今回は、ウィルソン ブレード100 V8.0のレビューを書きました。
このラケットを一言で言うと、パワーを出しやすさとコントロールを武器に相手を崩していくラケットです。
本記事を読むことで、以下のことが分かります。
- 自分に合っているか
- ラケットを口コミ・評価
- どんな人に合っているか
- ガットは何にしたらいいか
- 最安値のショップはどこか
実際に使ってみて、「どんなガットを張ればいいか」、「どんな人に合っているか」などいろんな疑問の解決策がわかりました。
記事の前半ではスペックや特徴を、後半ではブレード100 V8.0の悩みに対する解決方法を書いています。
ブレード100 V8.0を購入の際には、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
ウィルソン ブレード100 V8.0のスペック
FORTYFIVE °テクノロジーが純しなり、縦しなりに加え、高い安定性実現させ、フィーリングとスピン性能、パワーとコントロール性能を発揮するBLADE V8。新搭載のDIRECTCONNECTにより、打球のフィーリングをより手元に感じやすく進化し、前作に比べて安定性が向上しています。ラケットのデザインは色のトーンが角度によって変わるペイントをテニス界で初めて採用。300g/100inch/32cmの黄金スペックのBLADE V8。
引用:ウィルソン
- フェイス面積:100inch
- 長さ:27.0inch
- 重量:300g
- バランスポイント:320㎜
- フレーム厚:22.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:1、2
- 推奨テンション:50-60p
- 素材:BLX+ブレイディッド・グラファイト
ブレード100は標準的なラケットそのもので、黄金スペックと言われるラケットになります。
黄金スペックとは、フェイス面積100inch、重さ300g、バランスポイント320㎜のラケットのことで、ブレード100はまさに黄金スペックど真ん中のラケットということです。
ブレード100の特徴としては、フレームが22㎜と極端に薄いわけではないのですが、めちゃくちゃしなってくれるのでコントロールが自在になって気分を味わうことができます。
ブレードは黄金スペックに分類されるラケットになるけど、フレーム厚がそこそこ薄くなっているので飛ばしづらく中級者以上向けのラケットって感じだね!
ウィルソン ブレード100 V8.0に搭載されているテクノロジー
FORTYFIVE(FEELFLEX)
“しなり”と“安定性”(パワーとコントロール)の相反する要素をかなえるカーボンマッピングテクノロジー。
BLADEは 柔かいフィーリングを追求する純しなりだけではなく、縦方向へのしなりも追求し、バーティカルスイングの際のボールの回転量をアップさせます。
DIRECTCONNECT
エンドキャップがハンドルのカーボンと直接繋っている事により、打球の感覚がより手元に伝わり易くなると同時に、ねじれに対する安定性がUPしています(BLADE V7比較)。
COLORSHIFTING DESIGN
見る角度によって色調が変わる、テニス界において初めて採用するデザイン。
BLADE V8は深いグリーン、メタリックなグリーンからコッパーへと様々なカラーへと変化をします。
テクノロジー解説動画
ブレードシリーズ使用選手
- チチパス
- カチャノフ
- デミノー
- ラオニッチ
ランキング上位を4名あげましたが、実は男女共にもっといます。
2023年時点で何人いるかはわかりませんが、トップ100の選手の中には20人以上も使っている選手がいて、ウィルソンと契約している選手の人気ナンバー1ラケットがブレードになっています。
YouTubeでプロの試合を見る機会も多いと思いますので、どんなラケットを使っているかもチェックしてみると面白いですよ。
ウィルソン ブレード100 V8.0を使った感想・レビュー
- 打球感:やや柔らかい
- スピン性能:やや強め
- ボールの飛び:普通
- 操作性:やや良い
- コントロール性:とても良い
打球感について
打球感については、やや柔らかめでした。
打ってみたらわかると思うんですけど、フレームのしなりが大きくてボールとの接触時間が長く取れるので、手のひらに感覚がしっかり伝わってくるイメージです。
V8.0で搭載されたテクノロジーとして、ダイレクトコンタクトがありますが、これによってより感覚が手元に伝わってくるみたいなので、じっくりボールを潰してから返球することがしやすくなったような気がします。
そのため、ずっしりとした打ち心地を感じることができます。
とはいえ、手首や肘にくるポリ特有の硬さみたいなのとは違うので、安心して使うことができます。
最近のラケットはフレームが厚めにできているから、それに慣れているとブレードのしなりにびっくりするかも!
でも柔らかい打球感に変わりはないから、慣れてくればメリットが大きいはず!
スピンについて
スピン性能については、結構よくかかります。
普通にラリーするだけなら必要最低限のスピンがかるし、グリグリにスピンをかけようと思えばしっかりかかってくれます。
ブレードのスピン性能に関してはしなりが大きく関係していて、球持ちが良くてボールをガット表面で転がすことができるんですよね。
しかも転がす時にボールもしっかり潰れてくれるから、スナップバックも起こりやすくてスピン性能の高さに繋がっているのかなって思います。
厚く捉えて打てばスピンはしっかりかかるため、大きくアウトするとかも少なくて使いやすいラケットだと感じました。
軌道の高いボールもショートクロスも打ちやすいので、スピン性能に対する評価は高めでした。
スピン系ラケットじゃないのにスピン性能が高いところがポイントだね!
ボールの飛びについて
ボールの飛びについてはいたって普通ですが、人によっては飛ばないと感じるかもしれません。
黄金スペックのラケットというと飛びが良いイメージがあると思うのですが、ブレードに関しては飛びが抑えめになっています。
そもそもフレームが薄いのが理由なんですけど、それでいてしなりもあるので、反発性能が低くなっています。
しっかり振り切っていかないとボールが浅くなってしまうので、振り切れる方に向いているラケットだなと思いました。
どうしても振り切れない時には軌道を高くしたりして、浅くならないように工夫する必要があります。
「黄金スペックを選べば間違いない!」とは言うけど、黄金スペックの中だとブレード100は飛ばない部類になるから、そこだけは覚えておいてね!
飛ばない理由については、こちらウィルソン ブレードが飛ばない理由と飛ばす方法で詳しく解説しています。
操作性について
操作性については、黄金スペックなだけあって使いやすいです。
フレームも薄くて支えやすかったです。
ブレードシリーズの中ではブレード100が一番軽く操作性もいいよ!
コントロール性について
コントロール性能については、かなり評価していい部分だと思います。
ラケットがめちゃくちゃしなるので球持ちが良く、フレームも薄めに作られているため飛びすぎもなく、コントロールを重視したラケットです。
黄金スペックのラケットってフレームが24㎜以上と厚いものが多い中、ブレードは22㎜と薄目のフレームになっているため、使いやすさの中でも抜群のコントロール力だと思いました。
黄金スペックが飛びすぎてしまうという方(男性)は、抑えの利いてコントロールがしやすいブレードはおすすめですね。
コントロールでいくとウィルソンにはクラッシュもあるから、比べてみるといいかも!
⇒ウィルソン クラッシュ100 V2.0 2022のレビュー・インプレ
ウィルソン ブレード100 V8.0の最安値
定価は、34100円
ネットショップは、27280円
ブレードは価格があがったね!
人によっては、もっとポイントが付く人もいると思うので、最安値で買いたい方は楽天市場のチトセスポーツで購入しましょう。
ウィルソン ブレード100 V8.0と前作ブレード100 V7.0の比較
ブレード100 V8.0 | ブレード100 V7.0 | |
フェイス面積 | 100inch | 100inch |
重さ | 300g | 300g |
長さ | 27.0inch | 27.0inch |
バランスポイント | 320㎜ | 320㎜ |
フレーム厚 | 22.0㎜ | 22.0㎜ |
ストリング・パターン | 16×19 | 16×19 |
スペックの変化はありませんね。
何が違うのかというと、ボールの飛びが良くなったように感じました。
近年のラケットは、より楽にボールを飛ばせるようにパワーアシストが施されているためか、V7.0よりもV8.0の方が良くて、ブレードってしっかり打たないと飛ばないイメージだったんですけど、使いやすくなっています。
ボールを飛ばしやすくするためにしなりが弱くなったかもしれませんが、使った感じではそこまでわかるほどの変化じゃないので、球持ち良く打つことができます。
しなりが弱くなってコントロール性能が微妙になったらブレードの特徴がなくなるからね!安心して使って大丈夫だよ!
ウィルソン ブレード100 V8.0の口コミ・評判
ウィルソン ブレード100 V8.0について、ユーザーはどんなことを感じたのか口コミを集めてみました。
良い口コミ
- ボールスピードが出る
- 弾く感覚が強くてボールが楽に飛ぶ
- スピンがかけやすく、サーブでも球種を打ち分けやすい
- ボールが浮かなくて安定して打てる
多くのユーザーがブレード100 V7.0からの変更だと思うけど、やっぱりパワーアシストが強くなっていて打ちやすくなったとコメントが多いね!
悪い口コミ
- パワーが控えめ
- グリップエンドの形が丸くて持ちづらい
グリップエンドの形が特徴的に(丸く)なって持ちづらい意見もあって、ぼぶも感覚を大事にしているタイプだから、グリップには角があった方がいいなとは思ったよ!
ブレードが難しい理由は、こちらウィルソン ブレードが難しいとされている理由と改善策3選で詳しく解説しています。
インプレ動画もあるよ
ウィルソン ブレード100 V8.0に対するQ&A
Q クラッシュ100と迷っています、どちらがいいですか?
どちらも共通するのがしなりですが、ブレードの方がしなるので飛びが悪いと思います。
簡単な分け方としては、以下が基準になります。
男性が⇒ブレード、女性⇒クラッシュ
ブレードのシリーズを見てみても、ブレード100より優しいモデルがないので、ほとんどの女性には扱いづらいと思います。
フレームの厚いラケットで飛びすぎてしまうなら、ブレードも選択肢に入れるのがいいでしょう。
クラッシュならボールも楽に飛んでくれるので、飛ばすのが大変な方や女性にも使いやすいよ!
また、クラッシュには軽いモデルもあるから、重さに悩んでるならクラッシュを考えてみてもいいかも!
Q ブレード98とどっちがいいですか?
ブレード98には2種類あって、ストリングパターンが16×19と18×20があります。
どっちにしても共通としていえるのが、さらにボールが飛ばなくなることです。
これはブレード100を使ってみてからしか決めることができませんが、「ブレード100だと飛びすぎてしまう」、「もっとコントロールを良くしたい」というのがあるなら、ブレード98を選択肢に入れてみましょう。
ブレード98は上級者向けなので、アマチュアでやってる分にはブレード100で十分だと思うけど、「バチバチに試合をしていきたい」「レベルの高い大会で勝ちたい」とか上の目標があるならブレード98にしてもいいかなと思うよ!
Q ガットの強さはどれくらいがおすすめですか?
ガットの強さは比較的弱めでいいです。
ラケットにパワーアシストがあるとは言っても控えめなので、楽にボールを飛ばしたいなら弱めに張りましょう。
しかもブレードにはルキシロンのガットが合うので、それもガットを弱く張る理由でもあります。
ぼぶの場合は、アルパワーと4Gがいいかなって思ったけど、その時は41pで張ったよ!
ウィルソン ブレード100 V8.0におすすめのガット
1.ルキシロン アルパワー
まず一番目に紹介したいのがアルパワーです。
アルパワーと言えば、トッププロの中でもウィルソンと契約している選手の中で70%以上の選手が使用していることで有名なガットです。
ということは、ウィルソンのラケットとアルパワーの組み合わせは相性が良い証拠でもあるので、アルパワーをおすすめします。
実際にアルパワーを使ってみると、違うガットと比較してスピードが速くバウンド後が伸びてくれるので、すごく使い心地はよかったです。
アルパワーが最有力候補になるけど、学生などのガットを2週間以内に切る人じゃないと伸びちゃって感覚が変わるから、2週間程度で張り替えられる人向きだね!
2.ルキシロン 4G
第二候補としておすすめしたいのが4Gです。
トッププロで使っている選手はチチパスやディミトロフが有名ですね。
4Gの特徴としては、スイートスポットに当てるほど柔らかく、スイングスピードを速くするほど柔らかく感じます。
アルパワーと一番違うところは、テンション維持性能にあって、1か月くらいはガットが伸びずに使えるので、頻繁に切れない方は4Gの方をお勧めいます。
ぼぶの場合は、社会人になり週一のテニスになったため、4Gの方が使いやすくなったよ!
練習環境や練習頻度によっても変わる部分だから、ガットをどの頻度で交換できるかが重要になってくるね!
3.ルキシロン 4Gラフ
第三候補としておすすめしたいのが、4Gラフです。
4Gと違う点としては、ラフ加工がしてある分たわみが出るので、柔らかい打球感を味わうことができます。
テンション維持性能もノーマルの4Gよりは劣りますが、ポリの中ではすごく性能が高いです。
もし4Gの打感が硬くて苦手という方は、4Gラフを試してみてはいかがでしょうか。
4Gが苦手という人でも、4Gラフなら使える人は結構多いから、4Gがダメだったときは考えてみてね!
番外編
ブレードはパワーアシストが少ないため、パワー(スピード、スピン)が補えるガットをおすすめします。
スピードのあるガットについては、ボールスピードが速くなるポリエステルガットのおすすめ10選を参考にしてください。
スピンのかけやすいガットについては、回転がかけやすい!スピン系ポリエステルガットのおすすめ10選を参考にしてください。
ウィルソン ブレード100 V8.0はこんな人におすすめ
- 球持ちの良いラケットを使いたい人
- スタンダードに程よいスピンをかけていきたい人
- トッププロの人気No.1ラケットを使いたい人
- パワーアシストが控えめなラケットを求めてる人
- しっかり振り抜いて打つことができる人
トッププロの中でも人気No.1ということで、みんなにおすすめしたいラケットなんだけど、パワーアシストが控えめで振っていかない飛ばないから、そこだけは注意したいところだよ!
おすすめできない人
- ボールを楽に飛ばしたい人
- 手のひらの感覚を大事にしたい人
パワーアシストが控えめということで、楽に飛ばしたい人(とくに女性)には使いづらいかな!
グリップエンドが変わった形をしているので、違和感を感じたり持ちづらさを感じるかも!
ウィルソン ブレード V8.0のシリーズ
ウィルソン ブレード98 18×20 V8.0
- フェイス面積:98インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:305g
- バランスポイント:320㎜
- フレーム厚:21.0㎜
- ストリングパターン:18×20
- グリップサイズ:2、3
- 推奨テンション:50~60p
- 素材:BLX+ブレイディッド・グラファイト
ウィルソン ブレード98 16×19 V8.0
- フェイス面積:98インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:305g
- バランスポイント:320㎜
- フレーム厚:21.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:2、3
- 推奨テンション:50~60p
- 素材:BLX+ブレイディッド・グラファイト
ウィルソン ブレード98S V8.0
- フェイス面積:98インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:295g
- バランスポイント:325㎜
- フレーム厚:21.0㎜
- ストリングパターン:18×16
- グリップサイズ:2、3
- 推奨テンション:50~60p
- 素材:BLX+ブレイディッド・グラファイト
ウィルソン ブレード100 V8.0
- フェイス面積:100インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:300g
- バランスポイント:320㎜
- フレーム厚:22.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:2、3
- 推奨テンション:50~60p
- 素材:BLX+ブレイディッド・グラファイト
ウィルソン ブレード100L V8.0
- フェイス面積:100インチ
- 長さ:27.0インチ
- 重量:285g
- バランスポイント:330㎜
- フレーム厚:22.0㎜
- ストリングパターン:16×19
- グリップサイズ:2、3
- 推奨テンション:50~60p
- 素材:BLX+ブレイディッド・グラファイト
ウィルソン ブレード100 V8.0のまとめ
ウィルソン ブレード100 V8.0についてまとめてきました。
ブレードはトッププロの男女ともに人気のラケットであり、現環境のNo.1ラケットだと思うので、ぜひ一般のプレーヤーの方にも一度使ってほしいと思います。
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