ガットの張り替え時期やサインとは？！

ガットって切れたら張り替えればいいの？

ガットと言うと、切れたらショップで新しいものに変えてもらう。そんなイメージがあると思います。

多くのショップでは、1シーズン（3ヵ月）を目安に張り替えてください。というお知らせが張ってありますよね。

しかし、これを鵜呑みにしていると上達が遅れてしまいます。

このページでは、ガットの張り替え時期やサインについて解説していきます。

張り替えないままだとどうなるの？！

ガットを張り替えなくてもテニスはできますが、以下のようなデメリットが発生してきます。

• ボールが飛びすぎてしまう
• スピンがかからない
• テンションが変化してしまう

これは上達にとって邪魔な要素なので、できればというより完全に消去したいことです。

ボールが飛びすぎてしまう

ボールが飛びすぎてしまう原因には主に2つがあります。

1. テンションが落ちてきていること
2. スナップバックが起こらないこと

緩んだガットでは抑えが効きません。

それに自然なスピンもかからなくなるので、総じてボールが飛びすぎてしまうんです。

スピンがかからない

たとえどんなにフラットに打ったとしてもボールは回転します。

これはスナップバックが起きているからなんですが、ガットを張り替えないでいるとスナップバックが起こらなくなり、どの回転も半減してしまいます。

スピンやスライスを武器にしているのだとしたら、回転がかからないと大騒ぎになることでしょう。

テンションが変化してしまう

ガットを張ったままにしていたらテンションは落ちていきます。

たとえラケットを使わなくても、張り上げた瞬間からガットは伸びていくものです。

そのためテンションが変化してしまっているんですね。

指定して張ってもらったテンションとは違うテンションで打つことになるので、いつも通りに打ってもミスしやすいわけなんです。

ガットの張り替え時期やサインとは？

ガットの交換時期は人によって様々なので、ガットが今どんな状態かで判断する必要があります。

このページで紹介する判断方法は4つあり、どれか1つでも該当していたら交換のサインなので、参考にしていただけらと思います。

ノッチ（ガットが交差する部分のくぼみ）ができたら交換

ガットが交差している部分にノッチ（くぼみ）ができていたらすぐに交換しましょう。

なぜかというのは、ガットがその状態ではスナップバックが起こらないからです。

スナップバックがしないということ、自然にスピンがかからないため、どのショットもベストに打つことができません。

ノッチはあったら交換時期だと思っておいてください。

ガットの繊維が出てきたら交換

これは主にナイロンガットに対してです。

ノッチもできるんですけど、ナイロンガットの場合には、コーティングが削れて繊維が出てきます。

これまたスナップバックが起こらないので、最悪の状態と言えます。

繊維が出てきた時点で切れるのも時間の問題ですが、気づいたら交換しましょう。

ガットがズレたままが多くなったら交換

打っていてガットがズレたままになっている状態が続いてきたら、交換の時期だと言えます。

ナイロンの場合はズレたままが多くても仕方ないですが、ポリでは戻ってくれるのが普通なので戻らくなったら交換しましょう。

ポイント間に治せばいいと思うかもしれませんが、自動で戻らないとスピンなど回転に影響を及ぼしてしまいます。

もし張り立てですぐにズレてしまうなら、張る時に問題があるのかもしれません。

ガット表面が削れてきたら交換

ガット表面が削れてきたら交換しましょう。

理由はノッチができるのと同じで、ガットの表面は滑るような加工になっていますが、表面の加工が削れてしまうとガットが動かなくなるんですよね。

ガットが動くことで自然なスナップバック、スピンなどの回転が可能になるため、表面がかさついてきたら交換してください。

まとめ

ガットを張り替える時期について解説しました。

張り替えのサインは以下です。

どれかしら経験はあると思うので、張り替えのサインを見逃さずテニスのレベルアップをしていただけたらと思います。

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