いきなりですが、テニスにおいてサーブとは、ポイントのはじめに必ず打つショットのことです。
- サーブが全然入らない
- 安定感がない
- スピードが出せない
など悩んでいませんか?
私も日によって速くなったり、安定しなかったり、サーブに関しては多くの悩みをかかえています。
今回はサーブの中でも、もっとも攻撃力の高いフラットサーブを安定させる方法を紹介したいと思います。
フラットサーブの重要性
フラットサーブはもっとも攻撃力が高く、1番速いサーブです。
そのため、相手が反応を超えることができます。反応されたとしても、構えることができなければ、効果的なサーブと言えますよね。
これが使えると、そのあとの展開に大きな差が生まれます。
フラットサーブを打つことで、相手には考える時間がなくなるため、反応を遅らせることができます。
また、球種を判断する時間も必要なため、時間でいったらほんの0.1秒単位ですが、テニスの世界ではとてつもなく大切な時間。
結果的に、楽な展開にしやすいということがわかります。
以下の記事で、フラットサーブが入らない人に共通する考え方を紹介しています。
正しくサーブを打てている人が少ない
まず、一般のテニスプレイヤーで正しくサーブを打てている人が少ないです。
プロのようなサーブが打ちたい!
と思いつつも、入らなければ試合がはじまらないので、
ボールをラケット面に当てるだけや、カットするようなサーブを打っている人をよく見かけます。
そのようなサーブを打っていてはいつになってもミスを繰り返したり、リターンでたたかれてしまう弱いサーブしか打てなかったり、サーブで主導権を取っていくことはできません。
では、どのようにしたらプロのようなサーブが打てるのでしょうか?
>>簡単!プロのサーブは誰でもできるシンプルな動きの組み合わせ
フラットサーブの打ち方
- プロネーション
- ひじとわきの角度
- ボールの当てる位置
- 手首の角度
- トスの高さ
この5つがインパクトにむけて注意していくことです。
プロネーションを使う
プロネーションとは手のひらを内側から外側に返していく動作のことです。
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
プロのほとんどはこのプロネーションを使ってサーブを打っています。
そしてプロネーションの習得こそが、プロのようなサーブをマスターする近道です。
身近な動作として、うちわを扇ぐときの手の動きがプロネーションに近いですね。
少し理解していただけましたか?
ラケットを短く持ってボールを打ってみましょう。
うちわの時と同じ動きができましたか?
コツが掴めてきたら少しずつ長く持っていきます。
だんだん、自然なスイングの中でプロネーションができると思います。
ラケットを強く握ってしまうと、筋肉が固まってしまうので、スムーズなスイングにならなくなってしまうので、注意しましょう。
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ひじとわきの角度
プロネーションに慣れてきた人はひじとわきの角度も意識してみましょう。
実はサーブの動きというのはシンプルなもので3つの動作が組み合わさってなります。
- 前腕の回内運動
- 上腕の内旋運動
- 肩関節の水平屈曲
この3つです。では、動かしてみましょう。
腕を横にだして、ひじとわきを90度にします。これがベースです。
- 手のひらを内側から外側に返す
- 前腕を前に倒していく
- 腕全体を前に動かす方の動き
これを組み合わせるとサーブの威力がかなりあがります。
ボールを当てる位置
ボールの中心の少し下に当てて、ラケットヘッドをボールの上にいれていくように打ちます。
ボールを叩きつけるようにして打ってもいいですが、ネットを越えなければなりません。
プロ並みに速いサーブを無回転で打つ場合、まっすぐに飛んだとしても身長が180cmなければ計算上フォルトになってしまうのです。
これでは安定しませんよね。
なので、ボールを下から上に向かって打つことによって、自然なスピンがかかり、安定感がまします。
しかし、注意が必要で回転をかけようとしてスイングするとスピードがでなくなるので自然な動きの中で打てるように意識しましょう。
手首の角度
サーブは高い打点で打った方が安定しやすいと思い、手首をのばした状態でインパクトする人もいます。
手首がのびてしまうと力をいれることが難しくなってしまいます。
パワーと安定の2つを求めるには手首の角度が重要で伸びきらないくらいがいいでしょう。
高いところだけを意識してしまうと、手首が伸びてしまいパワーが出せず、回転もかけられない、ただ無駄に力を使うだけになります。
トスの高さ
スイングやインパクトの話をしてきましたが、トスの高さにも気を付ける必要があります。
よく見かけるのがトスに合わせてサーブを打つ人がいますが、毎回違うトスでは、毎回違うスイングになり、いつまでも安定しません。
サーブのスイングに合わせたトスを上げることが上達への近道です。
トスは高く上げ過ぎてしまうとタイミングがとりにくくなってしまいます。
また、低すぎるとスムーズ大きなスイングができないので、安定したサーブを打つことができません。
まずはラケットを高く上げて、自分の打点を知りましょう。
打点がわかったら、打点の20cmくらい上にあげると、タイミングもとりやすくパワーロスも防げます。
右足を寄せて打つパターンの場合には、30cmくらいがいいでしょう。
高い位置で打つために、パワーロスを防ぐためには、打点よりも20~30cmが理想と覚えておいてください。
以上この5つのポイントがプロのようなサーブを打つために必要なことです。
これはフェデラーのサーブ練習の動画ですが、以上のポイントが全て完璧にできています。
サーブは何と言ってもトスで決まるものなので、トスがサーブの安定感にはとても大切です。
トスがうまく上げられないという人はこちらをどうぞ。
>>サーブのミスはスイングが原因じゃなかった!!トスを改善する方法
まとめ
サーブというのは、ポイントの始めに打つショットで、試合では必ず打たなければならないことから苦手意識を持ってしまいがちです。
しかし、考え方を変えると、ポイントの最初なので、相手のショットに関係なく自分のプレーを発揮できます。
相手の影響を受けないショットはサーブの他にありません。
少しでもサーブを強くしたいと思っている方は、以上をヒントに練習してみてはいかがでしょうか。
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