エッグボールを1度でいいから打ってみたいと思いませんか?

ここではエッグボールの打ち方から、エッグボールを実現するための補足説明、おすすめのラケットやガットの解説をしています。

エッグボールが気になる!打ちたい!って方は必見です。

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エッグボールとは?

まずはじめに、エッグボールがなんなのかを説明します。

テニスをしている人なら1度は聞いたことがあると思いますが、あまり聞き慣れないエッグボール。

エッグボールとは、攻撃力がもっとも高いスピンショットの1つです。

普通のスピンがネットを過ぎたあたりで落下していくのに対して、エッグボールはベースラインの近くで急激に落下します。

その軌道は、ネットを過ぎても落ちてこないので、一見アウトかと思うくらい勢いよく飛んでいきます。

軌道はフラットに近く、ラインぎりぎりで落ちるから、ショットの威力がスピンよりもはるかに高いです。

ボールの軌道を横から見たときに、卵を半分にしたような形に見えるので、エッグボールと呼ばれているんですね。

また、ボールは強烈な回転がかかっているので、ミスが少ない安定したショットだと言えます。

これが打てるようになれば、試合では楽に展開することができますね。

エッグボールは強烈にスピンをかけるので、薄いグリップでも可能ですが、厚いグリップがおすすめです。

>>エッグボールに適した厚グリップの打ち方はこちら

トップスピンとは何が違う?

たしかにエッグボールとトップスピンは似ていますし、言い方の問題で同じショットと認識している人も多いです。

しかし、決定的な違いがあります!

それはボールの軌道です。

エッグボールはボールをつぶしているので、フラットのような軌道で飛んでいき、ネットを越えてもベースライン付近までなかなか落ちてきません。

トップスピンはボールをこするように打っているので、山なりの軌道で飛んでいき、ネットを越えたらすぐに落ちていきます。

>>トップスピンの打ち方についてはこちら

他にも、ボールの重さやスピードが違います。

受けた感じだと、エッグボールはフラット系のショットよりも重さを感じるため、返す方は大変でしょう。

プロが速いストロークとして、エッグボールを選択しているのはボールが重くなるから。

フラットショットもボールスピードはありますが、重さが足りないので追いつかれた時には、反撃されてしまうことがあるからです。

滞空時間の違いから、構えられる時にはエッグボールを使って、余裕がない時にはトップスピンを使って、ポジションに戻る時間を稼いでいます。

プロの試合を見る時には、どんな球種のストロークを選択しているのかを見るのも状況がわかって楽しくなります。

一般のプレーヤーでは、エッグボールを打てる人が少ないので、なかなか違いに気づくことが難しいのでしょう。

では、エッグボールはどのようにしたら打てるのか?

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エッグボールの打ち方

エッグボールを打つには、とにかくスイングスピードを上げることが必要になります。

大事なポイントは3つ。


  1. 軸をまっすぐにする
  2. 肩を入れる
  3. ひざをしっかり曲げる

意外かもしれませんがエッグボールの打ち方は、フラット系ドライブとほとんど同じです。

違う点を挙げるとすれば、インパクトの後にラケットを急上昇させること。

フラットが地面に対してほぼ水平にスイングしていくのですが、エッグボールを打つ時は、インパクトまでは水平にスイングして、ボールが離れる瞬間に斜め上にスイングします。

軸をまっすぐにする

まずはテイクバックからフォロースルーまで、上体をまっすぐにキープすることが大切です。

体の回転パワーをしっかり使うことができないと打てないので、少しもブレてはいけません。

ブラさないことで体の軸を1本にすることができ、軸を中心に体を一気に回転させることができます。

>>軸を使ったストロークを身につける!はこちら

肩を入れる

テイクバックでは、肩をしっかり入れましょう。肩を入れることで、体幹をひねることができます。

肩が入っていないと、体は開いてしまい、インパクトに向けて一気に回転させることができなくなってしまうのです。

また、ひねりが足りていないと、スイングスピードを上げるための十分なエネルギーを生み出すことができません。

ひねりすぎるのもタイミングがズレてしまうので、振り遅れの原因になったりします。

>>フォアハンドの肩の使い方を理解すれば相手は迷う!

ひざをしっかり曲げる

やはり下半身のパワーにまさるものはなく、上半身のパワーでは補えないほど強いエネルギーを持っています。

鋭くスイングしていくためには、1本の軸に対して回転していく必要があります。

その回転のパワーをもっとも強めてくれるのが股関節。

股関節の付近には、多くの筋肉があるので、ひねり戻しのパワーがケタ違いあります。

そして、股関節を十分に使うためにひざをしっかり曲げることが大切なのです。

また、ひざを曲げることで股関節を使えるだけでなく、太ももの後ろの筋肉であるハムストリングスを使えるので、地面を強く蹴ることができるんですね。

地面を蹴ることができると、強く蹴った分だけエネルギーが返ってくるので、スイングスピードが上がります。

たとえば、垂直跳びで高くジャンプするとします。

ひざを伸ばした状態と曲げた状態、どちらが高くジャンプすることができますか?

答えはもちろん、ひざを曲げた状態。

実践してみるとわかるとおり、ひざを曲げた方が、より大きなエネルギーを作ることができます。

スイングスピードを上げる上で1番大切な要素になるので、ひざはしっかり曲げましょう。

>>テニスの動きを良くしたいならファンクショナルトレーニングがおすすめ!

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3つが揃ってエッグボールになる

この3つの要素が揃って、はじめてエッグボールを打つことができます。

どれか1つでもできないとなると、運動連鎖を使うことができないので、エッグボールを打つために必要なエネルギーが足りなくなります。

しかし、この3つの要素を動かされた状態でやっていくのは難易度が高く、習得するためにどのくらいかかるかわかりません。

ですが、1度覚えてしまえば、意識せずとも自然と打つことができるようになります。

しかも、このように構えれば、相手から見た時に、打つまではどっちくるかわかりません。

完璧に構えることができると、相手の足を止めることができるので、反応が遅れてミスをすることもあります。

つまり何が言いたいのかというと、この3つのポイントはすべてスイングスピードをあげるために必要な条件なのです。

一言でいえばエッグボールは、スイングスピードが遅ければ打てないショットということなんですね。

トップスピンを打てる条件でも説明しているのですが、エッグボールを打つ時にも同じことが言えます。

トップスピンが打てる条件

  • スイングスピード
  • スピン量
  • 打ち出す方向

まず始めに、プロのインパクトの瞬間を見たことがありますか?

 


出典:テニス365

 

プロのインパクトは横から見ると、ボールが半分くらいにつぶれています。これがよく言われる「つぶして打つ」ということです。

プロと同様に、ここまでつぶすことは難しいですが、一般のプレーヤーでもつぶすことは可能です。

そのボールを潰すために必要なのがスイングスピード。そして、つぶすために必要なスイングスピードは130kmと言われています。

球速ではなく、スイングスピードです。

つぶれたボールは元に戻ろうとして、縦につぶれるので、空気抵抗が少ない状態で相手コートに飛んでいきます。空気抵抗が少ないぶん球速が保たれるので、速いショットになるんですね。

縦につぶれたボールが今度は元の円形に戻った時に、空気抵抗が大きくなるので急激に落下します。さらに、スピンをかけることで下向きに力が働くので、ボールの落差が激しくなります。

ここで、気をつけなければいけないのが最後の打ち出す方向

ボールが急激に落下するぶん、ネットの高いところを通さないと、浅くなってしまいます。さらに、ネットの低いところを通すように打つと、ネットする可能性だってあります。

そこで、ネット2〜3個ぶんの高さを狙って打ちましょう。

しっかりつぶして打つことができれば、この高さを通過しても、ボールがコートから出ることはありません。しかも、ネットよりだいぶ高く打っているので、1番したくないネットミスを避けることができます。

そのために、トップスピンの条件として、

  • スイングスピード
  • スピン量
  • 打ち出す方向

が最低限必要とされます。

どんなにいいラケットやガットを使ったとしても、スイングが遅ければ打てないということ。ただ、エッグボールが打ちやすくなる条件として、ラケットやガットも関係しているので、手助けをしてくれることは確かです。

1番重要なのはスイングスピードなので、まずは上記の3つのポイントを意識してスイングスピードをあげていきましょう。

エッグボールで代表的な選手のナダルですが、ほんとにボールの落差が激しいです。

スイングも速いですね。一瞬のうちに振り終わっています。

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ナダルはエッグボールがだけを打っている

先ほどの動画を見てもらうとわかるように、高い軌道~低い軌道までのすべてのボールがエッグボールになっています。

ストローク練習なので基本的には低い軌道のエッグボールを連発していますが、フラットではなくてスピン量が半端ないです。

ナダルのストロークはフォアバック共にスイングが速いため、スピンをかけようと思うと自動的にエッグボールになるんでしょうね。羨ましい限りです。

実際にはナダルほどのスイングスピードは必要ありません。

エッグボールのレベルにもよりますが、アマチュアでも打てる可能性は全然あるし、打ててるプレーヤーも結構いるんですよ。

うまくボールを潰して打つことができてる証拠です。

関連記事:【5%以下の人しかできないボールを潰す技術】3つのポイントで習得せよ!

体の使い方がしっかりしていれば打つことはできるため、体全体を使ったフォームを覚える必要があります。

ナダルは軸がブレてないから腕が体に巻き付くてくるようなスイングになってますよね。

関連記事:軸を使ったフォアハンドストロークを打ち方

エッグボールの連発はきつい

エッグボールは大きなエネルギーを必要とするので、体力的にきついです。

もし毎回打つことができるとしたら、10分~20分で体力切れになり、普通のストロークすら打てなくなるでしょう。

それだけしっかり打たなければエッグボールにならないということです。

プロはエッグボールを使っていますが、毎回全力で打っているわけではありません。

決めにいくときのエッグボールはネットすれすれで、さらにフラット系に近いストロークです。

ストローク戦になっているときは、攻めにいけるボールがあるまではトップスピンや少し軌道の高い繋げるエッグボールを使っています。

プロはセット数が多いので試合時間が長く、試合も連日続くので連発しません。

そんなプロでも難しいショットを一般のプレーヤーが何発も打てるはずありません。

打てるだけでもすごいことです。

連発できるようになるには?

とにかく無駄な力をはぶいて、運動連鎖を習得することが大切です。

スイングスピードを上げるには、運動連鎖しか方法がありません。

筋肉に頼った打つ方では、力のない未完成なエッグボールしか打てません。

あとは、ひたすらボールを打つ込む練習をしたり、走り込みで体力を底上げしていくしかありません。

体力の向上は学生なら期待できますが、社会人だと時間も問題や体力の減退で難しいですね。

運動連鎖をスムーズにする方が、現実的で近道だと思います。

詳しい練習方法については、エッグボールを連発できるようになるための練習方法をご覧ください。

手首は脱力してガットのズレを利用!

注意が必要なのが手首。

エッグボールはフォアハンドの中でも最強のストロークなので、強く打つ意識が働き、手首に力を入れてしまうことがあります。

しかし手首を使うのは逆効果。

>>フォアハンドの手首の正しい使い方はこちら

せっかく大きなエネルギーを作れたのに手首を使うことで、腕のしなりがなくなりパワーを伝えることができません。

また、運動連鎖が止まることでスイングスピードが落ちてしまいます。

本当ならインパクトに向けてスイングを速くしなければいけません。

じゃあ、どうしたらスピンをかけることができるの?

と思いますよね。

答えはガットのズレにあります。

ラケット面を少し傾けておくだけで、まっすぐにスイングしてもスピンをかけることができます。

これだけでもスピンをかけることができますが、もっとボールを潰すことでさらにガットをズラすことも。

速くスイングした分だけ、ボールが潰れてガットがズレるので、手首を使わなくてもスピンは十分にかかるということです。

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エッグボールが打ちやすいラケット

ラケットにもエッグボールを打ちやすいものがあります。プロはさまざまなラケットを使っていますが、それはテニスのプロだから。エッグボールを打つための条件を満たしているからです。

エッグボールを打つためには、時速約130km以上のスイングスピードが必要になりますから、どんなラケットを使ったとしてもエッグボールを打つことができるんですね。

それはプロのフィジカルがあってこそできるのであって、一般のプレーヤーがやろうとしても同じトレーニングや食事など、プロと同じような環境を取り入れなければいけません。それは日本のプロであっても難しいことでしょう。

なのでラケットを選ぶことも大切なんです。エッグボールが打つやすいラケットの特徴として、


  • フレームが中厚のもの、21~23mm
  • 重量300g以上

フレームが薄すぎるとパワー不足に、厚すぎると弾いてしまってボールをつぶせなくなってしまうから。また、ラケットが軽いとボールに強い衝撃をぶつけられず、つぶせないからといった理由があるんですね。

おすすめのラケットについては【ストローカー向け】エッグボールが打ちやすいラケット11選をご覧ください。

エッグボールが打ちやすいガット

ガットにもエッグボールを打ちやすいものがあります。フィジカルがどうにもなんない以上は、道具の力を借りたいところですね。

どんなガットがいいかというと、


  • ゲージが太すぎないもの
  • 表面が滑りやすいもの
  • 表面に凹凸があるもの

ゲージが太すぎてしまうと、ガットがズレにくくなってしまいます。また、表面が滑りやすいものの方が簡単にズレてくれるので、極端に振り上げなくてもスピンがかけやすくなります。

ボールをつぶすほどのスイングスピードにならないという人は、ガットの表面に凹凸があるものにすればスピンがかけやすくなるでしょう。

おすすめのガットについては【ストローカー向け】エッグボールが打ちやすいガット8選をご覧ください。

ガットのテンションもエッグボールに関係ある?

エッグボールに1番重要なのは、速いスイングでボールを潰すことです。

ボールを潰すためにはスイングスピードが速くないとできません。

しかし、ガットのテンションを調整することでボールを潰すに匹敵する効果を得ることができます。

ボールを潰すんだったら強い衝撃を与えるために、ガットのテンションは強くした方がぶつかるエネルギーが大きくなって潰れやすいんですよね。

ただ、誰もが潰すために必要なエネルギーを作り出すことができないため、必ずしもそれが正しいわけではないです。

十分なエネルギーを作り出せない(スイングスピードが速くない)方は、ガットのテンションを緩くすることでボールを潰している状況に近づけることができます。

エッグボールを打ちたいと望むなら、ガットは緩く張ってみるのも1つの方法だということを覚えておきましょう。

ベストとしては衝撃は大きい方がいいので、ある程度強いテンション(目安は50かな?)が必要です。

関連記事:【接触面積の考え方】ボールとガットの接触面積でショットの質が大きく変わる

エッグボールを打てるようにするための練習

エッグボールを打つための必要なのは、スイングスピードです!

スイングスピードを速くするためには、以下の3つを集中的にトレーニングさせることが大切です。


  • 下半身の強化
  • ブレない体幹
  • ムチのような腕

1番エネルギーを作り出せるのが下半身ということで、まずは下半身のトレーニングをメインにやりましょう。

下半身が強くなってくれば、ボールに余裕をもって追いつける回数が増えていきます。追いついたところからバランスを崩さずに打つことができれば、徐々に体幹も鍛えられてくるんですね。

腕はとくに意識せず、体を回した後に勝手についてくるくらいの感じにすると、下半身が生み出したエネルギーを無駄なくボールに伝えることができるんです。

テニスは手ニスではなく、足ニスというくらい足が重要な役割をしているので、下半身を鍛えることで、自然と次のステップが見えてきます。

ウエイトトレーニングをやっている人もいると思いますが、しっかりボールに追いつくことが先決です!それからだって遅くはないので、まずは追いつけるフットワークを身につけてください。

ウエイトトレーニングをやっていることは素晴らしいです。なので可能なら、そのまま続けてウエイトトレーニングをして、少しだけフットワークを鍛えるトレーニングに時間をゆずってもらえれば、今までよりも強いストロークが打てると思います。

まとめ

一言でいえば、エッグボールは最強のショットです。

最強のショットということで、覚えるのも簡単ではありません。

  1. 軸をまっすぐにする
  2. 肩を入れる
  3. ひざをしっかり曲げる

上記の説明は打つ時のポイントです。本当に大切なのはフットワークかもしれません。追いつけなければ準備できないですからね。

プロの選手は、このエッグボールを駆使して展開しています。正直、プロのショットには憧れてしまいますよね。

ポイントさえ抑えることができれば誰にでも打つことができるので、ぜひ目標にしてみてください。

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