「このラケット、デザインは気に入ってるんだけど、ボールが全然飛ばない」
「簡単にボールが飛びすぎるから、アウトばかりになってしまう」
このように思ったことがある人に向けて書いています。
ボールの飛びってラケットによって全然違います。
自分のは飛びづらいのに、友達のを借りたら、すごくよく飛んでくれる。それとは逆のパターンだってありますよね。
ボールの飛びと関係あるのは、フレームの部分です。とくに横から見たときの厚み。
ここでは、フレーム厚の違いによるボールの飛びについて説明していきます。
フレーム厚の基準を知っておこう
フレーム厚の基準ってどれくらい?って質問が出そうなので、先に説明しときますね。
フレーム厚は18〜26mmと1cmも違いませんが、厚みの5mmはすごく違います。
フレーム厚の標準は22mmくらいですので、22mmを基準にして厚いか薄いかを考えたらいいですね。
そのため、フレーム厚が薄いのは21mm以下のものを指し、フレーム厚が厚いは23mm以上のものだと覚えておきましょう。
なぜ薄いフレームだとボールは飛ばなくて、厚いと飛ぶの?
飛ぶ飛ばないの原理は結構簡単です。
インパクトの瞬間にラケットがしなるのがわかりますか?
ボールを飛ばすにはエネルギーが必要なのですが、インパクトの衝撃が強いほどボールがよく飛びます。
これがポイントで、フレームが薄いものほどしなりやすいから、インパクトの衝撃を吸収するため、ボールが飛びづらくなるんですね。
逆にフレームが厚いものほど、しなりがなくなるので、ぶつかり合った衝撃が強く、ボールが飛びやすくなります。
要するにコピー用紙と画用紙みたいなもんですね。厚さが違うのでしなり方が全然違います。
厚ラケが人気なのも、ボールが簡単に飛んでくれるからで、バボラのピュアドライブやピュアアエロなんかはフレーム厚が24〜26mmあります。
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スピンプレーヤー
スピンプレーヤーはボールを下からこすり上げてストロークを打つため、ボールの飛距離を出しにくいという点があります。
ということは、言うまでもないですが、フレームが厚い方がいいんですよね。
薄くてもスイングスピードが速ければ問題ありませんが、かなり上級者向けとなっているのでおすすめはしないですね。
スピンを多く使う方で、スイングスピードが速くない方は、ラケットのせいでうまくいっていないと思ってください。
それくらい重要なので、次に買い替えるときは気を付けてみましょう。
ラケットが合っていない方は、ラケットを変えることがレベルアップへの最大の近道です。
ハードヒッター
逆にハードヒッターはボールを強くとらえるため、飛距離が出やすくなるんですよね。
ということは、ボールが飛びにくいフレームが薄いタイプを選ぶべきです。
ボールが飛びにくいというのはデメリットに感じるかと思いますが、ラケットがしなる分ボールとの接触時間が長くなります。
結果的にどうなるかというと、相手からしたら重いボールになっているでしょう。
ストローク戦では百戦錬磨になるはずです。
もし薄くしても飛びすぎてしまうのであれば、ガットに問題があるかもしれないので、種類やテンションの変更を慎重にしてみてください。
まとめ
フレーム厚だけで、ボールの飛びは大きく違ってきます。
まあ結局のところスイングスピードが速ければどのラケットでも問題ないのですが、プロみたいなフィジカルは持ち合わせていませんからね。
自分の筋力や、今まで使っていたラケットを基準にして、次買うときにはフレーム厚にも気をつけてみましょう。
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