フォアハンドストロークを高い打点で打つコツとポイント、練習方法!

あなたは高い打点で打つことが得意ですか?苦手ですか?試合ではチャンスをしっかりポイントすることができていますか?

得意な人は素晴らしいですね。試合に勝つには、ポイントを積み重ねるしかありません。

しかし、チャンスボールをミスしてしまうところをよく見ます。

現実には苦手な人が結構多く、高い打点で打つことは少なくありません。

身長が低い日本人では、さらにこのシーンが増えます。スピンで返球されたら、避けられないことも多いです。

今回は、フォアハンドストロークで高い打点の打ち方、考え方について紹介したいと思います。

目次

高い打点で打てるようになるために

スイングして確認してみる

まずは高い打点を想定してスイングしてみましょう。胸の高さくらいが1番力が入りやすく、これ以上高くなると力が入りにくくなるので覚えておいてください。

どんな音がでましたか?

「ピュンッ」と高い音がしていれば、いいスイングができています。

次は腰の高さを想定してスイングしてみましょう。腰の高さは力が入りやすいので、1番いい音が鳴ります。

その音を目安にしましょう。

腰の高さと胸の高さでスイングの音は違いましたか?

ほとんどの場合は、腰の高さでスイングした方が、いい音が出ると思います。

音が違うのは、スイングが同じではないと言えます。

>>コート以外でも上達できる!素振りの効果的な練習方法

スイングが違う原因と改善

同じ音が出ない人は、力が入りすぎていることが原因です。

高い打点になればなるほど、力が入りづらくなるため、反射的に力を込める打ち方をしてしまいがちです。

高い打点は、ふかしてしまうことが多いので、押すように打つと表現されることがありますが、スイングはしっかりしましょう。

たしかに、押すようにスイングしますが、押すだけだと面は安定しますがスイングの鋭さはありません。

ですので、押す意識も持ちながらしっかり振っていきましょう。

>>フォアハンドはフルスイングで成長する!得られる効果とは?

返球のスピードに合わせる

高く弾むということは、スピンがかかっているか、軌道の高いボールのどちらかです。

どちらにしても、通常のショットよりは遅いですが、これが厄介で遅いボールはタイミングを取ることが難しくなります。

上手い人は、タイミングを合わせて高い打点でとらえることができますが、慣れていない人だとタイミングがずれてふかすか、チャンスボールになってしまうので、ボールのスピードに合わせる練習もしなければいけませんね。

遅いボールに慣れる

ラリーではスピードボールばかりだと思うので、体がそのリズムになっています。速いボールが来ても遅いボールが来ても対応が難しくなるのは、体に染みついたリズムがあるから。

朝起きる時間やおなかがすく時間、普段なにげなく生活の1つとなっているもの全ても、体が生活をリズムとして覚えているからなんですね。

そのため、そのボール以上のスピードが来ると振り遅れてしまったり、遅いボールだとミスをしてしまうのです。

まずは、時間に余裕があるので、リズムとタイミングがずれてしまうのを合わせる練習をします。

高い打点の打ち方

テイクバックで打点の高さに右手をセット

チャンスボールがきて打つポジションがコート内だったら、1発で決めにいけるはずです。

ここでしっかり決めるためには、テイクバックの時にラケットの高さを打点の高さに構えること。

そうすると、ボールに対してまっすぐにパワーをぶつけることができるので、スイングのエネルギーを全部ボールに伝えることができます。

一方で、打点に対して低く構えてしまうと、下から上のスイングになるためスピンがかかり、決めるための十分なスピードが出せませんので注意しましょう。

>>フォアハンドストローク 正しいテイクバックの作り方

体が流れないように上体をひねる

チャンスボールを打つ時には、決めたい気持ちが強すぎて、体が前に流れてしまいます。体が流れてしまうとバランスが崩れてしまうので、当然スイングもブレてミスにつながります。

これが一般のプレーヤーがミスする1番の原因です。

ここで上体をしっかりひねることによって、上体が前に流れるのを止めてくれる役割をします。体はブレているとひねることができませんからね。

逆に言えば、ひねることができているのなら体はブレていないことになります。

さらに、ひねりは大きなエネルギーを生み出すことにもつながるので、決めるための十分なエネルギーを作ることができます。

>>軸を使ったフォアハンドストロークを詳しく見る

肩の高さがもっとも最適

ネットの高さよりも高い打点で打つことがミスのリスクを減らせます。

しかし、打点は高い方がいいというわけではなく、高すぎるとコントロールできなくなるといったデメリットもあります。

もっとも高い打点でコントロールができる高さが肩の付近ということは覚えておいてください。

力のある人は、頭の高さで打つことも可能ですが、頭より高い打点では基本的は力が入らなくなるので注意しましょう。

打つ前に一瞬とまる

チャンスボールというのは、その名の通り、本来なら決められるボールのことを言います。

しかし、決めきれない人も多いというのは、何かがおかしいということなんですね。

まずはボールを正確にインパクトするために必要なのは、しっかり見ること。打つ前の一瞬だけ止まることによって、ボールをしっかり見ることができます。

これが正確なインパクトをするために必要です。

さらに、止まることができるようになると、相手の動きも見えるようになるので、動きやポジションを確認して打つことができるので、逆をつくこともできるんですね。

タイミングを合わせる練習

球出し練習でボールに合わせる

遅い球出し練習で、打つタイミングに合わせて準備します。

最初は時間をうまく使うことに慣れればいいので、強いショットはいりません。慣れてきたら威力を出すようにしましょう。

>>球出しのボールがうまく打てない方はこちらを参考に

フットワークを合わせる

タイミングを合わせるためには、フットワークもかなり重要です。

インパクトするまでに、必要な時間を足のステップで合わせます。決まったステップはないですが、人それぞれのリズムがあるので、それに合わせて動くことが大切です。

毎回同じ動きをするのは不可能ですので、ボールに合わせることで適切な足の使い方を覚えましょう。

>>コートカバーリングは足が速いだけじゃダメ!?

まとめ

高い打点はボールが遅いのにも関わらず難しいショットです。

スイングしづらく力の入りにくい打点ですが、ネットより高い打点でインパクトできることはたしかです。

自分にある時間で、どんなショットが打てるか決まりますが、攻めることができる打点なので、苦手と思わずにしっかりスイングできるようにしましょう。

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ぼぶ
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こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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