【テニス】フォアハンドの打ち方を超わかりやすく解説!【初心者もOK】

はじめまして。ブログの管理人のぼぶです!

このページでは「フォアハンドの打ち方」をどこよりもわかりやすく解説します。

私はブロガーになって時間に余裕ができ、テニスのことを考える時間が増えるようになりました。

2017年より、仕事よりテニスということ、常にテニスを優先して動いています。

そして、このようにテニスについてブログで語るという日々が続いています。

ぼぶテニ(ぼぶのテニスまとめ)を運営しているテニス馬鹿が、初心者でも簡単に理解することができるように、フォアハンドについて解説していきます。

  • フォアハンドの打点は?
  • 脱力の仕方は?
  • スピンはどうやってかけるの?

など、たくさんの疑問が解決できると思います。

レベル問わずどんなプレーヤーでも、今より上達することは可能なので、一緒にフォアハンドを強くしていきましょう。

目次

フォアハンドの重要性

フォアハンドはどのレベルでも一番重要になります。

サーブが重要とも言われますが、サーブはレベルが上がれば上がるほど重要になっていくので、初心者のレベルではいかにダブルフォルトをしないかの方が重要です。

それでフォアハンドが一番重要ということですが、レベルがまだ低い初心者の試合では、決めることよりミスの方が多くなるため、いかに安定してフォアハンドを打つことができるかがポイントになってきます。

基本レベルが低いほど、一発で決めることはできないので、スピードを出せるか、スピンをかけられるか、コントロールして走らせるか、というのが大切になってきます。

このように何かしらフォアハンドでできれば、相手にミスをさせることができるので、ポイントを取りやすくなるってわけなんですね。

そして、みんなに共通して言えることなんですが、フォアハンドは強くしやすいので武器になりやすいです。

サーブ、フォア、バック、ボレーといろんなショットがありますが、7割以上の人がフォアハンドが得意と答えると思います。

そのため、フォアハンドを強く打てるかどうかで試合の勝ち負けが決めってくることも少なくありません。

一方で、フォアハンドは利き手側になるのでフォームが固定しづらく、不安定になる要素もあり、なかなか安定したフォアハンドにならないという人も多くいます。

武器にもなりやすいし、弱みにもなりやすいということで、どちらにしてもフォアハンドが勝敗の鍵になってくることは確かな事実です。

プロの試合を見てみると、チャンスボールならどこからでも決めることができるよね!
逆にフォアハンドのミスが多い時は、試合の負けに直結している・・・
フォアハンドで主導権が握れるか、ポイントを失うかで試合の流れもかなり変わってくるよ!

おさらい!フォアハンドの打ち方の一連の動作

初心者に向けてフォアハンドの基本の動きを説明していますので、初心者じゃなければとばしてOKです。

まずは、フォアハンドの一連の動作をおさらいとして手順で紹介します。

  1. 構える(相手を見る)
  2. スプリットステップを踏む(相手が打つ時)
  3. 左足を直地して、右足をボールがくる方向に向けて着地する
  4. ボールに近づく
  5. 上体を横に向けて構える
  6. 右足を決めてテイクバック(ボールの後ろ)
  7. 左足を出す
  8. 体重を移動させる(右足⇒左足)
  9. スイングを始める
  10. フォロースルーで右足を前に出す
  11. 相手を見て構える

この1~11までの動作を一連の流れでやるのがフォアハンドです。

少し細かいように感じますが、できるようになると当たり前のようにやっていることです。

もっと細かく書きたい気持ちもありますが、これ以上はテクニック的な感じになってしまうので、この11の手順にまとめました。

もちろん強い人も当たり前のようにやっていることなので、ここが当たり前にできるようになって、脱初心者ってところですかね。

本当に基礎だからある程度身につければOK!
あとは少しずつ改善していこう!

フォアハンドの打ち方のコツ

フォアハンドの一連の動作ができるようになったら、いよいよ打ち方に入ります。

フォアハンドの基本的な打ち方は回転運動で、遠心力を最大限に使ってエネルギーを生みだし、ボールに伝えていきます。

打ち方のコツを簡単に説明すると

  • テイクバックで左肩を入れる
  • 股関節を入れて上半身をひねる
  • 軸足で地面を蹴る
  • フォロースルーで前に押し出す

この4つのポイントを余すことなく、フォームの中に取り入れられれば、あなたのフォアハンドは確実に安定してきます。

では、一つずつ説明してきます。

1.テイクバックで左肩を入れる

テイクバックでは左肩を入れましょう。

左肩が入るかどうかでスイングと相手からの見え方が変わってきます。

左肩が入ることで、スイングに十分なひねりが生まれるため、十分なスイングスピードを保つことができます。

また、左肩が入ることによって相手から見ると、どっちに打ってくるのかコースを判別できなくなるといったメリットがあります。

肩を入れるだけでコースを隠せるのは大きなメリットなので、常に左肩を入れる意識でテイクバックをしていきましょう。

2.股関節を入れて上半身をひねる

そしてテイクバックでは股関節を入れて上半身をひねりましょう。

股関節を入れて上半身をひねることで、溜めを作ることができます。

1番の肩を入れるにもつながってくるので、股関節を入れて構えることはかなり重要です。

あとは先ほども説明したように、スイングスピードとコースを隠せるメリットがあるので、常に股関節も入れられるようにしたいですね。

股関節を入れるに関しては、フォアハンドを上達させるコツは股関節と回転運動で解説しています。

3.軸足で地面を蹴る

強いショット打ちたければ、軸足で地面を強く蹴る必要があります。

軸足で地面を蹴ることで股関節が元に戻り、運動連鎖のエネルギーをスイングに伝えることができます。

地面を蹴らなくてもいいですが、それだと股関節を入れた意味がなくなるのと、強いフォアハンドにならないので注意してください。

スクエアスタンスで左足に体重移動していく打ち方にも、オープンスタンス右足を軸に回転する打ち方にも共通して言えることなので、しっかり地面を蹴って、ボールにパワーをぶつけていきましょう。

4.フォロースルーで前に押し出す

フォロースルーではできるだけ前に押し出すようにスイングしましょう。

スイングのエネルギーは打ちたい方向にまっすぐに押すことで、ボールに力を伝えることができます。

フォアハンドは体の回転で打つため、前にスイングしないと一瞬で体に巻き付く方向にエネルギーを使ってしまいます。

それと、打点が点で捉えることになりコントロールが難しくなるので、少しでもストライクゾーンを広げるためにもラケットは前に押し出すように、大きなフォロースルーになるといいです。

押すがわかりにくい方は、【ストローク】「押す」がわかりにくいのは感覚的表現。物理的表現はスイング軌道がストレート。を参考にしてください。

フォアハンドの打ち方を覚えるための練習方法

フォアハンドの打ち方を身につける方法としては、以下の練習が参考になります。

  • 前からの手出しで打点を見つける
  • 後ろからの手出しで打点を前にする感覚を磨く(体重移動の練習も含む)
  • ラケットで出したボールを打つ
  • ミニテニスで相手の打ったボールで打点の確認
  • ロングラリーで打ち合いのボールに慣れる

前からの手出しで打点を見つける

まずは基本の手出しのボールを打つ練習からしていきます。

この練習は一番最初にやりたい練習で、簡単にできる練習ですが、しっかりやっとかないと後の練習に続かないので、時間をかけて入念にやります。

気を付けるポイントとしては、インパクトで力の入りやすい打点を見つけることです。

いろんな打点で打ってみるとわかりますが、力が入りやすいポイント、力が抜けるポイント、窮屈なポイントというのがわかるようになってきます。

答えを言うと、力が入りやすいポイントは前になるので、打点はある程度前で打っていきましょう。

手出しだとわかりにくいけど、実際に相手が打ったボールを打ち返そうとすると、打点は前じゃないとパワー負けするから、前で打つ意識を大切にしよう!

後ろからの手出しで打点を前にする感覚を磨く(体重移動の練習も含む)

次の練習は、後ろからの手出しです。

後ろからボールを投げてもらい、ボールを追いかけるようにして打つ練習になります。

気を付けるポイントは、しっかり追いついて体重移動を使いながら打つことです。

この練習をやることで、4つのメリットがあります。

  • ボールに対して向かっていくクセ
  • 体重移動を使いながら打つ
  • 打点を前にする
  • フォロースルーが大きくなる

この4つの能力が身につくので、ぜひやってもらいたいです。

球出しのコツとかも必要ないから、コーチとかいなくても簡単にできるよ!

ラケットで出したボールを打つ

2番で4つの能力を身につけたら、ラケットで出したボールを打っていきます。

ボールに向かっていける、打点を前にすることができるはずなので、しっかり振り抜いていけるはずです。

気をつけたいポイントは、手出しと違ってボールが速いので、早めの準備をすることです。

素早い準備ができれば、そこから足を前に出して体重移動していく時間ができるため、必ずボールの後ろに入れるように意識してやっていきましょう。

待って打つのもいいけど、しっかりパワーを伝えて打ちたいから、できるだけ体重移動を使って打てるのが理想だよ!

ミニテニスで相手の打ったボールで打点の確認

続いては、実際に相手の打ったボールに対して、ちゃんと打てるかを確認していきます。

まずはミニテニス、サービスボックスで打ち合うところからやっていきます。

気をつけたいポイントは、大きくスイングしなくていいから打点を前にする意識で、力の入る打点でインパクトできているかを確認することです。

打点よりも30cmくらいのテイクバックでいいので、とにかく打ちやすい打点でしっかり捉える意識で打っていきます。

打点がしっかりしてないと、ネットやアウトなどコントロールが不能になるから、すごく繊細な練習だよ!

ロングラリーで打ち合いのボールに慣れる

最後に、ロングラリーで実際に打ち合っていきます。

ミニテニスの距離が長いバージョンだと思えばよくて、時間がある分テイクバックはしっかりするし、しっかり振り抜いていきます。

気をつけたいポイントは、素早く打点に入り、体重移動を使って前で捉えていくことです。

パワー負けしないためには、体重移動を使って前で打ったいくことが重要ですが、ボールが来るまでに行わないといけないので、素早くボールの後ろに入ることが一番重要になります。

試合本番は、コートを一面守らないといけないから、ロングラリーをするときには確実にボールの後ろに入れるくらい余裕を持って動けるようになるといいよ!

フォアハンドのグリップ⇒悩んでいるなら厚く握ろう

続いてはフォアハンドのグリップなんですけど、「自分はこのグリップでやっていく!!」と決めている人は読まなくて大丈夫です。

グリップの握り方にはとくに決まりがなく、どれがいいとか悪いとかもありません。

「グリップはなんとなくこれだし、なににしたらいいかわからない」って人は、厚めに握ることをおすすめします。

厚く握るメリットは、

  • スピンをかけやすい
  • 高い打点にも対応しやすい

などがあります。

逆に熱く握るデメリットは、低い打点が打ちにくくなることです。

しかし日本の場合、砂入り人工芝コートでの試合が多いしボールは滑って低いんですが、平均身長が高くないので低い打点ってそんなに難しくないんですよね。

そう考えると、高い打点はしっかり打ち込んでいきたいので、厚いグリップにしたほうがいいのではないかと思います。

フォアハンドを上達させる方法

フォアハンドを上達させる方法については、本当にいろんな方法があります。上達というか強化ともいいますね。

どれをやればいいとかじゃなくて、ポイントを絞って極めていくことが何より重要になってきます。

強くする方法は4つあって、1から順に難しくなっていきます。

1.回転運動を強める

1つ目は、回転運動を強めるです。

回転運動を強くすることによってスイングスピードが上がり、フォアハンドが全体的に強くなります。

回転運動を強くする方法は、ブレない軸を作って体を一気に回す!これだけ。

たったこれだけですが、すごく大事なんでやってみるとびっくりしますよ。

2.スピン量を増やす

2つ目は、スピン量を増やすです。

スピン量を増やすことによって、バウンドした後のボールに伸びをプラスすることができます。

伸びるボールは相手にとって打ちづらいので、フォアの強さを感じさせることができるでしょう。

また、ボールも急降下していくためアウトが減り、安定感が増すといったメリットもあります。

スピンのかけ方を詳しく書いています↓

3.脱力してスイングする

3つ目は、脱力してスイングするです。

脱力することで無駄な力みがない分、シャープに鋭いスイングが可能になります。

ただ、この技術は中級者でも習得に時間がかかるので、簡単に覚えられるわけではありません。

ですが、覚えた時にはフォアハンドの全性能がレベルアップするはずです。

脱力のコツはこちら【テニスの極み】フォアハンドを脱力して打つコツを解説を参考にしてください↓

4.ボールを潰して打つ

4つ目は、ボールを潰して打つです。

ボールを潰すことができれば、ボールを操るようにコントロールができるようになります。

スピン量、スピード、コントロール性能、すべてが自由自在にできるようになるので、フォアハンドそのものの次元が変わると思います。

プロはほとんどのボールを潰して打っているので、コントロール良いミスしないし、強いボールになっていますよね。

潰して打つコツは、

  • スイングスピードを速く
  • 厚く当てる

の2つが重要になってきます。

詳しくは、こちらボールを潰す技術は5%以下!?3つのポイントで習得せよ!を参考にしてください。

まとめ|フォアハンドの打ち方のコツ

フォアハンドの打ち方から上達させる方法までを解説してきました。

やることはいたってシンプルなんですけどね、それを可能とするにはやることがいっぱいあります。

フォアハンドは1番打ちやすいショットなので、武器にしやすいんですよね。

とにかく、フォアハンドも奥が深いので、時間を確保して練習していってもらえればと思います。

ぜひ、なにかしらフォアハンドを強くするヒントになれば嬉しいです。

最後にフォアハンドのよくある質問をまとめてあるので、ぜひ見ていってください。

【Q&A】フォアハンドの打ち方でよくある質問

Q:打点を一定に保つ方法はありますか?

あります。

早くボールの後ろに行くことによって、最適な打点にむけて構えることができます。

ただ、多くの場合は、相手によって崩されてしまうので、正確に自分の思っている打点で打つことはできません。

なので、できるだけ早く動いて、最適な打点への最後の一歩を合わせられるようにすることが大切です。

Q:スピンを打とうとすると回転だけになってしまいます

当たりが薄いのが原因ですね。

スピンをかける時でもボールに対してはフラットに入って、ボールがガットから離れるときにスピンをかけるイメージをするとうまくいきやすいです。

ボールを後ろから押すイメージだと厚く当てることができます。

Q:どのラケットでも同じように打つことはできますか?

どのラケットでも同じように打つことができます。

ただ、人によってラケットの使いやすい使いにくいは出てくると思いますので、そういった意味では自分に合っているラケットを選んだ方が上達しやすいはずです。

Q:インパクトの時に面はかぶせた方がいいですか?

インパクトの時はラケットが地面に対して垂直がいいです。

スピンをかけるときには少しくらいならかぶせてもOKですが、面の角度としては80~90°に抑えるようにしてください。

Q:体の回転がうまく使えません

股関節のひねりとひねり戻しを使うと自然と回転するようになります。

テイクバックするときにも、体が横を向くぐらいひねって準備しましょう。

Q:独学でもフォアハンドを強くすることはできますか?

独学でも十分強くすることはできます。

YouTubeにたくさんのコーチング動画があるので、自分に合うものを見つけるのがおすすめです。

Q:エッグボールの打ち方を教えてください

エッグボールはスピンとスピードを両立したものです。

スイングスピードが速くなると、自然とエッグボールを打つことができます。

Q:ソフトテニスと同じように打っても平気ですか?

似てるようで全然違います。

ラケットヘッドは必ずボールの下から入り、上に抜けていくようにスイングしましょう。

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こんにちは、ぼぶです。
テニス歴は13年です。
年間300本のガットを張っています。
最高成績は学生の頃、関東大会本戦選手に勝ったことです。市民大会ではオープンクラス優勝経験あり。
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