フォアハンドの厚い当たりとは?メリットや打ち方を紹介

フォアハンドストロークの厚い当たり

あなたは厚い当たりでフォアハンドストロークを打つことができますか?

厚い当たりができるとボールの威力が上がり、それほど速いショットじゃなくても反撃されにくくなります。

「あの人のボールは重い」などと表現することがあるでしょう。

ボールの質量は同じなのに。

今回は、威力抜群のフォアハンドストロークを打つために、厚い当たりの打ち方を紹介したいと思います。

目次

厚い当たりのメリット

厚い当たりのメリットは以下の4つです。

  • コントロールしやすくなる
  • ボールの球威に負けない
  • パワーのあるショットになる
  • 生きたトップスピンになる

薄い当たりのメリットは以下の記事をご覧ください。

>>厚い当たりと薄い当たりの違いを理解しよう

他にもケガをしにくいといったメリットもありますが、今回は打球に対してのメリットに焦点をおいて説明していきます。

厚い当たりの打ち方

右足から左足の体重移動を使う

フォアハンドストロークでは体の回転を使ってボールにパワーを伝えるのが主流です。

しかし、厚いインパクトをするには、体の回転運動だけではなく体重移動も使うことが大切です。

体重移動と回転運動を、ダブルでやるのはタイミングが合わせづらいですが、より重いボールにするには必要なんですね、、、

体重移動を使うことで、うまく連動させれば、体の回転がよりスムーズになります。

スイングの動き出しが良くなれば、それだけスイングスピードが上がり厚くインパクトできます。

この時、スタンスの広さに注意してください。

スタンスが広いことで体はバランスを取りやすくなりますが、広すぎてしまうと体重移動はやりやすいですが、回転運動がしにくくなります。

スタンスの広さは肩幅の1.5倍くらいを目安にしましょう。

回転運動は、フォアハンドを上達させるコツは股関節と回転運動で解説しています。

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打ちたい方向に腕を出していく

厚い当たりのフォアハンドを打つには、打ちたい方向に向けてフォロースルーをしていくことが大切です。

スピンをかける時にも、ラケットを下から上にスイングしていきますが、インパクト後にボール2個分、10cm程度前に押し出すイメージを持つことが大切です。

この時に注意が必要で、打点を前にしすぎると、それ以上前に押し出さなくなるので、厚いインパクトができません。

インパクトの後にすぐひじをたたんでしまう打ち方では、ボールを厚く当てることは不可能でしょう。

かすれたようなスピンになっている人はフォロースルーが小さくなっている可能性があります。

フォロースルーを頭の上に振り上げるようなスイングでも、厚い当たりをすることはできません。

プロの選手はひじをたたんでいるように見えますが、実はインパクトの後は前に打っています。

スイングスピードが速いため、目視による確認は難しいですが、しっかり打ちたい方向にラケットを出しています。

ナダルのフォアハンドはフォロースルーでラケットを振り上げることで有名ですが、構えて打つよりも威力は下がってしまいます。

また、ナダルは筋肉があるから、フォロースルーで振り上げても、しっかりスピンのかかったショットが打てるんですね。

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インパクトは地面と垂直にする

厚い当たりとは、ボールに対して大きなパワーをぶつけるという意味です。

大きなパワーをぶつけるためには、どのようにインパクトしたらいいでしょう?

答えは、打ちたい方向にまっすぐ面を向けることです。理想は地面に対して垂直に当てること。

インパクト面がまっすぐだと、パワーを余すことなくボールにぶつけていくことができます。

一方で、面が下を向いていると、まっすぐにパワーを伝えることができず、ボールは下に飛んでしまいます。

なので、下に飛ばないようにラケットを下から上に振っていきます。

これだと、持ち上げる動作が強すぎて、パワーを伝えきることができません。

また、スピンをかける意識が強くて、手首をこねるように打ってしまうと、インパクトでラケット面が下を向いてしまいます。

これでは、厚い当たりができないだけでなく、不安定なショットになるでしょう。

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ネットの1m上を狙って打つ

厚い当たりができると、自分が思っている以上にスピンがかかります。

ラリー中にボールが上に飛んでしまったのに、入っているなんてことはありませんか?

その時は厚く当てることに成功しているんですね。

なので、ネットの低いところを狙ってミスするよりは、高いところを狙った方が安定します。

また、高い軌道から急降下したボールは、その勢いのまま跳ね上がるので、相手に反撃されにくいボールになります。

プロがミスしないのは、ネットの高いところを通しているから。速いショットに見えますが、安定感のあるショットを選択しているのです。

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まとめ

ネットの高いところを通過しているのが、わかると思います。

これだけ高く打っているけれど、ボールはしっかり落ちています。

厚い当たりは素晴らしいですね。

厚い当たりで打つには、

  • 打ちたい方向に腕を出していく
  • インパクトは地面と垂直にする
  • ネットの1m上を狙って打つ

厚い当たりができるようになるだけで、多くのメリットがあります。

攻撃力が数段あがり、展開に幅をだせるようになったり、いいことばかりです。

しかし、習得するのは簡単なことではありません。

日頃から厚く当てることを意識して取り組むことで、打てる頻度を高められるようにしましょう。

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テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
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