もっとスピンをかけたい!
そんな思いでガットのテンションをいじっている人は少なくありません。
そしてスピンをかけたい人のほとんどは、ガットのテンションを低くすることでスピン量を増やすことに増成功しています。
「なぜガットのテンションを下げるとスピン量が増えるのか?」という疑問が浮かぶでしょう。
このページでは、ガットのテンションを低くするとスピン量が増える理由について解説します。
理由を知っていると、自分のガットのテンションの最適解が見つかりやすくなると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
ガットのテンションは低い方がスピンがかかる理由
スピンをかけるためにテンションを低くするわけですが、重要なポイントは2つです。
これだけは絶対に覚えといてほしいので、メモするくらいの気持ちで読んでください。
- ガットを動きやすくする
- ガットを戻りやすくする
ガットを動きやすくする
スピンをかけるために重要なのは、ガットを動きやすい状態にすることです。スナップバックって言います。
ガットが動いてボールに回転を与えているのがわかったと思います。
ガットを動かすためには強い衝撃が必要なわけですが、一般レベルではガットを大きくずらすのは簡単ではありません。
しかし、ガットのテンションを低くすることで、少しは動くようになります。
だからテンションを下げた人たちは、声を揃えて「スピン量がアップした」と言うんですね。
ガットを戻りやすくする
そして、動いたガットが元の状態に戻っていく力を使ってスピンがかかるわけですが、ガットを戻りやすくすることも重要です。
ガットが戻りやすい状態というのは以下のようなものです。
- 張り立てで溝がない時
- ガット表面のコーティングがある状態
- ポリエステルガット
このような条件であればガットは戻りやすいため、思っている以上のスピンがかかるはずです。
ガットのテンションを低くするとスピン量がアップする理由については、ガットが動きやすくなるためというのがわかりました。
ガットをテンションを低く張る注意点
さっそく「低くしてみよう!」とチャレンジする人もいるかもしれませんが、それに伴って注意点があります。
これもテンションをいじる時の知識として役立つと思うので、参考にしてほしいです。
- テンションを低くしすぎない
- スイングスピードに合わせて調節する
テンションを低くしすぎない
確かにテンションを下げることによってスピン量はアップしますが、低くしすぎるとスピン量は変わらない結果になります。
ガットが動きやすい方がスピン量はアップすると言いましたが、ガットが戻る原理を使ってスピンがかかるとなるとテンションを低くすると戻りは悪くなってしまいます。
例えば、テンション50の人が45にしたらスピン量は増えました。しかし、40まで下げてみるとスピンのかかりは悪くなりました。
こんな感じで、テンションを下げるにあたっては限度があるんですよね。
私の感覚だと40以下は戻りが悪くなるように感じました。
これも人それぞれなので、試しに追及してみてはいかがでしょうか。
スイングスピードに合わせて調節する
自分の技術がアップしてスイングスピードが上がってくると、またガットの動きは変わってきます。
今のスイングスピードが速いのか遅いのか、速くなってるならテンションを上げてみるなど工夫が必要です。
サーブ、ストローク、ボレーすべてのショットを同じテンションでやらなくていけません。
フォアだけの感覚で決めるとか、ボレーのタッチだけで決めるのではなく、それぞれのスイングに対して調節してほしいと思います。
まとめ
ガットのテンションを低くするとスピン量はアップするについて解説してきました。
大事なのは「ガットの動き」です。
ただ、戻ることの方が重要なので、そのへんのバランスには気をつけましょう。
張り立ての方がガットは動きやすいです。こまめな張り替えをおすすめします。
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