ボールの伸びについて考えたことはありますか?
実は伸びていると思ってたショットが、ただの錯覚だったりします。
ボールの伸びって何?
ボールの伸びはバウンドした後にどれだけ自分の方に食い込んでくるか。
ストローク戦でいえば振り遅れた時なんかに、「今のは伸びてきた」なんていうことがありますよね。
その時は、予想のバウンドよりも勢いのあるストロークだったということで、ボールが伸びているということがわかります。
そして気になるのが、ただ振り遅れているだけなのか、ボールの伸びによって振り遅れているだけなのか。
フラット系のボールは実はそんなに伸びていない
フラット系のサーブまたはストロークに関して、めちゃくちゃ伸びてくるという声がありますが、実際には言うほど伸びてはいません。
フラット系はスピードこそありますが、バウンドしてからはそれほど威力が残っていないんですね。
もしボールが飛びていると思っているなら、それは勘違いかもしれません。
単に自分がスピードに対応できていない、ただそれだけの可能性が高いので、準備さえできれば簡単に返すことができます。
もし早いと感じるなら、それは錯覚によるものです。
フラット系のショットはあまり弾まないので、地面を滑るようにバウンドしていきます。
目の高さのボールって言うのは追いかけやすくて、それほどボールへの対応って難しくないんですよ。
でもね、足元付近のボールって早く感じませんか?
足元は動体視力の点から見て追いにくい部分なので、伸びていると感じる人も大きくいます。
[cc id=2483 title=”広告レク 記事中”]回転がかかっているボールほど伸びる
フラット系はそれほどボールが伸びてはきませんが、回転がよくかかっているボールはめちゃくちゃ伸びてきます。
遅いけどスピンのかかったボールを打たれると、結構な割合で振り遅れませんか?
打とうと思っていた打点よりも遅れてしまって頭に上に巻くようなスイングになることとか。
スライスの時もそうで、振り遅れて詰まってしまい、上に振りぬくときありますよね。
これこそがボールの伸びになります。
打ちづらいのは回転がかかって変化するからじゃないの?と思っているかもしれませんね。
確かにそれもあります。しかし、回転がかかっている方がバウンド後の威力を比較した時にボールの勢いが全然落ちないんですよ。
フラットだと100あるパワーがバウンド後には30程度しか残っていません。スピンだと100あるパワーがバウンド後でも50程度残ると言われています。
※スピン量によって異なるので、あくまで目安。
つまりフラットが30%でスピンが50%。
ということはスピンで威力を70%に落としたとしても35のパワーが残っているのでフラットよりもボールが生きているんですね。
これこそがスピンの方が伸びがあると言われている要因になります。
回転のかけすぎはNG
スピンのかけすぎもいいわけではありません。
回転をかけた方が伸びのあるボールになることを信じて、極端にスピンをかけてしまう人がいます。
極端にスピンをかけるとどうなるかというと、こすりすぎただけのボールなのでもともとのパワーが50%くらいになってしまい、25のパワーにしかならなくなってしまうのです。
このように数字に表してみると、いかに回転をかけた方が強いボールになるのかわかりますね。
回転のかけすぎでもともとのパワーが小さくなってしまっては、威力は下がってしまいますが、ざっくりとして説明としてはわかりやすいと思います。
スライスにも例えてみますと、押しのきいたスライスはバウンド後にすごく伸びてきますが、切っただけのスライスでは威力はないし、バウンド後に止まってしまいます。
スピンとスライスの両方のパターンでチェックすると、回転のかけすぎがHGだということがよりわかりますよね。
ボールに伸びを出したいなら回転を意識しよう
伸びということに関しては、ボールに回転をかけることでいくらでも威力のあるショットを打つことができます。
プロのフラットサーブなんか、ほんとはめちゃくちゃ回転がかかっているので、後ろの壁まで届きます。
プロでも回転はめちゃくちゃ意識してかけているので、ボールの質を上げたいなら一般プレーヤーも意識して取り組みたいところですね。
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