【力がない人向け】重力を利用したフォアハンドの打ち方

こんにちは、ぼぶです。

今回は、「【力がない人向け】重力を利用したフォアハンドの打ち方」について解説していきます。

力がない人はそうだし、なかなかパワーボールが打てなかったり、スイングスピードが速くできなかったりする人向けになっているので、この3つのどれかに当てはまったら読んでほしい内容になっています。

いきなりですが、ぼくは身長が155cmと男性の平均身長よりも15cm以上低く、体重も50kgと平均よりかなり軽くて、普通に打っても他の人に比べるとショットは弱くなってしまうので、重力を味方につけたフォアハンドを習得するようにしました。

そしたら常に強打しているような厚い当たりのボールを打つことができるようになり、身長が180cm以上もある体格のいい選手にも打ち負けないほどまでに強化することができました。

他にも細身でパワーに自信のない方に試してもらったところ、「人生で初めてスピードのあるボールが打てた」と言ってもらえたので、ここでシェアしたいと思いました。

ぼくもこの方法を試してなかったら、今頃は強いボールを打つことができてなくて、試合でも結果が出ないし、誰かに教えることもできてなかったと思います。

この重力を利用したフォアハンドの打ち方を覚えるだけで、

  • 厚い当たりのフォアハンドが打てる
  • 自分より体格のいい選手と打ち合える
  • スイングスピードが速くなる
  • スピードボールを羨ましがれる

など、メリットがたくさんあります。

なので、このページを最後まで読んで、ぜひ重力を利用したフォアハンドを習得してもらいたいと思います。

目次

重力を使ったフォアハンドの動画

基本は下から上に重力に逆らう

まずは基本のフォアハンドから説明すると、基本的にはボールに対して下から入って上に抜けていくのが通常のフォアハンドです。

安定感とバウンド後の伸びということで考えた場合、スピンをかけることが大切な要素になるので、このようにボールの下からラケットを入れて打つことになります。

しかし、この基本的な打ち方は、下から上へのスイングになるため、重力に逆らうことになるんです。

力がある方、体の使い方が上手い方は、お構いなしに下から上にスイングしていますが、力のない方が同じことをすると、スイングスピードが遅くなるため、気持ちよくスイングできないし、パワーのあるボールにならないため、基本のフォアハンドを打つことができません。

「もっと練習すればいいのに」

「筋トレして体作りをすればいいじゃん」

など、考える人もいると思います。

しかし、みんなが毎日テニスできるわけではないし、時間的にも厳しい方もいますよね。

もちろんテニスの頻度を多くして、テニスのためのトレーニングができれば、それがベストなんですが、なかなかそうもいきません。

そのため、何かしら工夫をする必要があります。

今回は、「力がない人がどうしたらスイングスピードを速くしていけるか」ということで、基本である下から上へのスイングという当たり前のことにあえて着目して解決していこうということです。

重力を利用するフォアハンドは上から下

結論を先に言うと、スイングを下から上ではなく、上から下にしていきます。

これにより、重力を使った形でスイングすることができるため、力がない人でもスイングスピードを速くすることができます。

「ボールは下に飛ぶからネットするんじゃないの?」

という疑問がありそうですが、実は上から下にスイングするものの、インパクトする瞬間には下から上への動きになっているので、ボールは下に飛ばずネットを越えてくれます。

振り子をイメージしてもらえるとわかりやすいと思いますが、下に向かって動いてるけど一番下を通過した後は上に向かって動きますよね。

引用:iStock

これがスイングにも使えて、腕を振り子のようにしてあげると、打つギリギリまで重力を使って、インパクトに向けては上に向かっていくので、しっかり打つことができるということです。

また、重力を使ってスイングすると、思っているよりもスイングが加速するので、結構厚くインパクトできるんですよね。

そのため、しっかりボールが伸びてくれます。

「待って待って、ボールが下に飛ばないことはわかったよ、でもスピンってかかるの?」

ボールを安定して打つためにはスピンが重要で、このような疑問を持つ人もいますよね。

もちろん腕を脱力させることで、ラケットヘッドが自然と落ちてくれるので、思ったよりもボールの下からラケットが入ってきます。

鏡の前で素振りをしてもらったら、すごくわかりやすいと思いますよ。

ラケットヘッドの落とし方については、こちらの動画を参考にするとわかりやすいです。

ここまでわかれば、後はスイングを体で覚えるだけなので、練習あるのみですね。

重力を使ったフォアハンドの注意点

ここまでは、すごくいいことだらけのような感じで話を進めてきましたが、実はデメリットというか注意点もあります。

  • 高い軌道のボールが打ちにくい
  • ショートクロスが打ちにくい

高い軌道のボールが打ちにくい

一つ目は、「高い軌道のボールが打ちにくい」です。

高い軌道のボールを打つ時って、どうしても下から上にスイングする必要があるじゃないですか。

重力を使ったスイングもインパクトに向けては下から上にスイングしていますが、スピン量の多い軌道の高いボールを打つためには、打点に対してもっと下から入らないといけません。

そのため、どうしても難しくなってきます。

これを可能にするためには、最大限脱力をしてラケットヘッドがもっと落ちるようにスイングすることで、打点までの落差が大きくなるので、なんとか打つことができます。

あとは、重力を使わずにスイングスピードを速くするしかないですが、これだと力がない人にとっては不向きになるし、今回のテーマとはズレてしまうのでなしです。

いかにラケットヘッドを落とせるかが重要になってくるので、慣れるしかないですね。

先ほど紹介した、フォアハンドのラケットヘッドの落とし方の動画が参考になると思うので、感覚を含めて身につけていきましょう。

ショートクロスが打ちにくい

二つ目は、「ショートクロスが打ちにくい」です。

ショートクロスって、力強さというよりは、タッチ感覚の方が必要になってくると思うんですけど、重力を使ったフォアハンドではどうしても厚い当たりになってしまうので、短いボールをコントロールするのが難しくなります。

距離が短いし、スピン量を増やさないといけないので、厚く当たりすぎるのは矛盾が生じてしまいます。

重力を使ったスイングのままショートクロスに打つためにできることは、テイクバックを少しコンパクトにしてボールの飛ぶ距離を調節するということです。

テイクバックが小さくなれば、ボールの飛びを抑えることができるため、厚い当たりでもショートクロスにコントロールできるはずです。

これの弱点としては、相手にテイクバックの大きさでバレる可能性があるかもしれないということですかね。

そこまでしっかり見ている選手はいないと思うので、やってみる価値は十分あると思います。

まとめ

今回は、重力を使ったフォアハンドの打ち方について解説してきました。

スイングは下から上ではなく、上から下にの意識が大切で、イメージとしては振り子の動きになってきます。

ちゃんとネットを越えるし、十分なスピン量のボールが打てます。

力がない人でも、かなり速いスイングスピードを出すことができるので、フォアハンドの強化で行き詰まっている方は、ぜひ試しにやってみていただけたらと思います。

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ぼぶ
ブロガー
こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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