あなたは片手バックハンドですか?
一般のプレーヤーを見ていると、その8割が両手バックハンドで打っています。
プロでも、トップ10のうち7〜8人が両手で打っている時代です。
そう考えると、両手に比べて片手だとパワー負けしてしまうような気がしますよね。
今回は、両手に打ち勝つために片手バックハンドを紹介します。
片手バックハンドのメリット
リーチに幅を出せる
片手バックハンドは、両手で持っていないので10cmほどリーチが長くなります。
しかも、ボディにも対応できるので、打てる範囲が広く取れるというメリットがあります。
走らされてもバランスが取れる
走らされながら体を回転させるのってかなり難しい動作になります。
両手では体を回転させなければ打てないのに対して、片手だと横向きでスイングするため、バランスが取れた状態でスイングできます。
常に横向きで打っているのだから、走らされたとしても焦らず打つことができますよね。
グリップチェンジが簡単
相手のボールが予想外だと、とっさにスライスにしたい時ってありますよね?
そんな時に片手だとグリップチェンジが簡単に行えます。
とくにリターンの時には、一瞬で変える必要があるため、片手だとグリップチェンジをスムーズにすることができます。
両手に負けないためのポイント
厚いグリップで握る
フォアハンドだけでなく、バックハンドでも厚いグリップが主流になってきています。
なぜ厚いグリップの方がいいのかというと、ラケットを前にスイングするイメージが持ちやすいから。
というより力が入りやすいんですね。
薄いグリップでもできないことはないですが、両手バックが増えていることもあり、パワー負けしてしまう場面が増えているからなんです。
さらに最も力を出しやすい打点として、体よりもかなり前で打つことが大切です。
ラケットの進化もあり、片手でも両手バックに対応できるようになってきているので、片手だってまだまだ負けていません。
インパクトでラケットを立てる
ラケットヘッドを立てるということは、手首を少し立てる必要がありますよね。
手首を立てることで、手首の関節がロックされるんです。そのため、ボールにしっかりパワーを伝えられるので、相手のパワーに負けることが少なくなります。
高い打点では確実に手首を立てなければ、打つことはできません。
低い打点でもそうです。打点が低いと手首を使いたくなりますが、なるべく手首を立ててインパクトさせましょう。
コツとしては、テイクバックの時にラケットヘッドを立てておくと、そのまま打点に向かえばいいので、簡単にできます。
テイクバックで手首が伸びていると、伸びた状態でインパクトしたり、打点までに修正しなくてはならないので、ミート率が下がってしまいます。
ミスヒットが多い人はこれが原因じゃないかと思います。
フォロースルーで左手を引く
よりパワー負けしたくないなら、フォロースルーで左手を後ろに引きましょう。
両手バックに対して、片手では後ろに支えがないので、やっぱりパワー不足になりがちです。
体は左右で同じ動きをしなくなるものです。
例えば、右と左でジャンケンをした時に、右が必ず勝つようにしたとしましょう。
だんだん同じ動きをしてしまいませんか?
片手で3kgの物を持ち上げるよりも、両手で6kgの持ち上げる方が楽ではないですか?
人間の神経や筋肉は同じことしている時が、1番力を発揮しやすくできています。
このことから、左手を後ろに引くと胸筋が引っ張られるので、右側も胸筋が開くよう動き、スイングがしやすくなるという原理です。
また、ラケットに振り回されることがなくなるので、バランスがよくなり次の動きに移りやすくなります。
まとめ
片手バックハンドのメリット
- リーチの幅が広い
- 走らされてもバランスが取れる
- グリップチェンジが簡単
パワー負けしないポイントは、
- 厚いグリップで握る
- インパクトでラケットを立てる
- フォロースルーで左手を引く
両手バックの勝ちやすくなっているのは確かですが、片手バックだからダメということはありません。
むしろ片手バックには、両手バックにないメリットがあります。
このメリットを生かしてプレーできると、両手に負けない素晴らしいバックハンドになることでしょう。
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