます。

  • 腕は完全に脱力しておく
  • 左肩を入れて、相手に背中を見せる
  • 右股関節を入れて、ももにグッとパワーを溜める
  • 右足を一気に蹴り、できる限りジャンプ
  • 気持ち下から上にスイング

いつもやっていることに追加、あるいは差し替えるようにしていただけるといいです。

腕は完全に脱力しておく

一つ目は、「腕は完全に脱力しておく」です。

まずフォアハンドを強くしたいなら、腕は確実に脱力しておく必要があります。

脱力しておくことでスイングスピードが上がり、スピン量、スピード、コントロールの全てを得ることができます。

もし脱力できていなければ、十分なスイングスピードが得られないので、両立することができません。

詳しくは、こちらの【テニスの極み】フォアハンドを脱力して打つコツを解説をチェックしてみてください。

左肩を入れて、相手に背中を見せる

二つ目は、「左肩を入れて、相手に背中を見せる」です。

これは少し極端な言い方かもしれませんが、相手に背中を見せるくらい大きく体を捻ります。

フォアハンドは回転運動によってパワーを出すため、体の回転は大きい方がパワーを作りやすいです。

間違ってはいけないのがラケットを引きすぎることで、打点に対してあまりにもラケットが遠すぎると、逆にパワーロスになってしまうからです。

最低でも相手に対して体の向きは90°横を向くようにすることを意識して体を捻りましょう。

こちらの【テニス】フォアハンドにおける左手の使い方について解説(手のひらは相手に向ける)も関連性が高いのでチェックしてみてください。

右股関節を入れて、ももにグッとパワーを溜める

三つ目は、「右股関節を入れて、ももにグッとパワーを溜める」です。

ここもパワーを出していくためには必須で、ももに溜めたパワーがそのままスイングに直結していきます。

パワーが出ない人の多くは、足が棒立ちになっていて股関節が入っていないので、全くパワーが溜められていません。

本当に一瞬の出来事かもしれませんが、これするのとしないのではスイングスピードが全然違います。

股関節を入れるトレーニングは、こちらフォアハンドを上達させるコツは股関節と回転運動で解説しているので参考にしてください。

右足を一気に蹴り、できる限りジャンプ

四つ目は、「右足を一気に蹴り、できる限りジャンプ」です。

さっきのももにパワーを溜めたところで、パワーをスイングに伝えていくために、一気に地面を蹴っていきましょう。

できる限りジャンプってことなんですけど、ジャンプするほどパワーが必要になるため、「ジャンプした方がパワーが伝えられるよ」という意味で、できる限りジャンプとしています。

高い打点で打つときにはジャンプでOKですが、低い打点の時には背伸び(つま先立ち)がいいですね。

意識的にやっていくことでパワーの伝わり方が全然違うので、積極的に地面を蹴っていきましょう。

地面を蹴っていく感覚は、こちらフォアハンドを上達させるコツは股関節と回転運動で解説しているので参考にしてください。

気持ち下から上にスイング

五つ目は、「気持ち下から上にスイング」です。

狙いとしては、

  • 安定感を高めるため
  • バウンド後に伸びるボールにするため

です。

スピンというと下から上にスイングですが、これを極端にやりすぎるのではなく、ラケットヘッドがボールの下から入るだけでOKです。

ここまで紹介したコツができればスイングスピードはかなり速くなっているはずなので、少しボールの下から入るだけで圧倒的なスピン量のフォアハンドになります。

もし軌道の高いボールを打ちたい時がきたら、それに合わせて調整していきましょう。

フォアハンドを強くするコツの練習方法

コツを覚える方法もあるので、じっくりと練習していきましょう。

  • 腕の脱力はボールつきで覚える
  • 左肩は胸郭を捻る感覚を覚える
  • ももにパワーを溜めるは、片足スクワットで感覚を覚える
  • 右足の蹴りはシャンプスクワットで覚える
  • 下から上にスイングはラケットの重さを感じることを覚える

では、詳しく説明していきます。

腕の脱力はボールつきで覚える

意外と軽視されがちな練習というか、眼中にない練習かもしれませんが、ボール突きで脱力する感覚を覚えることができます。

ボールを軽く地面についてみるとわかりますが、これって力は使わないですよね。

でもしっかり手首を柔らかく、インパクトの瞬間だけ反射的にグリップを握ることになるので、かなり脱力して打つフォアハンドに近いものがあります。

この練習をしてから力まずにボールを迎えられるようになったので、ぜひ初心に戻ってやってもらいたいと思います。

家でボールを打ちたくてひたすらやってたボールつきが役に立った!

左肩は胸郭を捻る感覚を覚える

左肩を入れるっていうのは、胸郭を捻るという意味です。

座った状態で体を捻ってもらったらわかりやすいと思うんですけど、腰を捻ることができないので、胸を中心に捻ることになると思います。

この胸の捻りを実際にスイングでもしてもらいたくて、体を横に向けるという表現でできている人もいますが、大体の人が胸郭の捻りまではできていません。

そのため、左肩を入れるようにすると、肩甲骨が開いて胸郭が捻られると思うので、正座でも椅子に座った状態でもいいので胸郭を動かす感覚を身につけていきましょう。

胸郭の捻りが使えるようになれば、コンパクトなテイクバックでも強いフォアハンドが打てるよ!

ももにパワーを溜めるは、片足スクワットで感覚を覚える

ももにパワーを溜めるは、スクワットをやってもらえればわかりやすいと思いますが、今回はさらに難しい片足のスクワットでいきます。

後ろ足を椅子かなんかに乗せて片足でスクワットをしてみると、太ももがプルプルしますよね。

このプルプルしている状態がパワーが溜まっている状態で、このプルプルが一番強くなったところが一番パワーが出ているところになります。

片足スクワットをやればパワーを溜める感覚がわかってくるので、ぜひやってみてください。

最初は壁とかで支えながらやるといいよ!

右足の蹴りはシャンプスクワットで覚える

スクワットの状態からジャンプするのがジャンプスクワットで、ジャンプが高ければ上手くパワーが伝わっていることになります。

やってもらうとわかりますが、パワーを溜めすぎてもジャンプは高くならないので、一瞬でパワーを溜める能力が備わってくると思います。

これをフォアハンドにも活かせば、時間のない中でもパワフルなフォアハンドを打つことができます。

できる人は、片足でジャンプスクワットをしていきましょう。

後ろの足は椅子か台に乗せてできる範囲で高くジャンプします。

これが上手くできるようになると足全体で筋力が整って、バランス感覚も良くなってきてブレない体幹にもつながってくるので、目標は片足のジャンプスクワットですね。

片足のスクワットも簡単になってきたら、いよいよダンベルかバーベルを持ってやるしかなくなってくるね!

下から上にスイングはラケットの重さを感じることを覚える

ラケットヘッドを自分で下げると、筋肉に力が入っている状態なのでそんなに重さは感じませんが、腕の力を抜いて前腕の回旋でラケットヘッドを下げるとかなり重さを感じると思います。

ラケットをぶらぶらさせた状態でスイングしてみると、ラケットヘッドが自然に落ちるところがあると思うんですけど、筋肉に力が入ってなければ反動で戻ってくるので、その戻ってきた勢いを利用してスピンをかけることができます。

そのため、極端に下から上にスイングしなくても、スピンはかなりかかってくれるため、重さを感じながらスイングすることはとても大切です。

また、脱力してないと重さを感じることができないので、これも脱力につながってきます。

ラケットが軽すぎると、ラケットの重さを上手く使うことができない原因にもなるよね!

まとめ|フォアハンドを上達させるコツは大きなパワーを使う

今回は、フォアハンドを上達させるコツについて解説してきました。

フォアハンドを上達させるコツを一言で言ってしまえば、より大きな筋肉を使ってあげることです。

今回紹介したコツをまとめると、

  • 腕は完全に脱力しておく
  • 左肩を入れて、相手に背中を見せる
  • 右股関節を入れて、ももにグッとパワーを溜める
  • 右足を一気に蹴り、できる限りジャンプ
  • 気持ち下から上にスイング

これができれば、フォアハンドはかなり大きな武器になっていくので、ぜひ一つずつでいいので試してみてください。

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ぼぶ
ブロガー
こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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