ソフトテニスと同じ打ち方でフォアハンドを打ってはダメな理由

ソフトテニスあがりの人が疑問を抱きやすいフォアハンド。

そのまま同じような打ち方をしてはいけないのか、という点について説明していきます。

目次

フォアハンドは全く違うのでNG

ソフトテニス上がりの人って、その打ち方のまま硬式テニスをやると思うのですが、コントロールがまったくきかない状態じゃないですか?

もちろん始めたばかりの頃って何でも難しんですよ。

テニスは同じでも硬式テニスとソフトテニスは全く違うものだと思ったほうが無難です。

なかでもフォアハンドが似ていてる中でも、1番違う部分だと思います。

ソフトテニスのまま打ったところで、一生安定しないかもしれません。

うまくいかない原因はボールの性質

硬式テニスとソフトテニスでは、その名の通り何から何まで硬さが違います。

その中でも特に注目してほしいのがボール。

ソフトテニスのボールはぺちゃんこにつぶれるので、とにかく引っぱたけばコントロールできます。

しかし硬式テニスはボールが潰れないため、引っぱたいたらコントロールできるというわけではないんですね。

もし面が少しでも上を向いていたら、フェンス越えなんて珍しくはありません。

ソフトテニスでは面が少しずれたとしても、ボールに触れている間は修正が効くと思ってください。

対して硬式テニスのボールはほとんど潰れることはないので、インパクトした時のままボールが飛んでいくということです。

打ち方の問題というよりもボールの性質が違うことから、打ち方を変えざるを得ないと思っておいた方がいいですね。

フォアハンドにおけるソフトテニスと硬式テニスの1番の違い

ソフトテニスのまま打つと安定しない理由が分かったところで、具体的にどんな部分を修正したらいいのか、フォームでの1番の違いは何だと思いますか?

ざっくり言うと答えは2つあります。

1.支点がひじか手首か

硬式テニスはひじを支点にワイパースイングというスイングをしてストロークを打ちます。

ところがソフトテニスは手首を返してしまう打ち方になるので、インパクトの面が安定しません。

これは先ほど原因で説明したように、ボールが潰れてくれないというのが原因ですね。

インパクト前後だけを見てみると、硬式テニスはフラットに近い面の向きが続くのに比べ、ソフトテニスはインパクト直後に面をかぶせてしまう。

これは硬式テニスではNGです!

やはり飛距離が出るだけに、ほんの一瞬のインパクトがとても重要なポイントになるので、手首を使った小手先のスイングにならないように注意してください。

2.スイングの角度

スイングの角度というものがまったく違います。

ソフトテニスは平行なスイングをしますよね。横振りみたいな。

硬式テニスでそれをやると、間違いなくネットします。ネットをすれすれで通過したとしても入る確率は非常に低いです。

ストロークは速いけどミスが多い、ソフトテニス経験者あるあるですね。

硬式テニスでは横振りではなく、少し縦にスイングする要素が必要です。

理由を説明するなら、スピンをかける必要があるから。

横振りになっている方は心当たりがあるかと思いますが、フラットかシュート回転ではありませんか?

必ずしもスピンをかけることはありませんが、自然にかかる程度のナチュラルスピンは必要になります。

もし横振りになっているなら、少し下からボールを打つような感覚にしてみてください。

ソフトテニスと硬式テニスは別物

今回はフォアハンドに焦点を合わせて説明しましたが、同じ要素は1つもないと思った方がいいです。

フォームもそうなんですけどボールが全然違うので、どのショットを打つにもボールが違うことは避けて通れません。

硬式ボールを潰せるように練習しますか?

それを習得するにも、ソフトテニスと同じでは不可能なので、ぜひ以上に挙げた2つのポイントを意識して、全く違うことしっかり実感していただけたらと思います。

硬式のフォアのコツは、フォアハンドの打ち方を超わかりやすく解説!【初心者もOK】で解説しているので、ぜひ読んでいってください。

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ぼぶ
ブロガー
こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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