こんにちは、ぼぶです。
今回は、ストロークのインパクトの面の向きについて解説していきます。
あなたは、ストロークにおいてインパクトの面の向きを気にしたことがありますか?
よく言われるのは、「インパクトの面の向きは地面と垂直」ですよね。
ただ、これを信じて練習していくと、いつの間にかストロークが安定しなくなることが起こります。
ということで結論から言うと、「ストロークを安定させたいなら、インパクトでは面の向きは垂直にするな」と言うのが今回もっとも伝えたいことになります。
これだけ聞くと、よく言われている「インパクトの面の向きは地面と垂直っていうのは間違えなの?」と思いますよね。
他のYouTuberの方たちの動画でも「インパクトの面の向きは地面と垂直」と言っている方は多いと思います。
もちろんぼくの動画の中にも、このような言い方をしているものがあると思います。
ぼくのところにこういう質問が来るんです。
「安定したストロークを打つには、インパクトの面の向きは相手方向を向いている方がスイートスポットが広くなって真ん中で打ちやすいですよね?」
確かに広い面で迎えてあげたほうがインパクトの正確性は上がると思います。
しかし、実際には安定しているでしょうか?
突然ですが、ストロークで安定といったらなんでしょうか?
たぶん多くの方が回転とか、スピンと答えると思います。
ただスピンとだけ答えるのも良いですが、スピードがあってスピンがかかっていたら、攻撃力と安定感のどっちも取れて良いですよね。
しかし、こんな経験はありませんか?
「スピンをかけているのに安定感がない・・・」
「丁寧に打っているのにアウトする・・・」
ぼくもこの経験をしました。
「インパクトでは地面と垂直なのにボールがコートに収まらない。だからテイクバックを小さくしてみる。でも収まらないから腕に力を入れてボールの飛びをコントロールする。結果手打ちになる。」
という感じで、負の連鎖で3年間くらい悩んでいました。
今回紹介することをやらないと、ぼくみたいに負の連鎖に陥るどころか、いつまで経ってもストロークが安定しません。
ぼく自身これを知らなかったら。今だに安定しないストロークを打っていたと思います。
ただ今回解説することを実践するだけで、強打も普通のストロークも安定してきます。
実際に、ぼくもこれでストロークが安定するようになりました。
そして、ぼくだけでなく他の人にも体験してもらって安定感あるストロークを体感してもらえています。
ぼくの練習動画を貼っておくので、どんなもんか見てやるかって感じでチェックしてみてください。
動画はこちら
スピンをかける時のインパクトの面の向きは地面と垂直は間違え
まずいきなり結論なんですけど、ストロークでスピンを安定させるためには、インパクトで面の向きを地面と垂直にするのは間違えです。
スピンをかける時に意識することってなんですか?
たぶん多くの方が下から上にスイングすると答えると思います。
下から上にスイングすれば、ボールはスピンがかかるし、少し山なりの軌道になりますよね。
しかしこれでは、ボールが飛びすぎてしまうんです。
そうですよね。スピンをかけられるようになって、ボールの飛びがちょうど良いのに、そのままスイングスピードが早くなっていったらアウトします。
極端な話、手出しのボールくらいだったら、インパクトで少しくらい面が上を向いていても、スピンをかけてコートに収めることができますが、相手から飛んできているボールに対してそれをやったら反発してしまうのでアウトしますよね。
すでに下から上へのスイングでスピンをかけることができているので、あとは飛距離の調整をするために面を下に向けるだけなんです。
ぼくの場合、地面と垂直という言葉を信じてやってきてたので、練習を重ねるたびにスイングスピードが速くなって、どんどんコートに収まらなくなってしまったってわけです。
ぼくが高校生の時には、ここまで情報がなかったので、全然わかりませんでした。
例えばプロの写真を見てみましょう。
ジョコビッチの場合、真横からじゃないのでわかりづらいですが、かなり下を向いているのがわかります。
ナダルの場合も、やはり下を向いています。
アルカラスの場合も、わかりづらいですが、若干下を向いています。
これとかわかりやすいです。
プロはほぼ全員が当たり前のようにスピンをかけていますが、ボールが速いのにめちゃくちゃ安定していますよね。
スピンをかけてスピードを出して、安定させるためには、インパクトでの面の向きは少し下を向いた状態が正しいことがわかります。
インパクトの面の向きは何度が正解?
「インパクトで面を下に向けることはわかったよ、じゃあどのくらい下を向けばいいの?」ってなりますよね。
インパクトの面の向きを決める要素には、次の要素があります。
- 相手のボールの入射角
- ラケットの種類
- ガットの種類
- ガットのテンションの強さ
- スイングスピード
- ボールを打つ軌道
- ポジション
もしかしたらこの他にもあるかもしれませんが、ざっと上げるだけでも7つの要素があります。
ラケットの種類、ガットの種類、テンションの強さは固定だとして、これらのバランスを考えて決めなければなりませんが、実際のところ同じボールは来ないし、打つポジションもさまざまなので厳密な答えを出すことはできません。
ただ、プロのインパクトを見る限り、面の向きは80度くらいにはなっているんじゃないかと思います。
ですがプロのをそのまま真似してもダメですよね。彼らはスイングスピードが速すぎます。
一般人がスピンを打つ場合には、インパクトの面の向きは地面に対して80〜85度くらいが良いのかなと思います。(目視により導き出された数値なので異論は認めます)
スイングスピードが速い人は80度に近い角度で、スイングスピードがゆっくりな人は85度に近い角度で当てるというのがいいですかね。
ポジションによっては角度は変わってくると思うので、あとは感覚を大事にして一球一球どんなボールになっているかを確認しながら、ボールを数打って経験値を高めていくしかないのかなって感じです。
感覚的に覚えるためにはすごく時間がかかると思いますが、テニスを極めているプロだったり、上級者も感覚で打っているはずなので、最終的には角度を決めるというよりは、自動的に調節できるくらいまで練習する必要があります。
厚くインパクトしてスピンをかけるにはどうしたらいいの?
よく「厚く当てろ」とか「厚いあたりで打て」とか言われると思います。
スピンに関しても同様で、厚く当ててからスピンをかけると言いますが、スピンをかける時にはどうしてもフラットに比べると薄くなってしまいます。
しかし、それが間違っているわけではなくて、面を伏せすぎずに厚い当たりということなので、スピンをかけるだけの最低限のラケットの伏せは必要なので、最大限厚く当てられるようには意識しながら面の角度を調整していきましょう。
まとめ
今回は、ストロークのインパクトの面の向きについて解説しました。
よく地面と垂直と言われるけど、安定したボールを打つためにはスピンをかける必要があって、その時の角度は80〜85度になってくると思います。
その中でも、スイングスピードやポジションによって面の向きは多少変わってくるので、微調整が必要です。
最終的には、角度なんか考えてる時間はなく、いちいち気にしてはいられないので、感覚で自動的に調整できるようになってくることがベストです。
たくさん練習して、自動調整できるように一緒に頑張っていきましょう。
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