今回は、ヘッド ラジカルMP 2023のレビューを書きました。
このラケットを一言で言うと、コントロールが自由自在のフラットドライブ系ラケットです。
本記事を読むことで、以下のことが分かります。
- 自分に合っているか
- ラケットを口コミ・評価
- どんな人に合っているか
- ガットは何にしたらいいか
- 最安値のショップはどこか
実際に使ってみて、「どんなガットを張ればいいか」、「どんな人に合っているか」などいろんな疑問の解決策がわかりました。
記事の前半ではスペックや特徴を、後半ではヘッド ラジカルMP 2023の悩みに対する解決方法を書いています。
ヘッド ラジカルMP 2023を購入の際には、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
ヘッド ラジカルMP 2023のスペック
最先端の Auxetic テクノロジーでアップグレードされた、汎用性の高い RADICAL MP は、オールコートのパフォーマンスプレーヤーにパワー、コントロール、スピンの最新のブレンドを提供します。
引用:ヘッド
- フェイス面積:98インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:300g
- バランスポイント:320㎜
- フレーム厚:20.0/23.0/21.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
フェイス面積が98inchと黄金スペックにはなりませんが、オーセチックテクノロジーのおかげで、スイートスポットを外しても面が安定していてしっかり飛んでくれるので、面の小ささをカバーしてくれます。
面の小ささとフレームの薄さから、ほかの黄金スペックと比較すると、飛びが控えめになっています。
パワーがある人にとっては、自然と飛距離が抑えられて使いやすいと思います。
ラジカルも人気モデルの一つで、スピードと並んでヘッドを支えているラケットだよ!
ヘッド ラジカルMP 2023に搭載されているテクノロジー
オーセチック
ミスヒット時に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる分子構造。
グラフィン インサイド
高い剛性とクリーンな打球感を実現するダイヤモンドよりも硬いカーボン素材。
サウンドグロメット
ストリングの動きと打球音を最適化するグロメット。
コントロールパターン
コントロールとパワーの完璧な両立をもたらす密度の高い16×19のストリングパターン。
バリアブルビーム
パワー&コントロール×スピンの完璧なバランスを生むフレーム設計。
ラジカルシリーズ使用選手
- フリッツ
- マレー
- シュワルツマン
この3人は10年位前からずっとラジカルを使い続けていて、とくに2023年ではフリッツがトップ10に入っていることもあり、マレーからラジカルの認知度を引き継いでいます。
ヘッド ラジカルMP 2023の使った感想・レビュー
- 打球感:普通
- スピン性能:やや強い
- ボールの飛び:普通
- 操作性:とても良い
- コントロール性:とても良い
打球感について
打球感については、普通でしたが、気持ち柔らかめな方なのかって感じでした。
前作よりは明らかに柔らかくなっていて、使いやすくなってユーザーも増えるだろうなって印象です。
コンパクトにスイングするとパンッって弾く感じの打球感で、普通にスイングする時には普通の打球感になります。
コンパクトになるほど力強い打球感に変わるのは、ブロックしただけでも打ってる感あって気持ちいいよ!
スピンについて
スピン性能については、やや強めなのかなって思いました。
フラットドライブで打って、自然にスピンがかかるので、スピン性能はまずまずです。
フラットも打てるしスピンもかけられるしで、スピンの調節もやりやすいと思いました。
ただ、グリグリのスピンはあまり得意ではなくて、軌道を高くするのが難しい印象でした。
グリグリのスピンにこだわりがなければ特に問題なし!
ボールの飛びについて
ボールの飛びについては、フラットドライブで打ってサービスラインとベースラインのちょうど間に落ちていたので普通の評価です。
前作との比較になりますが、少しパワーアップして飛びが強くなったかなと思います。
フラットで打ってもアウトしないし、スピンをかけて軌道を高くしてもアウトしないので、ボールの飛びについては普通ですが、普通だからこその最高評価です。
通常のボールの軌道は、ネット上50㎝くらいのところを通る感じです。
ボールが飛びやすくなったからカウンターの威力が高くなったよ!
操作性について
操作性については、フェイス面積が98inchと小さい分、振り抜きやすさがあります。
重さやバランスポイントは黄金スペックと変わらないので、リストワークなどはしやすいです。
振り抜きやすいのはなかなか魅力!
ストローカーにとっては結構重要かも!
コントロール性について
コントロール性能については、狙ったところ付近に打つことができるので、とても良い感じです。
ボールの飛びも、飛びすぎず抑えもきくから前後のコントロールもしやすいです。
しいて言うなら、フラットで打つことを意識しすぎると、軌道が上がりやすいタイプのラケットじゃないのでネットします。
ドフラットで思いっきり打つ場面なんてないから、あまり気にしなくていいよ!
ヘッド ラジカルMP 2023の最安値
定価は、38500円
ネットショップは、24558円
さらに、アルペン楽天市場店では、店内5点以上購入で10%OFFクーポンが使用できるので、クーポン使用後は22102円。
そして、楽天ポイント付くので、実質21500円以下で買えることになります。
ボールとか買えば、5点くらいならいくよね!
人によっては、もっとポイントが付く人もいると思うので、最安値で買いたい方はアルペン楽天市場店で購入しましょう。
ヘッド ラジカルMP 2023と前作ラジカルMP 2021の比較
ラジカルMP 2023 | ラジカルMP 2021 | |
フェイス面積 | 98inch | 100inch |
重さ | 300g | 300g |
長さ | 27.0inch | 27.0inch |
バランスポイント | 320㎜ | 320㎜ |
フレーム厚 | 20.0-23.0-21.0㎜ | 20.0-23.0-21.0㎜ |
ストリング・パターン | 16×19 | 16×19 |
スペック上の変更はありません。
前作のラジカルMP 2021と比較すると、打球感が柔らかくなりボールも飛びやすくなって、全体的にパワーアップしていて使いやすくなりました。
スピン性能に関しても、スピン量に幅が出て、がっつりかけることができるようになりました。
どのラケットもアシストが強くなってきていますが、ラジカルも同様にどの性能もパワーアップしていて、どんどん良くなっています。
スピン性能が進化したのが結構大きくて、これによってラケットを選ぶ時の候補に入りやすくなったよ!
回転ってスピンだけじゃなくて、スライスもそうだし、スライスサーブでも回転が使われるから、本当にスピン性能の向上は嬉しい!
ヘッド ラジカルMP 2023の口コミ・評判
ラジカルMP 2023について、ユーザーはどんなことを感じたのか口コミを集めてみました。
良い口コミ
- 小さいスイングでも飛ぶようになった
- カウンターの威力が上がった
- 振り抜きやすくてサーブが打ちやすい
楽にボールを飛ばすことができるのはいいことだよね!
重さ、バランスポイントが黄金スペックのまま、フェイス面積だけが98inchってなかなかないから、ある意味唯一無二のラケットかも!
悪い口コミ
- フェイス面積98inchだと小さい
- もうちょっとボールが飛んでほしい
男性ならこれくらいのモデルがちょうどいいけど、女性からしたら面が2inch小さいのは結構な違い!
それにフレーム厚も薄い方だから、もう少しパワーアシストがあると女性にとっては嬉しいね!
インプレ動画もあるよ
ヘッド ラジカルMP 2023に対するQ&A
Q ラジカルProとの違いは何ですか?
ラジカルMP | ラジカルPro | |
フェイス面積 | 98inch | 98inch |
長さ | 27inch | 27inch |
重さ | 300g | 315g |
バランスポイント | 320㎜ | 315㎜ |
フレーム厚 | 21.0-23.0-20.0㎜ | 20.0-21.5-21.0㎜ |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 |
スペックは以上の通りです。
- 重さが315gと15g重い
- バランスポイントが315㎜と5㎜グリップ寄り
- フレーム厚が少し薄くなっている
ラジカルMPでもコントロール性能はいいですが、よりコントロールしやすくなっています。
また、少し球持ちも長くなっているので、十分にボールをキャッチして(潰して)から打つことができ、パワーとコントロールが高くなっています。
フェイス面積が98inchと変わらないので、扱うことができるならラジカルProを使った方がメリットが大きそう!
Q スピードMPとの違いを教えてください。
ラジカルMP | スピードMP | |
フェイス面積 | 98inch | 100inch |
長さ | 27inch | 27inch |
重さ | 300g | 300g |
バランスポイント | 320㎜ | 320㎜ |
フレーム厚 | 21.0-23.0-20.0㎜ | 23.0-23.0-23.0㎜ |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 |
スペックの違いはこんな感じです。
ラジカルMPは、フラット系コントロールラケット。
スピードMPは、スピン系軽くボールを飛ばせるラケット。
重さは違いますが、スピードProの方がラジカルMPと似ているかと思います。
この2つは、プレースタイルで決めちゃっていいと思うんだよね~
スピンをよく使うならスピードMPで、フラット系メインならラジカルって感じで!
詳しくは、ヘッド スピードMP 2022のレビュー・インプレをチェックしてみてください。
Q ラジカルMPと似ているラケットを教えてください。
ヘッド エクストリームツアー
まず1つ目に紹介したいのが、エクストリームツアーです。
フェイス面積が98inch、重さ305g、バランスポイント315㎜と結構似ていて、ラジカルよりちょっとだけ柔らかさがあります。
重さに関しては5g重いですが、バランスポイントが315㎜なので、振り抜きは同じような感じです。
それでもバランスポイントの違いで、ヘッドの走りが若干変わってくるので、そこは好みしかないですね。
どっちが黄金スペックに近いかって言われたらラジカルかな!
ヘッド スピードPro
次に紹介するのが、スピードプロです。
ぶっちゃけスピードMPと迷いましたが、スピードMPはほぼスピン系ラケットなんですよね。
スピードプロの方がコントロール性能が近いので、こちらを選びました。
重さが310gと10g重くなっているのですが、バランスポイントが315㎜なので、振り抜きの感じは似ています。
振り抜きを重視するならスピードMPの方がいいと思いますが、あとはボールの飛びで選ぶのもアリだと思います。
ボールを楽に飛ばしたいならスピードMPの方がいいし、抑えが利きやすい方がいいならスピードプロって感じ!
ヘッド ブーンMP
続いては、ブーンMPです。
ブーンMPはコントロール性能が高いところがラジカルと似ていて、得意なショットもフラット系です。
ただ、重さが295gと軽くなっているし、バランスポイントが315㎜と振り抜きの良さを重視してるモデルなので、パワーという面では少し弱いのかなって印象です。
どうしてもフェイス面積98inchだと妥協できないって場合には、ブーンMPが一番似ているラケットだと思います。
振り抜きやすさは大事だけど、バランスポイントのわりに重さが軽いから、相手のプレッシャーになるかどうかってところだね!
ヘッド ラジカルMP 2023におすすめのガット
1.ルキシロン アルパワー
ポリの中で断トツのランキング1位を誇るアルパワー。
独特なホールド感で球持ちがよく、ボールの飛びとスピードの速さが特徴で、プロからの支持率もNo.1です。
マレーもアルパワーを張っているとか。
フラットが打ちやすくラジカルとの相性も抜群で、バウンド後の伸びが半端ないです。
ボールスピードが上がればテニス全体のレベルがアップするよ!
2.ルキシロン アルパワーラフ
アルパワーの表面に凹凸加工(ラフ加工)を施したアルパワーラフ。
アルパワーを性能を持ちつつ、ラフ加工にすることでガットがたわみやすくなり、ボールの軌道を少し上げることでき、ネットミスが少なくなります。
フェデラーやジョコビッチもクロス(横)にアルパワーラフを選んでいるくらい素晴らしいガットなので、気になる方は張ってみてください。
アルパワーよりは、すこしだけボールの伸びが弱くなる印象、、、
アルパワーラフはハイブリットで張るのがいいかも!
3.ヘッド ホークタッチ
ヘッドと契約している選手から人気のホークタッチ。
球持ちがよくて、抑えの利く飛び感、コントロール性能の高さを誇るバランスの良いガットです。
ラジカルと組み合わせれば、圧倒的なコントロールで自由自在に相手を走らせることができます。
テンション維持性能にも優れていて、すぐにガットが切れない人でも安心して長く使うことができます。
テンション維持性能が悪いと、どんどんガットを張り替えないとだからねー、結局コスパがいいんだよ!
番外編
ボールの伸びを出したいなら、まずはスピードを速くしていくのが一番です。
詳しくは、ボールスピードが速くなるポリエステルガットのおすすめ10選をチェックしてみてください。
ヘッド ラジカルMP 2023はこんな人におすすめ
- コントロール性能を求める人
- 抑えが利くラケットがいい人
- 振り抜きの良さを重視する人
黄金スペックでフェイス面積だけ小さいラケットなんてなかなかないから、唯一無二の存在かもね!
おすすめできない人
- フェイス面積が100inchないと嫌な人
- 完全なる黄金スペックを求めてる人
- ボールを楽に飛ばしていきたい人
フェイス面積98inchってことは、スイートスポットも小さくなるってことだからね!
ヘッド ラジカル2023のシリーズ
ラジカル プロ
- フェイス面積:98インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:315g
- バランスポイント:315㎜
- フレーム厚:20.0/21.5/21.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:2.3.4
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
ラジカル MP
- フェイス面積:98インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:300g
- バランスポイント:320㎜
- フレーム厚:20.0/23.0/21.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
ラジカル チーム
- フェイス面積:102インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:280g
- バランスポイント:320㎜
- フレーム厚:22.0-25.0-23.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:1.2.3
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
ラジカル チーム L
- フェイス面積:102インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:260g
- バランスポイント:340㎜
- フレーム厚:22.0-25.0-23.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:1.2.3
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
ヘッド ラジカルMP 2023のまとめ
ヘッド ラジカルMP 2023についてまとめてきました。
ラジカルMPはフラット系ドライブが得意で、高いコントロール性能を持っているラケットです。
コンパクトにスイングしてもパワーが出せるように進化しているので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
購入する際は、最安値のアルペン楽天市場店を利用しましょう。
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