こんにちは、ぼぶです。
今回は、「【テニス人生が変わる】硬式テニスラケットの選び方」をテーマに解説していきます。
ラケットは一番大事な道具で、ラケットによってテニス人生は大きく変わってきます。
「これからテニスを始めたいんだけど、どのラケットにしたらいいかわからない」
「今のラケットが自分にあっているかがわからない、新しいラケットに変えたい」
この記事でわかることは、
- どんなラケットがあっているか
- 使いやすいラケットはどれか
- 何を基準に選んだらいいか
がわかります。
初心者にはもちろん、中級者〜上級者でもラケットが自分にあっていないケースというのは意外に多いので、この記事を参考にしてラケットを選んでいただきたいと思います。
最後まで読んでいただくことで、どのラケットにしたらいいかかなり絞れてくるはずなので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
テニスラケットは最新モデルを選ぼう
テニスラケットを買うにしても、最新モデル、型落ちモデル、新品、中古がありますが、初心者でも上級者でも必ず新品の最新モデルを選びましょう。
最新モデルを選びたい理由は、ラケットの性能がいいからです。
新品を選びたい理由は、劣化していないからです。
そのため、ラケットを買う際には、必ず新品で最新モデルを選んでください。
テニスラケットの違い
テニスラケットを選ぶ時に、まずラケットにはどんな違いがあるのかを知っておかなければ、基準が決められないのでスムーズに選べません。
打球感や使いやすさ、回転のかかりやすさ、ボールの飛ばしやすさ、ラケットに違いがあることは認識しておきたいことです。
そのほか、ラケットには数値化できる6つの要素があって、この6つによってどのラケットを選んだらいいかがわかります。
ラケットの違いは以下です。
- 重さ(フレームのみの重さ)
- フェイス面積(ラケット面の大きさ)
- フレーム厚(フレームの幅)
- ストリングパターン(ガットの網目の本数)
- バランスポイント(ラケットの重心の位置)
- グリップサイズ(グリップの太さ)
この6つの項目を一つずつ見ていけば、自分に合ったラケットがかなり絞れてくるので、読みながらチェックしてみてください。
重さ(フレームのみの重さ)の選び方
テニスラケットは基本的には重い方が強いボールを打つことができ、軽い方が操作がしやすいといったメリットがあります。
ただし注意点があって、ラケットが重すぎると、疲れやすかったり振り遅れたり、ケガのリスクが高まってきます。
そのため、体力や腕力が伴っていないと扱うことができません。
逆に、ラケットが軽すぎてしまうと、相手のボールが強かった場合に打ち返せなかったり、打ち負けてしまうことがあります。
そのため、ある程度の重さはどうしても必要となってきます。
ということでラケットの重さからなんですけど、年齢や性別、レベルによって変わってきます。
男性なら平均が300g、女性なら平均が280gです。
初心者の場合
初心者の場合には、まだスイングに慣れていないので、平均的な重さよりも軽いラケットを選ぶのがいいです。
スイングしてみて、これなら楽にスイングできるものを選ぶといいです。
スイングするスペースがなければ、グリップの一番下を握って、ラケットを地面と並行にして軽くラケットを上下に動かしてみて握っていて辛くないかで選びましょう。
初心者の場合、男性なら280g、女性なら260〜270gくらいでも全然いいと思います。
重いラケットを使いたいプレーヤー
重いラケットには、大きなメリットがあるので、使えるのなら使った方が有利になります。
- 体力、筋力が平均以上で自信があるプレーヤー
- 基本的なショットを問題なく打つことができるプレーヤー
- 重いボールを打ちたいプレーヤー
- 攻撃的にプレーしたいプレーヤー
そういった方は、重いラケットを使った方がいいです。
男性なら310g前後、女性なら300gというのが一つの目安になってきます。
軽いラケットを使いたいプレーヤー
軽いラケットはメリットは、なんといっても使いやすさです。
- ボールの質よりも使いやすさ重視のプレーヤー
- 体力、筋力が平均以下で自信がなく、楽にボールを飛ばしたいプレーヤー
- ボレーが中心のダブルスがメインのプレーヤー
- これからテニスを始める初心者
男性なら300g以下、女性なら280g以下というのが一つの目安になってきます。
フェイス面積(ラケット面の大きさ)
ラケットのフェイス面積は、振り抜きやすさとボールの飛ばしやすさに関係しています。
フェイスの大きいラケットだとスイートスポットが広くなるので、少し暗い真ん中からズレてもボールはよく飛んでくれます。
フェイスの小さいラケットだとスイートスポットが狭いから真ん中に当てる技術が必要となりますが、空気抵抗が少なくなるため振り抜きはよくなってパワーのあるショットを打つことができます。
最近のラケットはボールがよく飛ぶように作られているため、フェイスが小さい方がメリットがあるように感じますが、フェイスが小さいズレた時にボールが飛ばないの筋力が必要ですし、真ん中に当てる技術がないとボールは飛ばないので、やはりその人の技術に合ったフェイスサイズを選ぶことが大切です。
初心者の場合
初心者の場合は、フェイス面積100inch以上がおすすめです。
ボールを飛ばしやすかったり、スイートスポットも広いので、かなり使い手に優しいラケットになります。
もし迷ってしまうならフェイス面積100inchを選ぶのが良くて、上級者でも100inchを使っている人は多いので、将来的にもラケットを長く使うことができます。
フェイスが小さいラケットを使いたいプレーヤー
- 体力、筋力が一定以上のプレーヤー
- 大会で上位を狙いたいプレーヤー
- 攻撃的なボールを打ちたいプレーヤー
- スピードボールを打ちたいプレーヤー
フェイス面積が100以下のラケットとなると上級者向けになってくるので、その他の要素も上級者向けになっていることが多いです。
ボールの飛びを考えると、筋力的にも技術的にも上級者の男性のみ扱えるのかなって思います。
フェイスが大きいラケットを使いたいプレーヤー
- 筋力に自信がないプレーヤー
- 楽にボールを飛ばしたいプレーヤー
- スイートスポットが広いのを使いたいプレーヤー
- ミスヒットを少なくしたいプレーヤー
フェイス面積が100inch以上あれば、特別に筋力が強くなくてもしっかりボールが飛んでくれます。
また真ん中に当てるのが難しい場合も、スイートスポットが広くなっているので安心して打つことに集中できます。
フレーム厚(フレームの幅)
フレーム厚はボールの飛びに関係していて、フレームが厚いラケットは反発性能が高くてボールが飛びやすく、フレーム厚が薄いラケットはボールの飛びが控えめです。
一見、フレームが厚い方がメリットがありそうですが、面がブレやすくコントロールが難しいや振動が大きいといったことがあります。
逆にフレーム厚が薄いラケットは、面のブレが少なくコントロールがしやすいメリットがありますが、筋力がある程度ないとボールを飛ばすことが難しいです。
初心者の場合
初心者の場合、まだスイングがしっかりしていないので、飛びやすいラケットを使う方がいいため、フレームが厚いラケットの方がいいです。
筋力的に薄くても大丈夫な人もいるかもしれませんが、真ん中に当てる技術がないはずなのでフレームが薄いラケットは難しいと思います。
フレームの厚さは24〜26mmのラケットを選びましょう。
厚いフレームを使いたいプレーヤー
- 体力、筋力に自信がないプレーヤー
- 楽にボールを飛ばしたいプレーヤー
- ポジションが後ろのプレーヤー
とくに筋力がないジュニア、女性、シニアの方はボールを飛ばすのが難しくなるので、フレームの厚いラケットを使うのがいいです。
筋力に自信があるわけでなくても、技術力があってボールを飛ばすことができる人、上級者などはフレームが厚くなくても大丈夫です。
薄いフレームを使いたいプレーヤー
- 体力、筋力に自信があるプレーヤー
- ボールの威力を重視するプレーヤー
- ボールの飛びが控えめがいいプレーヤー
フレームの薄いラケットは、上級者向けのものが多く、重かったりフェイス面積が小さかったりするので、全てのショットを難なくこなせる上級者におすすめです。
ストリングパターン(ガットの網目の本数)
ストリングパターンはガットの網目の細かさのことを言っていて、網目が細かいほど打感が硬くなりコントロールがしやすく、網目が荒いほどボールがよく飛ぶし回転もかかりやすいです。
打感が柔らかい方がいい人は網目が荒いラケットを選んだ方がいいし、コントロールを重視したい人は網目の細かいラケットを選んだ方がいいです。
初心者の場合
初心者の場合、ボールを楽に飛ばすことができた方がいいので、一般的に多く出回っている「16×19」を選んでおくのがいいと思います。
「16×19」より荒いラケットもありますが、数えるほどしかなく特殊なラケットになってくるので、荒いと言っても「16×19」を選ぶことになってくると思います。
網目が荒いラケットを使いたいプレーヤー
- 楽にボールを飛ばしたいプレーヤー
- 回転量の多いボールを打ちたいプレーヤー
- 相手のボールのパワーを利用して打ちたいプレーヤー
ストリングパターンが荒いほどガットのたわみが大きくなるので、ボールが飛びやすくなって楽になります。
スピン量の多いボールを打ちたい人も、ボールが引っかかりやすい網目の荒いラケットを選ぶことがおすすめです。
網目が細かいラケットを使いたいプレーヤー
- 体力、筋力に自信があるプレーヤー
- ボールの飛びが控えめがいいプレーヤー
- コントロールを重視するプレーヤー
ストリングパターンが細かいとガットがたわみにくくなるため、ボールの飛びが控えめになります。
そのため、筋力に自信がある人でないと扱いが難しくなります。
たわみが小さく反発性能が低いことで、ボールを潰して打つことができるため、重いボールを打ちたい人は網目の細かいラケットがおすすめです。
バランスポイント(ラケットの重心の位置)
バランスポイントは、ラケットの重心の位置のことで、大きく分けると3種類あります。
- トップヘビー(フレームの先端寄りに重心がある)
- トップライト(グリップ寄りに重心がある)
- ミディアム(フレームの中間に重心がある)
トップヘビーはラケットの重さを感じやすく、遠心力を利用したスイングができるのでパワフルなボールを打つことができます。
トップライトはラケットが軽く感じやすく、ラケットのコントロールがしやすい、振り抜きやすいです。
ミディアムは中間ということで、バランスポイントによる特徴はないので、オールラウンドにプレーしたい人向けって感じです。
初心者の場合
初心者の場合は、ミディアムのラケットを選んでおけば間違いありません。
ただ、人によっては軽いラケットじゃないと扱うのが難しい場合があり、軽いラケットはトップヘビーになっていることが多いので、その場合にはトップヘビーでもありです。
トップヘビーを使いたいプレーヤー
- 重いサーブ、ストロークを打ちたいプレーヤー
- 力に自信があるプレーヤー
トップヘビーはラケットを持っただけで重さを感じやすいのと、スイングしたらラケットに振り回されるので、ラケットに負けないためにもある程度の筋力は必要になります。
また、遠心力によるパワーを出しやすいのも、力強く重いサーブ、ストロークを打つための手助けになります。
トップライトを使いたいプレーヤー
- リターン、ボレーがメインのプレーヤー
- 筋力に自信がないプレーヤー
トップライトのラケットは軽くて操作がしやすく、素早い対応をしなければいけないリターンやボレーに適しています。
また筋力に自信がなくても振り抜きやすいので、スイングスピードをある程度速くすることも可能です。
グリップサイズ(グリップの太さ)
グリップサイズは、基本的には手のひらの大きさにあっているものを選ぶことが大切です。
サイズは1〜4があり、数字が大きいほどグリップが太くなっていきます。
グリップサイズの表記は、「cm」と「インチ」があります。
グリップ1 | グリップ2 | グリップ3 | グリップ4 | |
cm | 約10.5cm | 約10.8cm | 約11.1cm | 約11.4cm |
インチ | 4+1/8 | 4+1/4(2/8) | 4+3/8 | 4+4/8(1/2) |
グリップの適正な太さは、握った時に親指の母指球と薬指の間が指一本分空いているかが目安になります。
太すぎると手首が動きにくくラケットワークが難しくなります。
細すぎると握りやすく力みの原因になる可能性があります。
グリップの太さの微調整は後からできるのですが、太くするよりも細くする方が難しいので、選ぶときに細めを選ぶといいです。
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まとめ|最適なラケットを選んでテニス人生をいいものに
今回は、テニスラケットの選び方について解説してきました。
ラケットを決めるための要素としては、
- 重さ(フレームのみの重さ)
- フェイス面積(ラケット面の大きさ)
- フレーム厚(フレームの幅)
- ストリングパターン(ガットの網目の本数)
- バランスポイント(ラケットの重心の位置)
- グリップサイズ(グリップの太さ)
この6つを基準に選んでいけば、自分にぴったりのラケットが見つかるはずです。
自分にぴったりのラケットでテニスをすれば、上達も早くなって楽しくなってくるので、ぜひこれらの要素を基準にラケットを選んでみてください。
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