今回は、ヘッド グラビティMP 2023のレビューを書きました。
このラケットを一言で言うと、しなってコントロールができるストローク向きラケットです。
本記事を読むことで、以下のことが分かります。
- 自分に合っているか
- ラケットを口コミ・評価
- どんな人に合っているか
- ガットは何にしたらいいか
- 最安値のショップはどこか
実際に使ってみて、「どんなガットを張ればいいか」、「どんな人に合っているか」などいろんな疑問の解決策がわかりました。
記事の前半ではスペックや特徴を、後半ではグラビティMP 2023の悩みに対する解決方法を書いています。
グラビティMP 2023を購入の際には、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
ヘッド グラビティMP 2023のスペック
広いスイートスポット、画期的なフレーム、革新的なAuxeticテクノロジーにより、アグレッシブな次世代パフォーマンスプレーヤーが、どのような対戦でも圧倒できるGRAVITY MP。
引用:ヘッド
- フェイス面積:100インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:295g
- バランスポイント:325㎜
- フレーム厚:22.0㎜
- ストリングパターン:16×20
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
グラビティは黄金スペックではないけれど、比較的黄金スペックに近いモデルです。
重さ295gと5g軽いのですが、バランスポイントが325㎜と5㎜トップ寄りになっているので、少しの軽さをカバーしています。
バランスポイントがトップ寄りになっていることから、ストローク向きのラケットということがうかがえます。
また、ストリングパターンが16×20とクロス(横)が1本多くなっていることで、コントロールも重視していることがわかります。
フェイス面積以外、何もかもが黄金スペックとは少しズレているけど、これもラケットの個性だね!
ヘッド グラビティMP 2023に搭載されているテクノロジー
オーセチック | ミスヒット時に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる分子構造。 |
グラフィン インサイド | 高い剛性とクリーンな打球感を実現するダイヤモンドよりも硬いカーボン素材。 |
ラケットシリーズ使用選手
- ルブレフ
- ズべレフ
ズべレフはケガでランキングを一時落としましたが、元トップ10選手で、また戻ってくると思います。
ルブレフもトップ10選手で、年間を通して比較的安定した成績を残しています。
ヘッド グラビティMP 2023を使った感想・レビュー
- 打球感:やや柔らかい
- スピン性能:とても強め
- ボールの飛び:やや飛ぶ
- 操作性:やや良い
- コントロール性:やや良い
打球感について
打球感については、やや柔らかめの打球感です。
ラケットが良くしなってくれるので、ボールとガットの接触時間が長くて、じっくり感覚を味わいながら打つことができます。
また、ラケットの形状が丸型に近くてスイートスポットが広く、オーセチックテクノロジーによって面の安定性が高いので、多少真ん中からズレたとしても、打球感は柔らかく感じるししっかり飛んでくれます。
柔らかくてホールド感があるので打ち心地が気持ちいい!
スピンについて
スピン性能については、とても強めだと感じました。
スピン量を多くいしようと思えばできるし、スピン量を減らしてフラットに近いショットにもできるので、スピン量の調整の幅も広いと感じました。
ボールの軌道も高くしやすいので、バウンド後に大きく跳ね上げるのが簡単です。
グラビティはラケットが横に広い形をしているため、横にたわみやすくなっていることが理由で、スピン性能が高いんじゃないかなって思っています。
スライスも回転量を多くしていきやすいので、ボールのスピードと回転量を調整しながら打つこともできました。
スピン系ラケットと思っておいていいよ!
ボールの飛びについて
ボールの飛びについては、やや飛んでくれる感じでした。
スピン系ラケットって基本的には、フレーム厚が厚くて比較的飛びやすいラケットになっているんですけど、グラビティはフレーム厚が22㎜と薄めなので、それにしては飛んでくれるかなって印象です。
バランスポイントが325㎜とトップヘビーになっているのも、ボールの飛びをよくしてくれる要因の一つなのかなと思います。
厚ラケからグラビティに変更するときに、ボールの飛びで悩むことはなさそうだよ!
操作性について
操作性については、普通に扱えると思います。
バランスポイントが325㎜と少しトップヘビーにはなっていますが、その分重さが295gと5gほど軽い設定になっているので全然大丈夫です。
むしろ少しのトップヘビーならヘッドが走りやすくて、サーブやストロークで有利になるよ!
コントロール性について
コントロール性能については、しなりが強く接触時間が長いので、コントロールがしやすいです。
飛距離についても、ボールが極端に飛びすぎることもないので、大きくアウトしたり短くなりすぎたりすることもありません。
これだけコントロールしやすいならフルスイングしたとしても、狙ったところに打っていけるので、スイングスピードの速さに関係なくコントロールが効きます。
ストリングパターンが16×20ってのもコントロールのしやすさに関係しているよ!
ヘッド グラビティMP 2023の最安値
定価は、38500円
ネットショップは、24580円(送料込み)
そして、楽天ポイントが1000ポイントほど付くので、実質23500円以下で買えることになります。
実店舗で買うのよりはるかに安いよね!
人によっては、もっとポイントが付く人もいると思うので、最安値で買いたい方はヒマラヤ楽天市場店で購入しましょう。
ヘッド グラビティMP 2023と前作グラビティMP 2021の比較
グラビティMP 2023 | グラビティMP 2021 | |
フェイス面積 | 100inch | 100inch |
重さ | 295g | 295g |
長さ | 27.0inch | 27.0inch |
バランスポイント | 325㎜ | 325㎜ |
フレーム厚 | 22.0㎜ | 22.0㎜ |
ストリング・パターン | 16×20 | 16×20 |
スペックの変更はありません。
使用感については、真ん中からズレた時の安定感が増して、ミスヒットは少なくなったのが良くなったと思いました。
それにより、インパクトに対して神経質になりすぎなくてよくなったので、もう少し相手の状況を見ることができるようになりました。
試合では相手のことも視界に入れてポジションチェックとかしないとだからね!重要!!
ヘッド グラビティMP 2023の口コミ・評判
グラビティMP 2023について、ユーザーはどんなことを感じたのか口コミを集めてみました。
良い口コミ
- スイートスポットが広くて使いやすい
- 接触時間が長いからストロークの安定感が増した
- スピンをかけるときのミスヒットが減った
オーセチックテクノロジーの効果が安定感(ミスヒットの軽減)につながっているね!
悪い口コミ
- ストリングパターンが16×19の方がスピンがかかってよかった
- もうちょっとスピンを増やしたい
たしかに一番考えるのがスリングパターンの細かさで、コントロールを重視しているラケットでもあるんだよね!
スピンを増やしていきたいなら、ガットを120などの細いものを選ぶとスピン量は向上するよ!
インプレ動画もあるよ
ヘッド グラビティMP 2023に対するQ&A
Q グラビティMP Lとの違いは何ですか?
グラビティMP | グラビティMP L | |
フェイス面積 | 100inch | 100inch |
重さ | 295g | 280g |
長さ | 27inch | 27inch |
バランスポイント | 325㎜ | 325g |
フレーム厚 | 22㎜ | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×20 | 16×20 |
グラビティMP Lは重さが280gと15g軽いモデルってだけですね。
グラビティMPだと振り切るのが難しいって方は、グラビティMP Lを選択するのがいいです。
こうみるとライトバージョンにしては、フレーム厚が薄いし、ストリングパターンは細かいしで、結構難しいスペックだなと改めて思いました。
グラビティMP Lを選びなら、他のモデルのライトモデルでもっと簡単に扱えるラケットの方がいいかも!
Q ラジカルMPとの違いは何ですか?
グラビティMP | ラジカルMP | |
フェイス面積 | 100inch | 98inch |
重さ | 295g | 300g |
長さ | 27inch | 27inch |
バランスポイント | 325㎜ | 320㎜ |
フレーム厚 | 22.0㎜ | 20.0-23.0-21.0㎜ |
ストリングパターン | 16×20 | 16×19 |
スペックを比べてみると、長さ以外の項目で違いが見れます。
グラビティの方が、スイートスポットが広くて、スピン系のラケットということがわかります。
どちらもコントロール性能がよくて、フラット系が打ちやすいのは共通している部分ですね。
オールラウンドに戦いたいならラジカルMP、ストロークを重視したいならグラビティを選ぶといいよ!
Q グラビティMPと似ているラケットを教えてください。
ヘッド スピードMP
スピードMPはスピン系ラケットで、打球感の柔らかさとコントロール性能の高さがグラビティMPと似ています。
スピードMPの方が、ボールの飛びが強くて軽い打球感で打つことができます。
グラビティMPのようにフラットで打つと飛びすぎるので、フラットを使わない方ならスピードMPがおすすめです。
楽にボールを飛ばしたい人はスピードMP、パワーアシストが少なくていいならグラビティMPって感じかな!
ヘッド ラジカルMP
ラジカルMPはフラット系ドライブが得意なラケットで、それでいてスピン性能もそこそこ高いです。
フェイス面積も98inchでコントロール性能もよく、グラビティMPと同じくらいコントロールしやすいのも特徴です。
コンパクトなテイクバックでカウンターを打つのが得意なので、ディフェンスタイプの人におすすめのラケットです。
ラケットを合わせるだけのリターンとかがすごく打ちやすいよ!
ウィルソン ブレード100
ブレード100は、しなりが強いラケットで、スピン性能にも優れているので、グラビティMPと似ています。
フレーム厚も22㎜で、グラビティMPと同じような感覚で打つことができます。
グラビティMPよりもボールの飛びが控えめなので、少し筋力やスイングスピードが必要です。
グラビティMPの方がトップヘビーな分、少し楽にボールを飛ばすことができるよ!
ヘッド グラビティMP 2023におすすめのガット
1.ルキシロン アルパワー
プロ選手の人気ランキングNo.1のアルパワーは、ボールの飛びとスピードが持ち味で、素早いショットが打てるようサポートしてくれます。
また、独特の打球感でホールド感が強く、手のひら感覚もわかりやすいので、しっかりした打ちごたえでミスも少なくできます。
ボールのスピードが上がれば、テニス全体としてのレベルアップにつながるので、張ったことがなければ一度張ってみることをおすすめします。
バウンド後の伸びがやばいから、少ないラリーでポイントが取れるようになるよ!
2.ヘッド ホークタッチ
ホークタッチはボールを包み込むようなホールド感が強く、グラビティMPの球持ちの良さと相性が抜群です。
ボールを潰して打つと、バウンド後にめちゃくちゃ伸びてくれるので、ストロークで相手を圧倒していきたい人におすすめです。
また、テンション維持性能も高めなのも、頻繁にガットが切れない人にとっては嬉しいですね。
ズべレフがホークタッチを使っているよ!
3.ルキシロン 4G
4Gはスピン性能とボールの潰し感、テンション維持性能に優れたガットで、スイングスピードが速い人におすすめのガットです。
また、打球感はやや硬めになっていますが、強く打てば打つほど柔らかい打球感に変わっていくのも特徴で、ハードヒッターに向いています。
こちらもテンション維持性能に優れているので、頻繁なガット交換が不要でコスパがいいです。
4Gはアルパワー同様に人気のガットだから一度張ってみるのがおすすめ!
ただ、スイングスピードが遅い人にとっては、打球感が少し硬めになることだけ注意してね!
番外編
グラビティはフラット系ドライブも得意なので、スピードで勝負するのもおすすめです。
⇒ボールスピードが速くなるポリエステルガットのおすすめ10選
スピンをメインに使っていきたい人は、スピンがかかりやすいガットを使いましょう。
⇒回転がかけやすい!スピン系ポリエステルガットのおすすめ10選
ヘッド グラビティMP 2023はこんな人におすすめ
- 柔らかい打球感が好きな人
- スイートスポットが広いラケットを使いたい人
- スピン系ラケットを使いたい人
- コントロール性能を求める人
ほぼ黄金スペックだから、初心者~中級者におすすめしたいラケット!
おすすめできない人
- 楽にボールを飛ばしたい人
- バウンド後の伸びを重視する人
グラビティは楽にボールを飛ばすのには向いてないかな!
バウンド後の伸びはそれなり重いラケットを使うか、伸びを出すことができるアルパワーなどを使うかが必要!
ヘッド グラビティ 2023のシリーズ
グラビティ プロ
- フェイス面積:100インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:315g
- バランスポイント:315㎜
- フレーム厚:20.0㎜
- ストリングパターン:18×20
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
グラビティ ツアー
- フェイス面積:100インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:305g
- バランスポイント:325㎜
- フレーム厚:22.0㎜
- ストリングパターン:18×20
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
グラビティ MP
- フェイス面積:100インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:295g
- バランスポイント:325㎜
- フレーム厚:22.0㎜
- ストリングパターン:16×20
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
グラビティ MP L
- フェイス面積:100インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:280g
- バランスポイント:325㎜
- フレーム厚:22.0㎜
- ストリングパターン:16×20
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
グラビティ チーム
- フェイス面積:104インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:285g
- バランスポイント:325㎜
- フレーム厚:24.0㎜
- ストリングパターン:16×20
- グリップサイズ:1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
グラビティ チーム L
- フェイス面積:104インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:270g
- バランスポイント:335㎜
- フレーム厚:24.0㎜
- ストリングパターン:16×20
- グリップサイズ:0.1.2.3.4.5
- 推奨テンション:48~57p
- 素材:グラフィン・インサイド
ヘッド グラビティMP 2023のまとめ
ヘッド グラビティMP 2023についてまとめてきました。
グラビティMPはコントロール性能が高く、スイートスポットが広いのでミスヒットを少なくできます。
また、フラット系ドライブに限らず、スピンをかけることも得意なので、スピン量を自在にコントロールできるスピン系ラケットです。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
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