フォアハンドの高い打点ってバックハンドほどではないけど難しいと思います。
チャンスボールを含めてフォアの高い打点で打てる時って主導権を握りやすいはずなんですけど、強打できなかったりミスしてしまうケースは多いですよね。
そんな悩みを解決できる内容になってるので、できそうなものに挑戦していただけたらと思います。
フォアハンドの高い打点を打つコツ(ポイントは2つだけ)
フォアハンドの高い打点は難易度はそんなに難しくなく、うまく打つためのコツは2つしかありません。
ひざを曲げてパワーを溜める
1つ目はひざを曲げてパワーを溜めましょう。
高い打点は力の入りづらいところでして、スイングスピードは上がりにくいです。
スイング自体に自分から力を入れるわけではなくて、体の構造的に力が入らないので脱力の問題とかじゃありません。
そして、この力の入りにくさをカバーしてくれるのが足のパワーです。
スイングするときに少し蹴るくらいは誰でもやってると思うんですけど、高い打点で打つために低く入るのって難しくてできてる人が少ないんですよね。
腰付近の高さで打てる時には体の回転運動だけでも十分なパワーがスイングに伝わるのですが、高い打点だとスイングスピードが出ないからミスする人は多いです。
本来ならネットの高さを無視して打てるのに、強打のコントロールがきかない原因も力の入りにくさにあります。
肩の高さで打つボールでもジャンプすれば腰付近に近づけることはできますよね。
ひざを曲げることで少しジャンプした形でインパクトできるため、実質打点が低くなるというメリットもあります。
ラケットは高い位置にテイクバックする
このポイントも高い打点を打つ際には必須です。
高い打点で打つ時にはネットは気にしなくていいので、スピンをかける必要はありません。
それに高い打点でスピンをかけるのは難しいです。
肩の位置までは自然とラケットが上がっていくわけですが、高い打点では無理やりかけるという形になってしまいます。
高い打点ではスピンをかけないことの方がメリットが大きいため、テイクバックは打点と同じ高さにラケットをセットしましょう。
高い打点の成功率を上げるためのコツ(3つの注意点)
高い打点を打つための基本のコツは2つですが、成功率を上げるためのポイントが3つほどありますので、余裕がある方はこちらも抑えておきましょう。
肩より高い打点にしない
高い打点は力が入りにくくスイングスピードが上がらないということは理解していただけたと思いますが、肩よりも高くなると格段に窮屈なスイングになります。
窮屈で力が入らないとボールを抑えることができなくなるため、さらに高い打点が難しく感じてしまうんですね。
目安としては肩の高さを限度にして高い打点の対応をしましょう。
スピンが強くてボールを弾ませてくる相手に対しては、ポジションを下げて返球するか、ライジングを使って対応するのがいいですね。
とにかく肩より高い打点で打たされるとピンチになる確率が高いため、成功率を上げるには肩より下で打つことを覚えといてください。
ライジングについては『フォアハンドのライジングの打ち方!簡単に打つコツがあった』にまとめています。
打点はかなり前に取る
打点は思ったよりもずっと前でOKです。
高い打点は少しでも遅れてしまうとホームランする可能性があるため、それを防ぐために打点を前に取ったほうがいいです。
ただ、そうすると前過ぎてしまう場面もあると思いますが、スイング軌道をまっすぐに保てればしっかりヒットできるはず。
ボールを30cm押すつもりでスイングすれば面のブレはなくなるため、力も入るしコントロールもききます。
慣れてきたら徐々にタイミングを合わせて、無駄なくハードヒットできるようにしていきましょう。
正確なインパクトについては『インパクトへの理解でショットの精度は上がる!詳しい説明と正確にインパクトできるコツ』にまとめています。
スピンはかけないこと
スピンをかけると力が入らなくなるし、せっかくの決め球にスピード不足になるかもしれないのでNGです。
しかもスピンをかけようとすることでフレームショットになる可能性も高まるんですよね。
高い打点はネットを無視できるから、安定感を求める必要はありません。
レベルが上がってきたら高い打点でもスピンをかけてボールを重くしてもいいですかね。
それはレベルが上がれば自然にやっていくものなので、今はスピンは考えなくていいです。
興味がある方は『重いストロークを打つための3つの条件!!1つでもかけたらボールは重くなりません。』をどうぞ。
ポイントを押さえたら後は勇気だけ!
2つのポイントと3つの注意点を紹介しました。
その要点ができたら、あとは勇気をもって打ちにいくだけなんですよね。
「打つ!」という勢いはスイングスピードを速くできるため、パワーが伝わりやすく成功率アップにつながります。
最初は自信がなくて振り切るのが難しいと思いますが、それが高い打点の習得を遅れさせてしまうことにもなるので、勇気をもって回数打って身につけてください。
高い打点が強い理由を『胸の高さが1番強いストロークになる理由』にまとめてあるので、興味がある方は読んでみてください。
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